
注文住宅のキッチン収納を考えていると、
「カップボードの奥行きは45cmで足りる?」
「電子レンジを置くなら奥行き65cmが必要?」
「奥行きを深くするとキッチンの通路が狭くならない?」
「55cmと65cmではどちらが使いやすい?」
と迷う方も多いでしょう。
カップボードは、食器を収納するだけではありません。
実際には、
- 電子レンジ
- 炊飯器
- トースター
- 電気ケトル
- コーヒーメーカー
- 食器
- 食品ストック
- ゴミ箱
など、キッチン周辺の多くの物をまとめて収納します。
そのため、カップボードの奥行きを「何となく45cm」で決めてしまうと、
「電子レンジが前にはみ出した」
「家電を置いたら作業スペースがほとんどない」
「65cmにしたら通路が狭くなった」
と後悔する可能性があります。
実際にメーカーによっても奥行きの選択肢は異なります。
Panasonicの現行キッチンでは、シリーズによってカップボード奥行きに650mm・450mm・383mmなどが用意されています。
また、クリナップではキッチンシリーズの一例として45cm・55cm・65cmの背面収納を用意しており、通路幅や収納量に合わせて選ぶ考え方を紹介しています。
この記事では、カップボードの奥行き45cm・55cm・65cmの違い、電子レンジなど家電との関係、通路幅、収納量、ゴミ箱、冷蔵庫との並びまで、注文住宅で後悔しない選び方を詳しく解説します。
この記事のポイント
- カップボードは奥行きだけで決めない
- 45cmは食器収納を中心に使いやすい
- 電子レンジを置く場合は家電実寸を確認する
- 55cmは収納量と通路幅のバランスを取りやすい場合がある
- 65cmは大型家電を置きやすい
- 奥行きを深くすると収納量は増える
- 深くするほどキッチン通路が狭くなる
- 引き出しを開けた状態も確認する
- 電子レンジの扉を開けた状態も確認する
- 炊飯器は蒸気とフタ開閉を確認する
- トースターの放熱スペースも確認する
- 家電の取扱説明書に必要な設置条件を確認する
- ゴミ箱をカップボード下へ入れるか決める
- ゴミ箱のフタが開く高さを確認する
- 食器量を確認する
- 食品ストックを入れるか決める
- 冷蔵庫と前面位置をそろえるか考える
- コンセント位置を家電配置から決める
- 通路幅とセットで決める
- 最後はショールームで実物を確認する
結論|カップボードの奥行きは「収納する物」と「通路幅」で決める

最初に結論です。
カップボードの奥行きは、
45cm・55cm・65cmのどれが一番優れているというものではありません。
おおまかには、
| 奥行き | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 40cm前後 | 食器中心・省スペース | 大型家電の寸法確認が必要 |
| 45cm前後 | 食器・一般的な家電収納 | 家電によっては前へ出る |
| 55cm前後 | 家電と収納量のバランス | 通路幅への影響を確認 |
| 65cm前後 | 大型家電・大容量収納 | 通路が狭くなる可能性 |
と考えると分かりやすいでしょう。
Panasonicではカップボード奥行きとして383mm・450mm・650mmの設定が確認できます。
クリナップでも、シリーズの一例として45cm・55cm・65cmを用意しています。
つまり、
「カップボードは45cmが標準だから45cm」
ではなく、
- 置く家電を決める
- 収納する物を決める
- 必要な奥行きを決める
- キッチン通路幅を確認する
という順番がおすすめです。
【関連記事:キッチンの通路幅は何cm?90cm・100cm・120cmの違いと決め方】
カップボードとは?

カップボードとは、キッチン背面などに設ける食器・家電収納です。
一般的には、
キッチン
↓
通路
↓
カップボード
という配置になります。
食器棚だけではない

新築では、
単なる食器棚
ではなく、
食器収納
家電置き場
食品収納
ゴミ箱収納
まで一体化させるケースがあります。
そのためカップボード選びでは、
何を収納するのかを先に決めること
が重要です。
奥行き45cmのカップボード
まず代表的なのが45cm前後です。
LIXILのノクトでは、カップボードや周辺収納に奥行45cmの設定があります。
シエラの収納プラン例でも奥行45cm系が採用されています。
45cmのメリット
通路を確保しやすい
カップボードを深くしすぎないため、キッチンとの間隔を確保しやすくなります。
食器を取り出しやすい
食器収納では、奥行きが深すぎると、
手前
↓
奥
の二列収納になりやすくなります。
45cm前後なら比較的管理しやすいでしょう。
LDKを圧迫しにくい
背面収納をコンパクトにできるため、限られたLDKでも採用しやすくなります。
45cmの注意点
最大の注意点は、
置きたい家電が収まるか
です。
特に電子レンジは機種によって奥行きがあります。
カップボード本体が45cmでも、
天板から家電が多少前へ出て使用する設計が可能な場合はありますが、壁との離隔距離や設置条件は家電ごとに異なります。
必ず採用予定家電の取扱説明書を確認してください。
「電子レンジが置けるらしい」で決めない
現在使っている電子レンジの、
- 本体幅
- 本体奥行き
- 本体高さ
- 扉開閉
- 放熱スペース
を確認します。
将来大型機種へ買い替える可能性も考えてください。
奥行き55cmのカップボード
メーカー・シリーズによっては55cm前後を選べます。
クリナップでは、ステディアの背面収納について45cmに加え55cm・65cmのタイプを用意し、通路幅や収納量に応じて選択する考え方を紹介しています。
55cmのメリット
45cmでは少し不安
65cmでは深すぎる
という家庭で中間案になります。
例えば、
- 電子レンジを置きたい
- 収納量も増やしたい
- 通路も確保したい
場合に比較しやすい奥行きです。
55cmの注意点
すべてのキッチンメーカー・商品に55cmがあるわけではありません。
採用予定商品で、
55cm
または近い奥行き
を選べるか確認してください。
奥行き65cmのカップボード
大型家電や収納量を重視する場合、65cm前後が候補になります。
Panasonicでは、現行シリーズのカップボード奥行きに650mmを選べるものがあります。
65cmのメリット
大型家電を置きやすい
電子レンジなど奥行きのある家電を設置しやすくなります。
収納量を増やせる
引き出しの奥行きも確保しやすくなるため、大きな物を収納しやすくなります。
作業台として使いやすい
奥行きがあるため、
料理の一時置き
買い物袋の整理
配膳準備
などにも使いやすくなります。
65cmのデメリット
最も注意したいのは、
通路幅が狭くなること
です。
例えば壁からキッチン本体までの距離が固定されている場合、
カップボード45cm
↓
65cm
へ変更すると、
単純計算では通路側へ20cm張り出します。
第176記事で解説したキッチン通路幅とのバランスが重要になります。
【関連記事:キッチンの通路幅は何cm?90cm・100cm・120cmの違いと決め方】
奥行きは深いほど収納力が上がる?
基本的には収納できる容積は増えます。
ただし、
収納量が増える=使いやすくなる
とは限りません。
深すぎる棚の問題
開き戸タイプで奥行きが深い場合、
手前に物
↓
奥にも物
となりやすくなります。
すると、
「奥に何を入れたか分からない」
状態になることがあります。
引き出し収納なら活用しやすい
深い収納でも、
引き出し
なら奥まで引き出せるため、収納物を確認しやすくなります。
カップボードは、
奥行き
だけではなく、
引き出しか開き戸か
も確認してください。
電子レンジを置くなら奥行き何cm?
一律に、
「電子レンジなら65cm」
とはいえません。
機種によって寸法が異なるためです。
必ず実機寸法を確認する
現在使っている電子レンジについて、
幅
奥行き
高さ
を測ります。
さらに重要なのが、
メーカーが指定する設置スペース
です。
本体が置けても、
左右
上部
背面
に必要な空間を確保できなければ、適切な設置になりません。
将来の買い替えも考える
注文住宅は数十年住む可能性があります。
電子レンジはその間に何度も買い替える可能性があります。
現在の機種がぎりぎり入る寸法ではなく、ある程度余裕を持たせる方法も検討してください。
冷蔵庫との奥行きをそろえる?
カップボード横へ冷蔵庫を配置する場合、
前面の出方
も確認しましょう。
大型冷蔵庫はカップボードより前へ出ることがあります。
前面を完全にそろえる必要はない
冷蔵庫だけ前へ出ても使用上問題ない場合があります。
しかし、
見た目
通路
扉開閉
に影響します。
図面へ実寸を書き込んで確認してください。
冷蔵庫の扉を開けた状態を見る
カップボード奥行きより重要になることもあります。
冷蔵庫を開ける
↓
人が後ろを通る
↓
キッチン作業者が振り返る
状態を確認します。
【関連記事:間取りノートの作り方|注文住宅の打ち合わせで後悔しないコツ】
炊飯器は奥行きだけでなく「上」を見る
炊飯器は本体が収まっても、
フタを開けるスペース
が必要です。
さらに炊飯時には蒸気が出ます。
上部の収納と干渉しないか
カップボード上部へ吊戸棚を設置する場合、
炊飯器のフタ
と、
吊戸棚
の位置関係を確認します。
スライド棚も候補
家電収納には、使用するときに炊飯器を手前へ引き出せるタイプがあります。
LIXILなどでも家電収納や蒸気排出ユニットを含む周辺収納が用意されています。
採用商品の仕様を確認してください。
トースターも設置条件を確認する
トースターは比較的奥行きが小さい製品もありますが、
高温になる家電です。
本体が置ける寸法だけでなく、メーカーが指定する周囲の空間を確保してください。
コーヒーメーカー・ケトルも忘れない
カップボード上には、
電子レンジ
炊飯器
だけではありません。
家庭によっては、
- トースター
- 電気ケトル
- コーヒーメーカー
- ホームベーカリー
などを置きます。
「全部並べたら置けなかった」を防ぐ
奥行きと同時に、
カップボードの幅
も決めてください。
カップボードの幅は何cm必要?
必要幅は置く家電と収納量によって異なります。
例えば、
電子レンジ
60cm
炊飯器
40cm
トースター
40cm
コーヒーメーカー
30cm
と並べる場合、それだけでかなりの横幅を使います。
実際には機器間の余白も必要です。
家電を横一列に並べる?
すべてをカウンターへ並べる必要はありません。
例えば、
電子レンジ
カウンター
炊飯器
家電収納
ケトル
パントリー
など、使用頻度に応じて分ける方法もあります。
カップボード下にゴミ箱を置く?
注文住宅で特におすすめしたいのが、
ゴミ箱位置をカップボードと同時に決めること
です。
後から、
「ゴミ箱を置く場所がない」
となりやすいためです。
分別数を確認する
自治体や家庭によって、
- 可燃ごみ
- プラスチック
- 缶
- ビン
- ペットボトル
など複数の分別が必要です。
何個のゴミ箱を置くか決めます。
ゴミ箱の高さを確認する
カップボード下へ入る高さだけでは不十分です。
フタを上へ開けるタイプなら、
フタを開けられる高さ
が必要です。
引き出し式なら前方スペースを見る
手前へ引き出すタイプなら、キッチン通路との関係を確認します。
ゴミ箱を出した状態で家族が通れるか見てください。
カップボード奥行きとキッチン通路幅の関係
ここが第180記事で最も重要なポイントです。
カップボードを深くすると、
収納は増える
一方で、
通路が狭くなります。
45cmから65cmなら20cm差
例えば、
壁
↓
カップボード
↓
通路
↓
キッチン
という配置で、
45cm収納から65cm収納へ変更すれば20cm差があります。
建物寸法が変わらなければ、その20cmは通路側へ影響します。
100cmの通路が80cmになる可能性
例えば、
45cmカップボード
通路100cm
だった設計を、
同じ位置のまま65cmへ変更すると、
通路80cm
相当になる可能性があります。
実際の寸法は設計条件によりますが、
カップボード変更時には必ず通路幅を再確認
してください。
クリナップでも、背面収納の奥行きを変えることで通路幅を調整できることを紹介しています。
通路幅だけで判断しない
通路100cm
と書かれていても、
カップボードの引き出しを開ける
↓
キッチンの引き出しも開ける
と、有効なスペースは大きく変わります。
引き出し同士がぶつからない?
カップボード側
と、
キッチン本体側
の大型引き出しを両方開けて確認します。
完全に同時開閉できる必要があるかも家族によって異なりますが、
少なくとも、
「開けると身体が挟まる」
状態は避けたいところです。
食洗機との干渉も確認
特にフロントオープン食洗機などでは、扉を大きく開きます。
カップボード引き出し
食洗機
通路
をセットで確認してください。
奥行き65cmならキッチンも広げればいい?
建物全体に余裕があれば、
キッチンスペースを広げる
方法があります。
しかし、
20cm広げる
ということは、
ダイニング
リビング
収納
など別の場所に影響する可能性があります。
LDK全体で比較する
おすすめは、
A案
カップボード45cm+通路110cm
B案
カップボード55cm+通路100cm
C案
カップボード65cm+通路90cm
のように、複数案を図面で比較することです。
奥行きを増やすなら本当に必要か考える
「収納が多い方が安心」
という理由だけで65cmにすると、
通路を20cm犠牲にする
可能性があります。
食器量や家電サイズを確認し、本当に必要か判断してください。
カップボードは高さも重要
奥行きだけで決めないようにしましょう。
カップボードには、
- 下台だけ
- 吊戸棚付き
- トール収納
- 家電収納
などがあります。
LIXILのノクトでは、複数のカップボード高さやカウンター高さを組み合わせる収納プランが用意されています。
吊戸棚は高すぎない?
収納量を増やすため天井近くまで収納すると、
最上段へ手が届かない
場合があります。
毎日使う物は手の届く位置へ
上段には、
来客用食器
季節用品
など使用頻度が低い物を置く方法があります。
カウンター高さも確認する
キッチン本体の高さを85cmにしたからといって、カップボードカウンターも必ず85cmが最適とは限りません。
電子レンジ
炊飯器
などの使いやすい高さから考えます。
【関連記事:キッチンの高さは何cmがいい?身長別80・85・90cmの選び方】
コンセント計画も同時に行う
カップボードを決めるときは、
家電配置=コンセント配置
までセットにしてください。
家電を書き込んでからコンセントを決める
例えば、
左
電子レンジ
中央
炊飯器・ケトル
右
コーヒーメーカー
というように配置します。
【関連記事:注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方】
コンセント口数だけでは不十分
キッチンでは消費電力の大きな家電を同時に使用することがあります。
必要な回路計画は住宅会社の電気担当者へ確認してください。
窓との干渉にも注意
カップボードを置く壁に、
窓
がある場合です。
大きな窓を付けると、
吊戸棚
トール収納
を設置できる壁が減ります。
【関連記事:注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方】
「キッチン背面に窓が欲しい」を先に決めない
まず、
カップボード
冷蔵庫
家電
を配置し、
残った場所に窓を設置できるか検討します。
収納と窓はセットで考えてください。
勝手口との干渉も確認する
キッチン横や背面へ勝手口を設置すると、
カップボードを置ける壁面が減ります。
例えば、
冷蔵庫
↓
勝手口
↓
カップボード
と分断されると、収納をまとめにくくなる可能性があります。
【関連記事:勝手口はいらない?注文住宅で後悔しない必要性と位置】
パントリーがあればカップボードは小さくていい?
必ずしもそうではありません。
パントリーとカップボードでは収納する物が違います。
カップボード
毎日使う、
- 食器
- 家電
- カトラリー
など。
パントリー
- 食品ストック
- 飲料
- 米
- 防災用品
など。
使用頻度で分ける
パントリーが広くても、
毎日使う皿までパントリーへ取りに行く
と不便です。
【関連記事:パントリーは必要?注文住宅で後悔しないキッチン収納の作り方】
カップボードの奥行きで後悔する5パターン
1.45cmにしたら電子レンジが大きかった
家電実寸を測らなかったケース。
2.65cmにしたら通路が狭くなった
収納量だけで決めたケース。
3.奥行きが深すぎて奥の食器を使わない
収納方法を考えていなかったケース。
4.ゴミ箱が入らなかった
収納だけで設計したケース。
5.家電を全部置いたらカウンターが埋まった
カップボード幅を確認しなかったケース。
45cm・55cm・65cmを選ぶ考え方
45cm前後がおすすめのケース
- 通路を広く取りたい
- 食器収納中心
- 家電の奥行きを確認済み
- LDKがコンパクト
55cm前後がおすすめのケース
- 45cmでは家電が不安
- 65cmほど収納量は必要ない
- 通路幅とのバランスを取りたい
- 対応商品がある
65cm前後がおすすめのケース
- 大型家電を置く
- 作業カウンターとして使う
- 大容量収納が欲しい
- 通路幅を十分確保できる
メーカーによって選べる奥行きが違う
ここも注意してください。
例えばPanasonicでは、カップボード奥行きとして383mm・450mm・650mmの設定があるシリーズがあります。
一方、クリナップではシリーズによって45cm・55cm・65cmなどの選択肢があります。
LIXILのノクトでは奥行45cmのカップボード・周辺収納が確認できます。
つまり、
メーカー名だけではなく採用するシリーズの商品図面を確認する
ことが重要です。
ショールームで確認すること
カップボードはカタログ寸法だけで決めないことをおすすめします。
1.電子レンジを置く位置
高さと奥行きを確認。
2.引き出しを全開にする
身体の位置を確認。
3.上段収納へ手を伸ばす
届くか確認。
4.ゴミ箱位置を見る
フタ・引き出しまで確認。
5.キッチンとの距離を体感する
振り返って食器を取る動作をします。
6.夫婦ですれ違う
二人で料理するなら重要です。
7.家電数を伝える
ショールーム担当者へ、
「電子レンジ・炊飯器・トースター・ケトルを置きたい」
など具体的に伝えてください。
カップボードを決める7ステップ
ステップ1|現在の収納量を確認
食器棚の中身を確認します。
ステップ2|持っていく家電を測る
幅・高さ・奥行きを測定します。
ステップ3|将来の家電も考える
買い替えサイズに余裕を持たせます。
ステップ4|奥行きを比較する
45cm・55cm・65cmなどを比較。
ステップ5|通路幅を確認する
図面上で測ります。
ステップ6|ゴミ箱・コンセントを決める
後回しにしません。
ステップ7|ショールームで実物確認
引き出し・家電・通路まで確認します。
カップボードチェックリスト
収納
- ☐ 現在の食器量を確認した
- ☐ 毎日使う食器を確認した
- ☐ 来客用食器を確認した
- ☐ 食品を収納するか決めた
- ☐ パントリーとの役割を分けた
家電
- ☐ 電子レンジの実寸を測った
- ☐ 炊飯器の実寸を測った
- ☐ トースターの実寸を測った
- ☐ 電気ケトルの位置を決めた
- ☐ コーヒーメーカーの位置を決めた
- ☐ 将来の買い替えも考えた
- ☐ 各家電の設置条件を確認した
奥行き
- ☐ 45cm前後を比較した
- ☐ 55cm前後を選べるか確認した
- ☐ 65cm前後を比較した
- ☐ 採用商品の実寸を確認した
- ☐ 深くした場合の通路幅を確認した
通路
- ☐ キッチンとの距離を確認した
- ☐ 一人で作業する場合を確認した
- ☐ 二人ですれ違った
- ☐ カップボード引き出しを全開にした
- ☐ キッチン引き出しとの干渉を確認した
- ☐ 食洗機との干渉を確認した
- ☐ 冷蔵庫扉との干渉を確認した
ゴミ箱
- ☐ 分別数を確認した
- ☐ ゴミ箱サイズを測った
- ☐ フタを開けられるか確認した
- ☐ ゴミ袋を交換できるか確認した
- ☐ 通路を塞がないか確認した
コンセント
- ☐ 家電ごとの使用場所を決めた
- ☐ 必要なコンセント数を確認した
- ☐ コンセント高さを確認した
- ☐ 家電でコンセントが隠れないか確認した
- ☐ 必要な電気回路を住宅会社へ確認した
周辺
- ☐ 冷蔵庫位置を確認した
- ☐ 冷蔵庫との前面位置を確認した
- ☐ 窓と干渉しないか確認した
- ☐ 勝手口と干渉しないか確認した
- ☐ パントリーへの動線を確認した
よくある質問
カップボードの奥行きは何cmがいい?
収納する食器・家電とキッチン通路幅から決めます。
45cm前後を基本にしつつ、大型家電や収納量を重視する場合は55cm・65cmなども比較するとよいでしょう。
メーカー・シリーズによって対応寸法は異なります。
カップボード45cmは狭い?
食器収納を中心に考えるなら有力な選択肢です。
LIXILなどでも45cm奥行きの周辺収納が用意されています。
ただし、電子レンジなどを置く場合は実寸と設置条件を確認してください。
電子レンジを置くなら65cmが必要?
必ず65cmが必要とは限りません。
電子レンジの寸法やメーカー指定の設置条件によって異なります。
採用予定家電を基準に判断してください。
55cmのカップボードはありますか?
商品によります。
クリナップではシリーズの一例として45cm・55cm・65cmの背面収納を用意しています。
奥行き65cmは深すぎますか?
大型家電や収納量を重視する家庭では使いやすい場合があります。
ただし45cmと比べ20cm深くなるため、キッチン通路幅への影響を確認してください。
奥行きが深いほど収納力は上がりますか?
収納できる容積は増えます。
ただし開き戸収納では奥の物が見えにくくなる場合があるため、引き出しなど収納方式も確認しましょう。
カップボードとキッチンの間は何cm必要?
使用人数や引き出し・冷蔵庫の位置によって異なります。
一人なら90cm前後、複数人で使うなら100~120cm前後などを出発点として検討できます。
【関連記事:キッチンの通路幅は何cm?90cm・100cm・120cmの違いと決め方】
カップボード下にゴミ箱を入れた方がいい?
使いやすい方法の一つです。
ただしゴミ箱本体の高さだけでなく、フタを開けるスペースや袋交換のしやすさも確認してください。
炊飯器はカップボード上で大丈夫?
採用する炊飯器とカップボードの仕様によります。
蒸気・フタ開閉・上部収納との距離を確認してください。
パントリーがあればカップボードは小さくてもいい?
食品ストックをパントリーへ移せるため小さくできる場合があります。
ただし毎日使う食器や家電まで離れたパントリーへ収納すると不便になる可能性があります。
カップボードと冷蔵庫の奥行きはそろえるべき?
必ずしもそろえる必要はありません。
ただし冷蔵庫だけ大きく前へ出る場合、見た目・通路・扉開閉への影響を確認してください。
カップボードの奥行きはいつ決める?
間取り確定前がおすすめです。
奥行きが20cm変わるとキッチン通路にも大きく影響するため、着工前の早い段階で決めてください。
まとめ|カップボードの奥行きは収納力より「家電+通路」で決める
カップボードの奥行きは、
45cm
55cm
65cm
など複数の選択肢があります。
メーカーによって設定は異なり、Panasonicではシリーズによって383mm・450mm・650mm、クリナップではシリーズの一例として45cm・55cm・65cmなどが確認できます。
ただし、
「65cmなら収納量が多いから一番いい」
とは限りません。
奥行きを深くすると、
収納量が増える
↓
大型家電を置きやすい
というメリットがある一方、
キッチン通路が狭くなる
というデメリットがあります。
特に、
45cm
↓
65cm
では20cm差があります。
この20cmは毎日使うキッチンでは小さな差ではありません。
おすすめの決め方は、
- 現在持っている家電を測る
- 将来買い替える家電も考える
- 食器量を確認する
- 45・55・65cmなどを比較する
- キッチン通路幅を確認する
- 引き出しを開けた状態を確認する
- 冷蔵庫の扉を開ける
- ゴミ箱を配置する
- コンセントを決める
- ショールームで実物を確認する
という順番です。
特に重要なのは、
電子レンジの奥行きだけでカップボードを決めないこと
です。
電子レンジ
炊飯器
トースター
ケトル
コーヒーメーカー
ゴミ箱
食器
まで実際に配置し、その状態で通路が何cm残るのか確認してください。
また、カップボードの奥行きを変更したら、
必ず間取り図のキッチン通路幅も再確認
します。
クリナップでも、背面収納の奥行きを変えることによって通路幅を調整する方法が紹介されています。
カップボードは完成後に大型家具のように簡単に交換する設備とは限りません。
注文住宅では、
「たくさん入る収納」
ではなく、
「使う物が入り、家電を安全に置けて、通路まで使いやすい収納」
を目指すことが、カップボード選びで後悔しないポイントです。
※カップボードの奥行き・高さ・収納仕様はメーカーや商品シリーズによって異なります。また、電子レンジ・炊飯器・トースター等には製品ごとに必要な設置スペースや使用条件があります。採用前に各商品の最新仕様書・取扱説明書を確認し、住宅会社・キッチンメーカーと調整してください。
関連記事:
- 注文住宅のキッチンの選び方|種類・高さ・収納で後悔しないコツ
- キッチンの通路幅は何cm?90cm・100cm・120cmの違いと決め方
- キッチンの高さは何cmがいい?身長別80・85・90cmの選び方
- アイランドキッチンは後悔する?油はね・収納・通路幅の対策
- ペニンシュラキッチンは後悔する?収納・油はね・通路幅の対策
- パントリーは必要?注文住宅で後悔しないキッチン収納の作り方
- 注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方
- 間取りノートの作り方|注文住宅の打ち合わせで後悔しないコツ
- 注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方
- 勝手口はいらない?注文住宅で後悔しない必要性と位置