間取り・住宅設備

家事室は必要?注文住宅で後悔しない間取り・広さ・使い方

本記事はプロモーション(PR広告)を含みます。

注文住宅の間取りを考えていると、「家事室を作ると家事が楽になるのでは?」と気になることがあります。

家事室は、アイロンがけや書類整理、裁縫、家計管理、洗濯物をたたむ作業などをまとめて行えるスペースです。専用の一室だけでなく、キッチンやランドリーの一角に小さな家事コーナーを設ける方法もあります。住宅会社の実例でも、家事室は洗濯・アイロン・事務作業など複数の家事を行う場所として提案されています。

一方で、

「作ったけれど物置になった」

「アイロンは結局リビングでする」

「家事室より収納を増やせばよかった」

「狭くて椅子を引けない」

と後悔する可能性もあります。

家事室は、すべての注文住宅に必要な部屋ではありません。

重要なのは、「家事専用の部屋が欲しい」から考えるのではなく、現在どこで行っている家事を新居ではどこへ移したいかから逆算することです。

この記事では、家事室のメリット・デメリットから、ランドリールームとの違い、広さ、キッチン・洗面・ファミリークローゼットとの位置、カウンター、収納、コンセント、将来の使い方まで詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 家事室は必須の部屋ではない
  • 何の家事をするか先に決める
  • 家事室とランドリールームは目的を分ける
  • 独立した一室にしなくてもよい
  • キッチン横は書類整理に使いやすい
  • ランドリー横は洗濯作業と相性がよい
  • カウンターの奥行きより作業内容を優先する
  • 椅子を引くスペースまで確認する
  • アイロン用コンセントを忘れない
  • プリンターを置くなら電源と収納も必要
  • 書類収納は深すぎない方が使いやすい
  • 家族共用にするか専用にするか決める
  • 家事室を作って収納不足にしない
  • 将来ワークスペースへ転用できるか考える
  • 「専用室」より「家事コーナー」が合う家庭もある

結論|家事室は「毎週する作業」が3つ以上あるなら検討

家事室を作るか迷ったら、まず現在の生活で家事に使っている場所を書き出してください。

例えば、

ダイニングテーブル

  • 学校プリント確認
  • 郵便物整理
  • 家計簿
  • 書類記入

リビング

  • 洗濯物をたたむ
  • アイロンがけ
  • 裁縫

キッチン

  • 献立確認
  • 日用品管理
  • 書類の一時置き

となっている家庭なら、それらをまとめる家事スペースを作る価値があります。

反対に、

  • アイロンをほとんど使わない
  • 洗濯物はハンガー収納
  • 書類はスマートフォンで管理
  • 在宅勤務もしない

家庭では、独立した家事室を作っても使用頻度が低くなる可能性があります。

判断基準は、

「家事室が欲しいか」ではなく、「そこでする作業が週に何回あるか」

です。

毎週繰り返す作業が複数あり、それらを一か所へ集めることでLDKが散らかりにくくなるなら、家事室を検討する価値があります。

家事室とは?

家事室とは、家事に関連する作業を行うためのスペースです。

住宅会社の事例では、

  • 洗濯
  • アイロンがけ
  • 裁縫
  • 書類整理
  • 家計管理

などに使う空間として紹介されています。

必ず独立した個室である必要はありません。

例えば、

独立型

家事専用の一室

キッチン型

キッチン横にカウンターと収納

ランドリー型

洗面・ランドリー内に作業台

ホール型

廊下やホールの一角にカウンター

などがあります。

家事室と家事コーナー

家事室という言葉から、

「2~3畳の個室が必要」

と思うかもしれません。

しかし実際には、

カウンター

収納

コンセント

だけでも家事スペースとして使えます。

床面積が限られる住宅では、専用室より家事コーナーの方が使いやすい場合もあります。

ランドリールームとの違い

似ていますが、目的を分けて考えると分かりやすくなります。

ランドリールーム

主に、

  • 洗う
  • 干す
  • 乾かす
  • たたむ

など洗濯中心のスペースです。

家事室

洗濯だけでなく、

  • アイロン
  • 書類整理
  • 家計管理
  • 裁縫
  • PC作業
  • 日用品管理

などを行う多目的スペースです。

第145記事では室内干し、第146記事ではリビング収納を扱っているため、第149記事では「家事を行う作業場所」に焦点を当てます。

【関連記事:室内干しスペースはどこがいい?注文住宅で後悔しない場所と広さ

家事室のメリット

LDKを散らかしにくい

家事室がないと、

  • 郵便物
  • 学校書類
  • アイロン
  • 裁縫用品

などがダイニングテーブルへ集まりやすくなります。

家事専用の場所があれば、

作業途中の物をLDKに残さなくて済む

のがメリットです。

作業を途中で止めやすい

例えばアイロンがけをしている途中で夕食時間になった場合、

ダイニングで作業

全部片付ける必要がある

家事室

そのままにして後から再開できる

という違いがあります。

これは家事室の大きなメリットです。

書類をまとめやすい

住宅では、

  • 郵便
  • 学校書類
  • 保険書類
  • 住宅関係書類
  • 取扱説明書

など、多くの紙類があります。

家事室へ、

  • 未処理
  • 処理済み
  • 保管

の収納を作れば管理しやすくなります。

プリンターを置きやすい

学校関係や仕事などでプリンターを使う家庭なら、家事室にまとめる方法があります。

LDKからプリンターを隠しやすいのもメリットです。

アイロン台を出しっぱなしにできる

専用スペースなら、毎回、

収納

アイロン台を出す

作業

片付ける

という手間を減らせる場合があります。

使用頻度が高い家庭ほど便利です。

家事室のデメリット

床面積を使う

最大のデメリットです。

2畳の家事室を作れば、その2畳は、

  • LDK
  • パントリー
  • ファミリークローゼット
  • 洗面
  • 個室

には使えません。

限られた延床面積では、本当に専用室が必要か慎重に考えましょう。

物置になりやすい

家事室が使いにくい位置にあると、

「とりあえず置いておく部屋」

になりやすくなります。

  • 段ボール
  • 日用品
  • 季節用品

などが増え、肝心の作業机が使えなくなる場合があります。

家事室へ行くのが面倒

例えば、

キッチン

LDK

廊下

家事室

と遠い場所では、書類整理のためだけに移動するのが面倒です。

結果としてダイニングテーブルで作業するようになります。

家事室で重要なのは広さより位置です。

何をするか決めないと使わない

「家事室」という名前だけ付けても、

  • 何をする
  • 何を置く
  • 誰が使う

が決まっていなければ活用しにくくなります。

家事室で何をする?

採用前に作業を具体化しましょう。

アイロンがけ

家事室と相性のよい作業です。

必要なのは、

  • 作業台
  • アイロン
  • コンセント
  • アイロン待ち衣類
  • アイロン後衣類

を置く場所です。

洗濯物をたたむ

ランドリー近くなら便利です。

洗う

干す・乾燥

家事室でたたむ

収納

という流れになります。

ただし、

そもそも洗濯物をたたむ家庭なのか

も考えてください。

ハンガーのままクローゼットへ収納する家庭なら、大きなたたみ台は不要かもしれません。

裁縫

子どもの学校用品、ボタン付けなどで使います。

裁縫用品は細かい物が多いため、引き出し収納があると整理しやすくなります。

学校プリント整理

子育て家庭では使用頻度が高くなりやすい作業です。

例えば、

玄関

ランドセル

ダイニング

家事室収納

という流れを考えます。

第146記事のリビング収納と役割を分けることが重要です。

【関連記事:リビング収納は必要?注文住宅で後悔しない位置・奥行き・中身

郵便物の整理

郵便物を、

玄関

ダイニング

へ置く家庭なら、玄関から家事室までの動線も考えてみましょう。

家計管理

パソコン・書類・電卓などを使う家庭なら、家事室を簡易デスクとして利用できます。

献立・買い物管理

キッチン横なら、

  • 食材在庫
  • レシピ
  • 買い物リスト

などを確認する場所にもできます。

在宅勤務

家事室を在宅勤務と兼用する方法があります。

ただし仕事用に使うなら、

  • オンライン会議
  • 背景
  • 照明

なども考える必要があります。

完全な仕事部屋が必要なら、家事室兼用が本当に適しているか検討してください。

家事室はどこがいい?

最適な場所は主な用途によって変わります。

キッチン横

書類整理や家計管理をするなら候補になります。

料理の合間に、

  • 学校書類
  • 家計簿
  • 献立確認

などができます。

キッチンから見える位置

家事室を完全な個室にせず、

キッチン

家事カウンター

とする方法もあります。

移動が少ないのがメリットです。

キッチン横の注意点

油・水などを使うキッチンのすぐ近くなので、書類やPCをどこまで近づけるかは考えましょう。

また、家事カウンターを作ることで、

  • パントリー
  • 食器棚

の壁が減らないかも確認してください。

パントリー内

パントリーの一角へカウンターを作る方法もあります。

食品管理と書類整理を近くで行えます。

ただし、

収納スペースを家事デスクへ使う

ことになるため、パントリー本来の収納量が足りるか確認してください。

【関連記事:パントリーは必要?注文住宅で後悔しないキッチン収納の作り方

ランドリー横

洗濯関連の家事が中心なら非常に相性がよい配置です。

例えば、

洗濯機

乾燥

家事カウンター

ファミリークローゼット

とできます。

洗濯をたたむなら近い方がよい

乾いた洗濯物を家事室まで何mも運ぶなら、カウンターをランドリー側へ作った方が合理的な場合があります。

ファミリークローゼット横

洗濯物をたたむ・アイロンする用途なら、

家事室

ファミリークローゼット

を近づけると収納しやすくなります。

【関連記事:ファミリークローゼットは必要?注文住宅で後悔しない収納動線

リビング横

家族の様子を見ながら作業したい場合に向いています。

特に子どもが小さい時期は、

家事室

LDK

子ども

を見渡せる配置が便利です。

リビング横の注意点

扉がない場合、

  • PC
  • 書類
  • 文房具

などがLDKから見える可能性があります。

生活感を隠したいなら収納扉なども考えます。

玄関近く

郵便物・宅配書類などの整理が中心なら候補になります。

ただし洗濯・キッチン家事が中心なら遠くなる可能性があります。

第144記事の玄関ホールと合わせて帰宅動線を考えましょう。

【関連記事:玄関ホールは必要?注文住宅で後悔しない広さ・視線・動線

2階に作る?

2階寝室中心で、

  • 洗濯
  • クローゼット

も2階なら便利な場合があります。

反対にキッチンが1階なのに書類管理中心の家事室を2階へ作ると、使用頻度が下がる可能性があります。

2階リビングなら?

第142記事のように2階リビングなら、キッチン・ランドリー・家事室を同じ階へ集めることもできます。

【関連記事:2階リビングは後悔する?注文住宅で失敗しない間取りと生活動線

家事室の広さは?

全国共通の正解はありません。

何をするかによって必要スペースが変わります。

重要なのは、

畳数ではなく、机+椅子+収納+人が動くスペース

を確認することです。

カウンターだけなら小さくできる

書類整理・家計管理が中心なら、大きな部屋は不要な場合があります。

壁面に、

  • カウンター
  • コンセント

を設けるだけでも使えます。

アイロンなら作業面が必要

アイロンがけをする場合は、

  • 衣類を置く
  • アイロンを動かす

ための広さが必要です。

カウンター幅だけでなく奥行きも確認しましょう。

洗濯物をたたむなら広めの台

衣類を広げるため、書類作業より広い面が必要になります。

普段どのようにたたんでいるか確認してください。

椅子を置くなら後ろも必要

図面では机の奥行きしか見ないことがあります。

実際には、



椅子

人が座る

後ろを人が通る

スペースが必要です。

椅子を引いた状態を図面へ入れる

既存の着工前チェック記事では、家具・家電を実寸で図面へ入れ、通路や建具との干渉まで確認することを重視しています。家事室でも同じ方法が有効です。

家事室のカウンター

家事室の使いやすさを左右します。

確認するのは、

  • 高さ
  • 奥行き
  • コンセント
  • 足元

です。

立って作業する?

アイロン・洗濯物整理などは立って行う家庭があります。

その場合、座ってPC作業する机とは適した高さが異なる場合があります。

座って作業する?

書類整理・PC作業なら椅子を使います。

主な用途を決めずに、

一般的な机の高さだから

という理由だけで決めないようにしましょう。

立ち作業と座り作業を兼用?

両方行うなら、どちらを優先するか決めます。

使いにくい中間高さにしてしまうより、主用途を決める方がよい場合があります。

既製家具でもいい?

造作カウンターを作らず、市販の机を置く方法もあります。

メリットは、

  • 将来移動できる
  • 買い替えできる
  • 家事室を別用途へ変更しやすい

ことです。

造作カウンターのメリット

空間に合わせてサイズを決めやすく、壁面を有効活用できます。

一方、簡単には移動できません。

将来の使い方を考えて選びましょう。

コンセントは何に使う?

家事室では電源を使う物が多くあります。

例えば、

  • アイロン
  • PC
  • プリンター
  • スマートフォン
  • タブレット
  • デスクライト
  • ミシン

です。

アイロン専用の位置を見る

アイロンを使う場所とコンセントが離れていると、コードが作業スペースを横切ります。

カウンター上・横など、使いやすい位置を設計担当者へ相談してください。

プリンター用コンセント

プリンターを収納棚へ入れるなら、その収納内部に電源が必要になる場合があります。

USB充電も考える?

スマートフォン・タブレットを置くなら充電方法を考えます。

具体的な設備仕様は住宅会社と相談してください。

【関連記事:注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方

家事室の収納

家事室は収納が非常に重要です。

置く可能性があるのは、

  • 書類
  • 文房具
  • アイロン
  • ミシン
  • 裁縫用品
  • 洗濯用品
  • プリンター用紙
  • 日用品

などです。

書類収納は浅めでも使いやすい

書類や文房具は、奥行きが深すぎると奥へ重なります。

第146記事のリビング収納と同じように、一覧しやすい奥行きが使いやすい場合があります。

大型用品と分ける

アイロン台など大型品は高さが必要です。

浅い棚

書類・文房具

縦長収納

アイロン台・掃除用品

のように分けると整理しやすくなります。

可動棚を検討する

家事室の用途は家族の成長で変わります。

子育て中
学校書類

子ども独立後
趣味・仕事

となる可能性があります。

可動棚なら収納物の変化へ対応しやすくなります。

家事室に窓は必要?

必須ではありません。

長時間PC作業をするなら自然光を取り入れたい場合もあります。

一方で窓を作れば、

  • 吊戸棚
  • カウンター上収納

に使える壁が減ります。

第135記事と同じように、目的のない窓を増やさないことが重要です。

【関連記事:注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方

窓の外から見えない?

家事室に、

  • 書類
  • PC

などを置く場合は、外から室内が見えるか確認しましょう。

照明を確認する

家事室では細かな作業をすることがあります。

  • 書類
  • 裁縫
  • アイロン

など、用途から照明位置を考えてください。

デスクライト用電源

作業面を明るくしたい場合は、デスクライトを使う可能性があります。

新築時に電源位置を考えておきます。

家事室に扉は必要?

用途によります。

扉あり

  • 生活感を隠せる
  • 作業途中を残しやすい

扉なし

  • 出入りが楽
  • 家族の様子を確認しやすい

という違いがあります。

作業途中を隠したいなら便利

書類や洗濯物を広げた状態でも、扉を閉めればLDKから見えません。

これは専用家事室の大きなメリットです。

引き戸なら開けっぱなしにできる

家事中は開け、来客時は閉める使い方もできます。

ただし引き込み壁には、

  • スイッチ
  • コンセント
  • 収納

などを配置しにくい場合があります。

扉を付けて閉鎖的にならない?

小さな家事室を完全個室にすると、圧迫感を感じる場合があります。

長時間使う予定なら実物でサイズを確認しましょう。

家族共用にする?

家事室という名前でも、一人だけが使う必要はありません。

例えば、


家事


子どもの勉強

休日
在宅勤務

という共用スペースにもできます。

スタディスペース兼用

子どもが小さい間は、

  • 宿題
  • 読書

に使い、成長後は家事・仕事に戻す方法もあります。

家族全員が使うなら収納を分ける

家事用品と子どもの学用品を同じ棚へ混在させると散らかりやすくなります。

場所を分けましょう。

PC作業兼用

家計管理だけでなく、ちょっとした在宅勤務にも使えます。

ただしオンライン会議が多い場合は、個室性や音を確認します。

家事室とリビング収納どちらを優先?

限られた床面積では重要な比較です。

家事室

作業する場所

リビング収納

物をしまう場所

です。

「LDKが散らかる」という悩みの原因が収納不足なら、家事室を作るよりリビング収納を増やす方が効果的な場合があります。

家事室とパントリーどちらを優先?

食品・家電が多い家庭ならパントリーの優先順位が高い場合があります。

家事室を作った結果、

「食品を置く場所が足りない」

となれば本末転倒です。

家事室とランドリーどちらを優先?

洗濯が最大の家事負担なら、家事室よりランドリーを充実させる方が満足度が高い場合があります。

既存サイトでも、家事動線ではキッチン・洗面・洗濯・収納の移動をまとめて考えることを重視しています。

【関連記事:家事動線の良い間取りとは?注文住宅で失敗しない考え方

専用室を作らない方法

家事室を諦める必要はありません。

「部屋」ではなく「場所」を作ります。

キッチン横カウンター

必要面積を抑えやすくなります。

ランドリーカウンター

洗濯物をたたむ・アイロンする作業をまとめられます。

リビング収納内デスク

扉を開けたときだけ使える家事カウンターを検討できる場合があります。

廊下・ホール

通路を広めに取ってカウンターを設ける方法もあります。

ただし椅子を出した状態で家族が通れるか確認してください。

【関連記事:廊下なしの間取りは後悔する?注文住宅で失敗しない作り方

家事室を作って後悔する例

1.キッチンから遠い

書類整理目的なのに使わなくなります。

2.ランドリーから遠い

洗濯作業に使うはずが移動が面倒になります。

3.狭すぎる

椅子を引けず、棚も開けにくくなります。

4.広すぎる

家事室のためにLDKや収納を削ってしまいます。

5.コンセントが足りない

PC・プリンター・アイロンを同時に使えません。

6.収納がない

カウンターの上に物が積み上がります。

7.用途を決めていない

最終的に物置になります。

家事室が向いている家庭

次のような家庭は検討しやすいでしょう。

  • 書類整理が多い
  • 学校プリントが多い
  • アイロンを頻繁に使う
  • 裁縫をする
  • PCで家計管理する
  • 在宅勤務も少しする
  • 洗濯物をたたむ場所が欲しい
  • LDKへ家事用品を出したくない

慎重に考えたい家庭

次の場合は、専用室より小さな家事コーナーも比較してください。

  • 延床面積が小さい
  • 収納不足
  • アイロンをほとんど使わない
  • 乾燥後そのままハンガー収納する
  • 書類が少ない
  • ダイニング作業でも困っていない
  • 個室書斎が別にある

家事室の将来を考える

子育て期間に便利な家事室でも、20年後には用途が変わります。

例えば、

子育て中

学校書類・アイロン

子ども独立後

趣味・PC・読書

などです。

趣味室へ転用できる?

  • 裁縫
  • 手芸
  • 読書

などへ使えるよう、設備を固定しすぎない方法もあります。

在宅ワークへ転用

カウンター・電源があれば仕事スペースとして使える場合があります。

収納へ転用

将来収納室として使う可能性もあります。

ただし収納専用としては棚配置が合うか確認してください。

家事室を固定しすぎない

造作家具を全面に作り込むほど、現在は便利でも将来用途変更しにくくなります。

可動棚や市販家具も比較してください。

完成見学会で確認する

家事室は図面だけでは「狭い・広い」を判断しにくいため、実物を見ることをおすすめします。

カウンター前へ座る

実際に椅子へ座り、

  • 背後

の余裕を確認します。

椅子を引いてみる

椅子を引いた状態でも、

  • 通路
  • 収納

を使えるか確認します。

棚へ手を伸ばす

カウンター上収納が高すぎないか確認してください。

プリンターを置く場所を見る

本体が入るだけでなく、

  • 用紙を入れる
  • 印刷物を取る

動作まで確認します。

住宅会社へ聞きたい10の質問

1.この家事室で何をする想定ですか?

用途を明確にします。

2.専用室である必要がありますか?

家事コーナー案と比較します。

3.キッチンから何歩ですか?

書類・家計管理なら重要です。

4.ランドリーから何歩ですか?

洗濯作業なら重要です。

5.カウンターの高さ・奥行きは?

作業内容に合うか確認します。

6.椅子を引いても通れますか?

実寸で確認します。

7.コンセントはいくつありますか?

機器数を確認します。

8.何を収納する想定ですか?

棚計画を確認します。

9.将来別用途へ変更できますか?

長期利用を確認します。

10.同じ広さの家事室を見学できますか?

実物で判断します。

家事室チェックリスト

用途

  • アイロン
  • 洗濯物をたたむ
  • 裁縫
  • 学校書類
  • 郵便物
  • 家計管理
  • PC作業

のどれをするか決めた

使用頻度

  • 毎日使う作業を確認した
  • 毎週使う作業を確認した
  • 月1回以下の作業だけになっていない
  • 現在どこで作業しているか確認した

場所

  • キッチンとの距離を確認した
  • ランドリーとの距離を確認した
  • ファミリークローゼットとの距離を確認した
  • LDKとの距離を確認した

カウンター

  • 幅を確認した
  • 奥行きを確認した
  • 高さを確認した
  • 立ち作業か座り作業か決めた
  • 椅子を引ける

収納

  • 書類収納
  • 文房具収納
  • アイロン収納
  • 裁縫用品収納
  • プリンター用紙収納
  • 日用品収納

を決めた

電気

  • アイロン用コンセント
  • PC用コンセント
  • プリンター用コンセント
  • スマホ充電
  • 照明

を確認した

建具・通路

  • 扉を開けても椅子に当たらない
  • 収納扉を開けられる
  • 家族が通れる
  • 引き戸の引き込み壁を確認した

将来

  • 子ども独立後を考えた
  • 在宅勤務へ転用できる
  • 趣味室へ転用できる
  • 収納へ変更できる
  • 造作を固定しすぎていない

よくある質問

家事室は必要ですか?

すべての家庭に必要ではありません。

書類整理、アイロン、洗濯物をたたむ作業などを頻繁に行い、その作業がLDKへ広がって困っている家庭では検討する価値があります。

家事室とは何をする部屋?

アイロン、洗濯関連作業、裁縫、書類整理、家計管理などを行う場所です。住宅会社の事例でも、洗濯やアイロンだけでなく日々の事務作業などを行うスペースとして紹介されています。

ランドリールームとの違いは?

ランドリールームは洗濯中心、家事室は書類・アイロン・裁縫・PC作業なども含む多目的スペースと考えると分かりやすいでしょう。

家事室は何畳必要?

全国共通の正解はありません。

何をするか、カウンター・収納・椅子がどれだけ必要かから決めてください。

1畳程度でも作れる?

専用室ではなくカウンター型なら、小さなスペースでも計画できる場合があります。

重要なのは畳数より作業寸法です。

キッチン横がいい?

書類整理・家計管理・献立確認などが中心なら便利です。

洗濯関連作業が中心ならランドリー横の方が使いやすい場合があります。

洗面所の近くがいい?

アイロンや洗濯物をたたむ作業が中心なら相性があります。

収納までの距離も確認してください。

家事室に窓は必要?

必須ではありません。

長時間使用するか、収納壁をどれくらい確保したいかから判断してください。

コンセントは必要?

アイロン、PC、プリンター、ミシンなどを使うなら重要です。

使う機器を先に一覧化してください。

プリンターを置いてもいい?

便利ですが、本体サイズだけでなく給紙・排紙・用紙収納・電源まで確認してください。

家事室が物置になるのを防ぐ方法は?

用途を明確にし、各収納へ入れる物を先に決めてください。

「余った物を全部置く場所」にしないことが重要です。

家事室とリビング収納ならどちらが必要?

LDKが散らかる原因が物の収納不足なら、リビング収納を優先した方がよい場合があります。

作業場所不足なら家事室が有効です。

家事室とパントリーなら?

食品・調理家電収納が不足しているならパントリーを優先する方法があります。

どちらも床面積を使うため、毎日の使用頻度で比較しましょう。

家事室は在宅勤務にも使える?

短時間のPC作業なら兼用できる場合があります。

オンライン会議を頻繁に行う場合は音やプライバシーも確認してください。

将来使わなくなりませんか?

可能性はあります。

家事だけに用途を限定せず、PC・趣味・収納などへ変更できる計画にすると使い続けやすくなります。

完成見学会では何を見る?

カウンター前へ実際に座り、椅子を引いた状態で収納・扉・通路を使えるか確認してください。

まとめ|家事室は「部屋」より作業場所を考える

家事室には、

  • LDKを散らかしにくい
  • アイロンなどを途中で止めやすい
  • 書類をまとめやすい
  • 家計管理をしやすい
  • プリンターなどを隠せる
  • 洗濯作業をまとめられる

というメリットがあります。

一方、

  • 床面積を使う
  • 位置が悪いと使わない
  • 収納がないと散らかる
  • 広すぎると他の部屋を圧迫する
  • 用途を決めないと物置になりやすい

というデメリットもあります。

既存サイトの家事動線記事でも、家事を楽にするには単純に設備や部屋を増やすのではなく、キッチン・洗濯・収納などの移動を生活の流れとして確認することが重要です。

家事室を検討するときは、次を確認してください。

  • 現在どこで家事をしているか確認する
  • 家事室でする作業を決める
  • 毎日・毎週使うか確認する
  • キッチンとの距離を見る
  • ランドリーとの距離を見る
  • 収納との距離を見る
  • 専用室が必要か考える
  • 小さな家事コーナーと比較する
  • カウンター幅を決める
  • 奥行きを決める
  • 立ち作業か座り作業か決める
  • 椅子を引くスペースを見る
  • 書類収納を決める
  • アイロン収納を決める
  • プリンター位置を決める
  • コンセントを確認する
  • 照明を確認する
  • 窓の必要性を確認する
  • 扉を付けるか決める
  • LDK面積とのバランスを見る
  • パントリーとの優先順位を比較する
  • リビング収納と比較する
  • 将来の用途変更を考える
  • 完成見学会で実物を見る

特に住宅会社へは、次の7つを質問してください。

  1. この家事室では具体的に何をする想定ですか
  2. 専用室ではなくキッチンやランドリーの一角ではだめですか
  3. 主な家事場所から何歩で移動できますか
  4. カウンター・椅子・収納を実寸で入れても十分な広さですか
  5. アイロン・PC・プリンターを使うための電源は足りますか
  6. 家事室をなくした場合、収納やLDKをどれだけ広げられますか
  7. 同じ広さ・使い方の家事室を完成住宅で確認できますか

家事室で避けたいのは、

「家事が楽になりそうだから、とりあえず2畳作る」

という決め方です。

本当に必要なのは「家事室」という部屋ではなく、

家事をする人が、必要な物をすぐ取り出し、無理なく作業でき、途中でも片付けに追われない場所

です。

それが1~2畳の独立室かもしれません。

キッチン横の小さなカウンターかもしれません。

ランドリー内の作業台かもしれません。

注文住宅だからこそ、「家事室を作るか」ではなく、自分たちの家事に最適な作業場所はどこかという視点から決めましょう。

※家事室の適切な広さ・カウンター寸法・収納・コンセントなどは、家族の家事方法、間取り、採用設備によって異なります。畳数やSNSの施工例だけで決めず、現在行っている家事を一覧化し、机・椅子・家電・収納物の実寸まで確認したうえで住宅会社・設計担当者と検討してください。

関連記事: