住宅ローン・お金

住宅ローンのボーナス払いはやめた方がいい?後悔しない返済計画

本記事はプロモーション(PR広告)を含みます。

住宅ローンの返済額をシミュレーションしていると、

「毎月10万円は厳しいけれど、ボーナス払いを使えば8万円台にできそう」

「会社員だから年2回のボーナスを住宅ローンに回しても大丈夫?」

「ボーナス払いはやめた方がいいと聞くけれど本当?」

と迷う方は多いでしょう。

住宅ローンのボーナス払いとは、毎月の返済に加えて、年2回などのボーナス月に返済額を増やす方法です。毎月の返済額を抑えられるメリットがあります。

一方、ボーナスは毎月の給与ほど将来の金額が確定しているとは限りません。

業績悪化、転職、育児休業、働き方の変更などによってボーナスが減っても、住宅ローンの返済義務そのものが自動的になくなるわけではありません。

三菱UFJ銀行も、住宅ローンのボーナス払いについて、毎月返済額を抑えられる一方、ボーナスの減額・不支給やライフイベントによって負担が重くなるリスクを挙げています。

特に注文住宅では、

  • 建築費
  • 土地代
  • 教育費
  • 住宅修繕費

など、住宅ローン以外にも長期間にわたって支出があります。

そのため、

「ボーナスをもらえるから払える」ではなく「ボーナスが減っても返せるか」

という考え方が重要です。

この記事では、住宅ローンのボーナス払いの仕組み、メリット・デメリット、ボーナス返済あり・なしの違い、途中変更、繰り上げ返済との比較、後悔しない返済計画の作り方まで詳しく解説します。

この記事のポイント

  • ボーナス払いは毎月返済額を抑える方法
  • ボーナス払いを使っても借入元金そのものが減るわけではない
  • ボーナス支給額が減っても返済額が自動的に下がるわけではない
  • ボーナスを前提にしないと返せない住宅予算は慎重に考える
  • 会社員でも将来のボーナス額は保証されない
  • 転職・育休・退職も想定する
  • 教育費とボーナス返済が重なる可能性がある
  • ボーナスの大半を住宅ローンに使わない
  • 毎月払いだけの返済額も必ず確認する
  • ボーナス払いの上限・条件は金融機関によって異なる
  • 途中で割合を変更できる金融機関もある
  • 変更には審査・手数料等が必要になる場合がある
  • 繰り上げ返済の方が柔軟な場合もある
  • 生活予備費を残す
  • ボーナスなしでも家計が成立することを目標にする

結論|ボーナス払いは「なくても返せる人」が使う方が安全

最初に結論です。

住宅ローンのボーナス払いそのものが悪いわけではありません。

例えば、

  • ボーナスが比較的安定している
  • 毎月返済だけでも生活できる
  • ボーナスの一部だけを返済へ回す
  • 十分な貯金を残している

家庭なら選択肢になります。

一方、

ボーナス払いを使わなければ住宅ローンを返せない

という資金計画は慎重に考える必要があります。

三菱UFJ銀行も、ボーナス払いを検討する際の重要な基準として、「ボーナス払いを利用しなくても返済計画が成り立つか」を挙げています。

つまり、

毎月返済だけ
→無理なく払える

ボーナス
→余裕資金として使える

という状態が理想です。

【関連記事:住宅ローンで後悔する人の特徴|借りすぎを防ぐチェックポイント

住宅ローンのボーナス払いとは?

住宅ローンの返済方法には、大きく、

毎月払いだけ

毎月ほぼ一定額を返済する

毎月払い+ボーナス払い

通常月の返済に加え、年2回などのボーナス月に増額して返済する

という方法があります。

例えば、

毎月返済
8万円

ボーナス返済
20万円×年2回

なら、

通常月
8万円

ボーナス月
28万円

というイメージです。

実際の金額・返済月・利用上限は金融機関の商品条件によって異なります。

ボーナス払いを使うと毎月返済額を下げられる

ボーナス払いを併用すると、借入額の一部をボーナス返済分として振り分けるため、通常月の返済額を抑えられます。

三菱UFJ銀行も、ボーナス払いのメリットとして毎月返済額を抑えやすいことを挙げています。

ただし、

住宅ローン負担そのものが小さくなったわけではありません。

一部をボーナス月へ移しているだけです。

住宅ローンのボーナス払いは何%まで?

金融機関によって異なります。

三菱UFJ銀行では、一般的な住宅ローンのボーナス返済について借入額の一定割合以内に設定されるケースが多いと説明しています。

商品によって上限・単位・返済月などが違うため、

ボーナス返済へ何%まで振り分けられますか?

と利用予定金融機関へ確認してください。

ボーナス月は年2回?

多くの商品では半年ごとの増額返済となりますが、具体的な返済月は金融機関によって異なります。

「会社のボーナス支給月と必ず同じ日に返済できる」

とは限りません。

ボーナス払いのメリット

毎月の住宅ローン返済額を抑えられる

最も分かりやすいメリットです。

例えば毎月10万円の返済が必要な住宅ローンでも、一部をボーナス返済へ振り分ければ通常月の返済額を下げられる可能性があります。

そのため、

  • 毎月の生活費
  • 保育料
  • 教育費
  • 車費用

などを管理しやすくなる場合があります。

収入の多い時期に多く返済できる

勤務先から毎年安定したボーナスを受け取っている家庭なら、収入が多い月に住宅ローン返済を増やす考え方もできます。

例えば、

通常月
手取り35万円

ボーナス月
通常給与+ボーナス

という家庭なら、収入のタイミングと返済を合わせやすくなります。

毎月の固定費を見かけ上抑えられる

毎月の返済額だけを見ると負担が小さく見えます。

ただし、この点には注意が必要です。

住宅ローンを比較するときは、

毎月返済額だけではなく年間返済額

で確認してください。

ボーナス払いのデメリット

ボーナスが減っても返済額は残る

最も大きなリスクです。

ボーナスは、

  • 会社業績
  • 人事制度
  • 勤務実績
  • 働き方

などによって変わる可能性があります。

三菱UFJ銀行も、ボーナス払いの注意点として、ボーナスが減額または支給されなくなる可能性を挙げています。

例えば、

契約時ボーナス
70万円

10年後
30万円

となっても、住宅ローンのボーナス返済額が自動的に同じ割合で下がるわけではありません。

転職でボーナス制度が変わる可能性

現在の勤務先では、

夏60万円
冬60万円

でも、転職先では、

賞与なし

という可能性があります。

住宅ローンは30年以上返済することがあります。

現在勤務している会社の給与制度が返済期間中ずっと続くとは限りません。

育児休業・時短勤務

共働き家庭では、

出産

育児休業

時短勤務

などによって収入が変わる可能性があります。

ペアローンを組み、さらに双方のボーナス払いを大きくしていると、家計への影響が大きくなることがあります。

【関連記事:ペアローンはやめた方がいい?共働き夫婦の住宅ローンで後悔しない考え方

退職後にボーナスがなくなる

住宅ローン返済が定年後まで続く場合にも注意が必要です。

例えば、

60歳
定年

住宅ローン完済
70歳

なら、定年後10年間の返済方法を考える必要があります。

勤務中と同じボーナス収入を前提にはできません。

教育費と重なる

住宅ローン返済期間中には子どもの教育費が増える時期があります。

例えばボーナス時に、

住宅ローン
25万円

学費
30万円

車検・保険
15万円

などが重なる可能性があります。

ボーナスを住宅ローンだけに使えるとは限りません。

固定資産税などもある

住宅購入後には住宅ローン以外にも、

  • 固定資産税
  • 火災保険等
  • 修繕費

などが必要です。

「ボーナスは全部住宅ローンへ」

という計画では、ほかの支出に対応できない可能性があります。

家電の買い替えも重なる

10~15年住んでいると、

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 給湯器
  • 洗濯機

などの買い替えが重なることがあります。

まとまった出費へ備えるためにも、ボーナスの全額を住宅ローンへ固定しない方が家計の自由度は高くなります。

ボーナス払いは総返済額が増える?

条件によっては、毎月払いのみと比べて総返済額が増える場合があります。

三菱UFJ銀行も、ボーナス払いでは毎月返済部分の元金の減り方等によって、毎月払いのみと比較して総返済額が増えるケースがあると説明しています。

ただし差額は、

  • 借入額
  • 金利
  • 返済期間
  • ボーナス返済割合

によって変わります。

利用予定金融機関のシミュレーションで、

A案

毎月払いのみ

B案

ボーナス払い併用

を比較してください。

毎月返済額だけでは比較しない

例えば、

A案

毎月10万円
ボーナス0円

B案

毎月8万円
ボーナス15万円×年2回

なら、通常月だけを見るとB案が安く感じます。

しかし年間では、

A案
120万円

B案
126万円

です。

※単純な説明例であり、実際の住宅ローン返済計算ではありません。

住宅ローンは、

月額ではなく年間返済額

でも比較してください。

さらに総返済額を見る

住宅ローンシミュレーションでは、

  • 毎月返済額
  • ボーナス返済額
  • 年間返済額
  • 総返済額

をセットで見ます。

三井住友銀行の住宅ローンシミュレーションでも、毎月返済額だけでなく、ボーナス返済額・年間返済額・総返済額を確認できます。

ボーナス払いが向いている可能性がある人

例えば次のような家庭です。

  • ボーナスが比較的安定している
  • ボーナス返済なしでも住宅ローンを返せる
  • ボーナス返済割合を小さくしている
  • 十分な生活予備資金がある
  • 教育費等を別に準備している
  • 完済までの収入変化を考えている

慎重に考えたい人

次の場合は、ボーナス払いを使わない案も必ず比較してください。

  • ボーナスが業績連動
  • 年によって賞与額が大きく変わる
  • ボーナスがなければ住宅ローンを返せない
  • ペアローンを借入上限近くまで利用する
  • 教育費負担が今後増える
  • 貯金が少ない
  • 変動金利の返済増加にも余裕がない
  • 定年後まで返済が続く

変動金利+ボーナス払いは慎重に考える

変動金利では、将来の適用金利が変わる可能性があります。

そこへ大きなボーナス返済を組み合わせると、

  • ボーナス減少
  • 金利上昇

という2つの変化が同時に家計へ影響する可能性があります。

三菱UFJ銀行も、変動金利とボーナス払いを組み合わせている場合は慎重に検討した方がよいケースとして挙げています。

【関連記事:変動金利と固定金利どっちがいい?住宅ローン金利タイプの選び方

ボーナス払いを使わないメリット

毎月の家計が分かりやすい

毎月払いだけなら、

住宅ローン
毎月○万円

と固定しやすくなります。

家計管理がシンプルです。

ボーナスを自由に使える

ボーナスを、

  • 貯金
  • 教育費
  • 旅行
  • 住宅修繕
  • 繰り上げ返済

など、その時点で必要なものへ使えます。

収入減へ対応しやすい

ボーナスが減っても、住宅ローン返済額そのものは通常月と同じです。

余った年だけ繰り上げ返済できる

これは大きな違いです。

ボーナス払い

契約時から返済額を予定に組み込む

繰り上げ返済

余裕があるときだけ追加返済する

という違いがあります。

三菱UFJ銀行も、ボーナスを必ず返済に充てるのではなく、家計に余裕のある年だけ一部繰り上げ返済する考え方を選択肢として挙げています。

ボーナス払いと繰り上げ返済の違い

項目 ボーナス払い 繰り上げ返済
返済時期 あらかじめ設定 任意に行う
金額 契約条件による 金融機関条件内で選択
柔軟性 比較的低い 比較的高い
ボーナス減少時 負担になる可能性 実施しなければよい
毎月返済額 抑えられる 通常の返済額
将来変更 手続きが必要 その都度判断可能

余裕がある年だけ返す方法

例えばボーナス100万円を受け取った年に、

30万円
繰り上げ返済

30万円
教育費貯金

20万円
住宅修繕貯金

20万円
自由資金

と分けられます。

毎年住宅ローンへ固定するより柔軟です。

繰り上げ返済にも注意点がある

一方、

「ボーナスが出たら毎回全部繰り上げ返済」

もおすすめできません。

繰り上げ返済をすると手元資金が減ります。

【関連記事:頭金なしで注文住宅は建てられる?住宅ローンと諸費用の注意点

生活予備費を優先する

まず、

  • 生活費
  • 教育費
  • 住宅修繕費
  • 緊急資金

を確保します。

そのうえで余裕資金を返済へ回すのが基本です。

ボーナス払いは途中で変更できる?

金融機関・住宅ローン商品によります。

変更できる場合がありますが、

好きなときに自由に変更できるとは限りません。

三井住友銀行では、住宅ローン返済プランの見直しとして、毎月返済とボーナス返済の割合変更を案内しています。

ただし手続きや条件は金融機関によって異なります。

ボーナス返済をなくせる?

商品によって可能です。

フラット35では、収入等の変化に応じて審査を経たうえで、

「毎月払い+ボーナス払い」

から、

「毎月払いのみ」

へ変更できる制度があります。

さらに住宅金融支援機構は、ボーナス返済が負担になった利用者向けに、ボーナス返済の取り止めや毎月返済との内訳変更などの返済方法変更例を案内しています。

ただし毎月返済額は増える

ボーナス返済をなくした分は消えるわけではありません。

通常月へ振り替える場合、

毎月返済額が増える

ことになります。

住宅金融支援機構の変更例でも、ボーナス返済を取り止めた場合、毎月返済額が増える例が示されています。

変更は早めに相談する

返済が厳しくなってから放置せず、

  • ボーナス減額
  • 退職
  • 収入減
  • 病気

などがあれば早めに金融機関へ相談してください。

住宅金融支援機構も、返済が困難になった利用者向けに返済方法変更メニューを用意し、返済中の金融機関への相談を案内しています。

「払えなくなったら後で変更すればいい」は危険

返済方法変更には、

  • 申込み
  • 審査
  • 契約手続き

などが必要になる場合があります。

希望どおり変更できることが保証されているわけではありません。

最初から無理のない返済計画にしておくことが重要です。

ボーナス払いを決める前に見る数字

毎月の手取り

住宅ローン以外の生活費を引いても余裕があるか確認します。

年間ボーナス手取り

額面ではなく、実際の手取りで考えます。

最低だった年のボーナス

過去5年間程度を振り返れるなら、

最高額

ではなく、

少なかった年

を基準にする方が安全です。

教育費

子どもがいる家庭では、

  • 幼児期
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
  • 大学

と支出が変わります。

現在の教育費だけで判断しないようにしましょう。

車費用

注文住宅では車を所有する家庭も多いでしょう。

  • 車検
  • 自動車税
  • 保険
  • 買い替え

などもボーナス時期に重なる可能性があります。

住宅修繕費

新築直後は少なくても、将来は、

  • 外壁
  • 屋根
  • 給湯器
  • エアコン
  • 水回り

などの修繕・交換が必要になる可能性があります。

定年時点の残債

住宅ローンを借りるときは、

60歳・65歳時点で残高がいくら残るか

も確認してください。

ボーナス払いを使った返済例

例えば、

借入額4,000万円

返済期間35年

とします。

※以下は考え方を説明するための例で、実際の返済額ではありません。

A案

毎月返済だけ

毎月
11万円

ボーナス
0円

B案

ボーナス併用

毎月
9万円

ボーナス
12万円×年2回

とします。

一見すると、

9万円のB案

の方が楽に見えます。

しかし、

通常月8~9万円なら払えるが、ボーナス12万円を用意できない年がある

なら返済リスクが高くなります。

ボーナスが半分になった場合

例えば、

想定ボーナス
60万円

住宅ローン返済
20万円

なら、

残り40万円

です。

しかし、

実際のボーナス
30万円

住宅ローン返済
20万円

なら、

残り10万円

です。

そこから、

  • 車検
  • 教育費
  • 税金
  • 貯蓄

を賄う必要があります。

ボーナスゼロでも払えるか試算する

おすすめなのは、

ボーナス収入0円

として家計を試算することです。

毎月の給与だけで、

  • 住宅ローン
  • 食費
  • 光熱費
  • 教育費
  • 保険
  • 貯金

をある程度維持できれば、家計の安全性は高まります。

ペアローン+ボーナス払い

特に慎重に考えたい組み合わせです。

例えば、

夫ローン
毎月7万円+ボーナス15万円

妻ローン
毎月5万円+ボーナス10万円

なら、ボーナス月には夫婦合計で通常返済に加えて25万円必要になります。

夫婦2人ともボーナスを前提にしない

例えば出産・育児で一方の収入が変わった場合、

夫婦2人分のボーナス返済が重くなる可能性があります。

【関連記事:ペアローンはやめた方がいい?共働き夫婦の住宅ローンで後悔しない考え方

団信があっても収入減は別問題

第155記事で解説した団信は、死亡など所定の保障条件に備えるものです。

通常のボーナス減少・転職などによる収入減まで住宅ローン返済がなくなるわけではありません。

【関連記事:住宅ローンの団信とは?種類・保障内容・選び方と注意点

頭金を減らしてボーナス払いを増やす?

これも慎重に考えます。

例えば、

頭金なし

借入額最大

ボーナス返済大

では家計の変化に弱くなる可能性があります。

【関連記事:頭金なしで注文住宅は建てられる?住宅ローンと諸費用の注意点

注文住宅の予算を下げる選択肢もある

ボーナス払いを使わないと返済できない場合、

住宅ローンの返済方法だけでなく、

建築予算そのもの

を見直すことも重要です。

例えば、

5,000万円
ボーナス返済必須

より、

4,500万円
毎月払いだけで返済可能

の方が長期的に安心できる場合があります。

「借りられるから建てる」ではなく「返せるから建てる」

住宅ローン事前審査の承認額は、

使い切るべき予算

ではありません。

【関連記事:住宅ローン初心者ガイド|借入可能額と無理のない返済額の考え方

ボーナス払いを判断する5ステップ

ステップ1|毎月払いだけの返済額を見る

最初からボーナス払いを設定せず試算します。

ステップ2|毎月給与だけで家計が成立するか確認

生活費・教育費・貯金まで入れます。

ステップ3|ボーナスなしの年を想定

ボーナス0円でも住宅ローン滞納にならないか確認します。

ステップ4|ボーナスの使い道を一覧化

住宅ローン以外に、

  • 教育
  • 旅行
  • 貯金
  • 修繕

などがあります。

ステップ5|必要なら少額だけ併用

それでもボーナス払いを使うなら、家計に余裕を残した設定を検討します。

ボーナス払いあり・なし比較表

項目 ボーナス払いあり 毎月払いのみ
通常月返済 抑えやすい 高めになる
ボーナス月 負担が増える 通常月と同等
家計管理 やや複雑 シンプル
賞与減少リスク 影響を受けやすい 直接影響しにくい
転職への対応 注意が必要 比較的柔軟
ボーナス用途 制限されやすい 自由度が高い
繰り上げ返済 別途可能 余裕時に選択可能
将来変更 金融機関の手続き 原則不要

ボーナス払いチェックリスト

収入

  • ボーナスの手取り額を確認した

  • 過去の最低ボーナスを確認した

  • 業績連動か確認した

  • 転職可能性を考えた

  • 育休・時短勤務を考えた

  • 定年後を考えた

住宅ローン

  • 毎月払いだけでも試算した

  • ボーナス返済割合を確認した

  • ボーナス返済額を確認した

  • 年間返済額を確認した

  • 総返済額を確認した

  • 完済年齢を確認した

家計

  • 教育費を確認した

  • 車費用を確認した

  • 固定資産税等を考えた

  • 住宅修繕費を積み立てる

  • 家具・家電買い替えを考えた

  • 生活予備費を残した

ボーナス

  • ボーナス全額を住宅ローンへ使わない

  • ボーナス0円でも返済可能か確認した

  • 余剰分を貯金できる

  • 教育費等の別用途を残した

将来

  • 返済方法変更の条件を確認した

  • ボーナス返済をなくせるか確認した

  • 変更時の手数料を確認した

  • 繰り上げ返済とも比較した

金融機関へ聞きたい10の質問

1.ボーナス払いは何%まで利用できますか?

商品条件を確認します。

2.ボーナス返済月はいつですか?

会社の賞与月との関係を確認します。

3.毎月払いだけなら返済額はいくらですか?

必ず比較します。

4.ボーナス払いあり・なしで総返済額はどう変わりますか?

数字で比較します。

5.ボーナス返済額を途中で減らせますか?

変更条件を確認します。

6.ボーナス払いを途中でやめられますか?

毎月返済額がいくらになるかも確認します。

7.返済方法変更には手数料がかかりますか?

金融機関によって異なります。

8.変更には審査がありますか?

必要手続きを確認します。

9.ボーナス返済部分だけ繰り上げ返済できますか?

商品によって取扱いが異なります。

例えば、りそな銀行では一定の契約についてボーナス返済分の残高を優先した繰り上げ返済が可能と案内しています。

10.返済が難しくなった場合はどこへ相談しますか?

連絡先・手続きを確認します。

よくある質問

住宅ローンのボーナス払いとは?

毎月返済に加えて、年2回などのボーナス月に返済額を増額する返済方法です。

通常月の返済額を抑えられるメリットがあります。

ボーナス払いはやめた方がいいですか?

一律には言えません。

ただし、ボーナス払いがないと住宅ローンを返せない資金計画は慎重に考える必要があります。

ボーナス払いのメリットは?

通常月の住宅ローン返済額を抑えられることです。

安定したボーナス収入がある家庭では収入の多い時期に多く返済できます。

ボーナス払いのデメリットは?

ボーナスが減額・不支給になっても、設定した住宅ローン返済が自動的に減るわけではない点です。

将来の収入変化に弱くなる可能性があります。

ボーナス払いは何%までできますか?

金融機関・住宅ローン商品によって異なります。

利用予定銀行へ確認してください。

ボーナス返済は年何回?

半年ごとの増額返済などの商品があります。

具体的な返済月は金融機関によって異なります。

ボーナス払いをすると毎月いくら安くなる?

借入額・金利・返済期間・ボーナス返済割合によって異なります。

金融機関のシミュレーションで確認してください。

ボーナス払いをすると総返済額は増えますか?

条件によって増えるケースがあります。

三菱UFJ銀行も、毎月払いのみと比べ総返済額が増える可能性があると説明しています。

ボーナス払いを途中でやめられますか?

金融機関・商品によります。

フラット35では、所定の手続き・審査を経て毎月払いのみへ変更できる仕組みがあります。

ボーナス払いをやめたら毎月返済額は増える?

一般的にはボーナス返済分を通常返済へ振り替えるため、毎月返済額が増える可能性があります。

住宅金融支援機構の返済方法変更例でも、そのような例が示されています。

ボーナスがなくなったらどうすればいい?

早めに返済中の金融機関へ相談してください。

住宅金融支援機構でも、ボーナス返済が負担になった人向けに返済方法変更制度を案内しています。

転職予定があるならボーナス払いは避けるべき?

転職後の給与・賞与制度が不明なら慎重に検討した方がよいでしょう。

ボーナスがなくても返せる計画を基本にするのがおすすめです。

公務員ならボーナス払いでも大丈夫?

職業だけで安全とは判断できません。

住宅ローン返済期間は長いため、収入変化・教育費・定年後まで含めて考えてください。

共働きならボーナス払いを増やしてもいい?

夫婦2人分の賞与を前提にすると、どちらかの収入が変化したときの影響が大きくなります。

ペアローンでは特に慎重に試算してください。

ボーナス払いと繰り上げ返済はどちらがいい?

目的によります。

ボーナス払いはあらかじめ返済へ組み込む方法、繰り上げ返済は余裕があるときに追加返済する方法です。

柔軟性を重視するなら、ボーナスを固定返済へせず、余裕がある年だけ繰り上げ返済する考え方があります。

ボーナス全部を繰り上げ返済してもいい?

生活予備費・教育費・住宅修繕費等が十分に確保できているか確認してください。

手元資金を使い切ることは避けましょう。

変動金利でボーナス払いを使ってもいい?

利用できますが、将来の金利変化とボーナス変化の両方を想定する必要があります。

【関連記事:変動金利と固定金利どっちがいい?住宅ローン金利タイプの選び方

頭金なし+ボーナス払いは危険?

必ず危険とは言えませんが、借入額が大きく、ボーナス返済も大きい場合は家計余力を慎重に確認してください。

【関連記事:頭金なしで注文住宅は建てられる?住宅ローンと諸費用の注意点

ボーナス払いを使わないと借りられない家は買わない方がいい?

「借りられるか」ではなく、毎月の給与だけでも無理なく返せるかを確認することが重要です。

ボーナス払いを入れなければ家計が成立しないなら、住宅予算を下げることも検討してください。

まとめ|住宅ローンはボーナス0円でも返せる計画を基本にする

住宅ローンのボーナス払いには、

  • 毎月返済額を抑えられる
  • 収入の多い月へ返済を振り分けられる

というメリットがあります。

一方、

  • ボーナスが減る可能性がある
  • ボーナスがなくても返済義務は残る
  • 転職・育休・退職の影響を受けやすい
  • 教育費や車費用と支払いが重なる
  • 毎月払いだけより総返済額が増える場合がある
  • 途中変更には手続きが必要になる場合がある

という注意点があります。

三菱UFJ銀行も、ボーナス払いを利用する場合は「ボーナス払いがなくても返済できるか」を重要な判断基準として挙げています。

住宅ローンを検討するときは、

  1. 毎月払いだけで返済額を試算する
  2. ボーナス0円でも家計が成立するか確認する
  3. 教育費・車・修繕費を含める
  4. 生活予備費を確保する
  5. 定年時の住宅ローン残高を見る
  6. そのうえでボーナス払いが必要か考える

という順番がおすすめです。

そして、

A案

毎月払いのみ

B案

ボーナス払い10%

C案

ボーナス払い20%

など複数パターンを金融機関の住宅ローンシミュレーションで比較してください。

特に確認したいのは、

毎月返済額ではなく年間返済額と総返済額です。

また、ボーナスを住宅ローンへ使いたいのであれば、

最初からボーナス返済へ固定する方法

だけではありません。

ボーナスが十分に出た年だけ、

  • 貯蓄を確保する
  • 教育費を確保する
  • 修繕費を確保する
  • 残った分を繰り上げ返済する

という方法もあります。

この方が、収入や家族状況の変化へ対応しやすい場合があります。

住宅ローンは35年前後続くことがあります。

現在のボーナス額ではなく、

ボーナスが減った未来でも返済できる住宅ローンか

という視点で判断しましょう。

※住宅ローンのボーナス返済割合、返済月、途中変更、手数料、繰り上げ返済方法などは金融機関・住宅ローン商品によって異なります。現在のボーナス額だけで判断せず、ボーナスが減額・不支給となった場合にも返済を継続できるか確認したうえで、利用予定金融機関の最新条件で毎月払いのみのケースと比較してください。

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