
注文住宅の間取り打ち合わせが始まると、
「前回どこを変更したか分からなくなった」
「夫婦で希望していたことを伝え忘れた」
「図面を見ても実際の生活がイメージできない」
「コンセントや収納の話まで進んだら情報が整理できなくなった」
ということが起こりやすくなります。
そんなときに役立つのが、間取りノートです。
間取りノートとは、住宅会社からもらった図面を書き写すだけのノートではありません。
おすすめなのは、
- 家族の希望
- 部屋ごとの使い方
- 家具・家電の寸法
- 生活動線
- 収納する物
- 採用した案
- 不採用にした案
- 変更履歴
- 次回の質問
を一つにまとめる方法です。
特に注文住宅では、キッチン・洗濯・収納などを単独で考えるのではなく、毎日の動きをつなげて考えることが重要です。家事動線に沿って収納や水回りを配置することで、片付けや家事をしやすくできる考え方も紹介されています。
また、間取りは家族の希望だけで自由に決められるものではなく、土地の形・道路方向・高低差・周囲の建物・日照など敷地条件との関係も重要です。
この記事では、注文住宅の間取りノートに何を書けばよいのか、作り方、部屋別の記録項目、打ち合わせでの使い方、間取り変更を管理する方法まで詳しく解説します。
この記事のポイント
- 間取りノートは図面の清書帳ではない
- 家族の希望を最初に整理する
- 「絶対必要・できれば欲しい・不要」に分ける
- 部屋ごとに目的を書く
- 家具・家電の寸法を記録する
- 現在使っている収納量を測る
- 朝・帰宅・家事・就寝の動線を書く
- 図面へ家具を配置して確認する
- ドアや引き出しを開けた状態も考える
- コンセント位置も図面と一緒に管理する
- 窓の位置と家具配置を同時に確認する
- 洗濯動線は「洗う→干す→しまう」で確認する
- キッチンは冷蔵庫・収納・ゴミ箱まで記録する
- 採用案だけでなく不採用理由も残す
- 間取り変更には日付を付ける
- 古い図面と最新図面を混ぜない
- 次回打ち合わせの質問をまとめる
- 夫婦それぞれの希望を書き出す
- 打ち合わせ後すぐに決定事項を記録する
- 最終図面承認前のチェックリストとして使う
結論|間取りノートは「希望」より「生活」を記録する

間取りノートで最も大切なのは、
「20畳のLDKが欲しい」
「アイランドキッチンが欲しい」
「ファミリークローゼットが欲しい」
といった希望だけを書くことではありません。
その設備や部屋を、
いつ・誰が・何のために使うのか
まで書くことが重要です。
例えば、
希望だけの場合
ファミリークローゼット3畳
では、設計担当者も本当に必要な形を判断しにくくなります。
生活まで書く場合
4人家族
洗濯物は室内干し
乾いた服はハンガーのまま収納
子ども2人も自分で服を取る
下着・パジャマも収納
季節物は別収納
と書けば、
必要な、
- ハンガーパイプ
- 棚
- 通路
- 位置
- 広さ
を検討しやすくなります。
つまり間取りノートは、
「欲しい間取りを書くノート」ではなく、「暮らし方を図面へ変換するためのノート」
として使うのがおすすめです。
【関連記事:家づくりノートの作り方|初心者でも迷わない項目と活用法】
家づくりノートと間取りノートの違い

すでに家づくりノートを作っている場合、
「別に間取りノートを作る必要がある?」
と思うかもしれません。
役割を分けると使いやすくなります。
家づくりノート
主に、
- 家づくり全体の希望
- 予算
- 土地
- 住宅会社
- スケジュール
- 契約
- 設備
- 比較結果
などを管理します。
間取りノート
主に、
- 間取り図
- 家具寸法
- 家電寸法
- 収納
- 動線
- 窓
- ドア
- コンセント
- 部屋ごとの希望
- 間取り変更履歴
を管理します。
1冊にまとめてもいい
必ず2冊用意する必要はありません。
家づくりノートの中に、
「間取り」
という専用セクションを作っても構いません。
大切なのは、
情報を後から探せること
です。
間取りノートは紙とデジタルどっち?
どちらでも構いません。
紙のメリット
- 図面へ直接書き込める
- 家族で見ながら話せる
- 手書きで思いつきを残せる
- 打ち合わせ中に使いやすい
デジタルのメリット
- 写真を貼りやすい
- 検索しやすい
- 家族で共有しやすい
- 修正しやすい
- 図面PDFと一緒に保存しやすい
おすすめは併用
例えば、
紙
打ち合わせ中のメモ
デジタル
決定事項・写真・最新図面
という使い分けも便利です。
最初に間取りノートの目次を作る
おすすめの構成は次の通りです。
- 家族情報
- 絶対条件
- 希望条件
- 現在の住まいの不満
- 家具・家電寸法
- 玄関
- LDK
- キッチン
- 洗面・脱衣
- ランドリー
- 浴室
- トイレ
- 寝室
- 子ども部屋
- 収納
- 窓・ドア
- コンセント
- 生活動線
- 図面比較
- 変更履歴
- 次回質問
後から項目を追加して構いません。
ステップ1|現在の家の不満を書く
いきなり理想の間取りを考えるより、
今の住まいで困っていること
を先に書き出すと具体的になります。
例えば、
- 玄関にベビーカーを置けない
- 靴が出しっぱなし
- キッチンが狭い
- 冷蔵庫が遠い
- 洗濯物を2階へ運ぶのが大変
- タオル収納が遠い
- リビングにランドセルが散らかる
- コンセントが足りない
- 掃除機の充電場所がない
- 来客から洗面所が見える
などです。
不満から必要な間取りを逆算する
例えば、
不満
洗濯物を2階へ運ぶのが大変
解決候補
1階室内干し
↓
ランドリー
↓
ファミリークローゼット
というように考えます。
ステップ2|絶対条件と希望条件を分ける
すべてを「絶対必要」にすると、間取りがまとまりにくくなります。
3段階がおすすめです。
A|絶対必要
ないと困る
B|できれば欲しい
予算・面積に余裕があれば採用
C|なくてもよい
優先度低め
例
| 希望 | 優先度 |
|---|---|
| 1階に洗面 | A |
| 室内干し | A |
| パントリー | A |
| アイランドキッチン | B |
| ヌック | C |
| 小上がり和室 | C |
こうしておけば、面積や予算を削る場面でも判断しやすくなります。
ステップ3|家族それぞれの希望を書く
夫婦で一緒に書くだけではなく、
一度別々に書く
方法もおすすめです。
夫
- 書斎
- 大きなテレビ
- 駐車場2台
- 玄関収納
妻
- 洗濯動線
- パントリー
- キッチン収納
- ファミリークローゼット
子ども
- 自分の部屋
- 本棚
- リビング学習
と整理します。
意見が違っても消さない
間取りノートでは、
採用する意見
だけ残す必要はありません。
意見が割れた項目も記録します。
【関連記事:注文住宅で夫婦の意見が合わないときは?喧嘩を防ぐ決め方】
ステップ4|家具をすべて測る
間取りノートで非常に重要な作業です。
現在使っていて新居へ持っていく家具を測ります。
測る家具
- ソファ
- テレビ
- テレビ台
- ダイニングテーブル
- 椅子
- ベッド
- 学習机
- 本棚
- タンス
- チェスト
- ピアノ
などです。
幅だけでは足りない
必ず、
幅×奥行き×高さ
を記録します。
ドアや引き出しの開閉も考える
例えば収納家具が、
奥行き45cm
でも、
引き出しを50cm引き出す
なら、
必要スペースは95cm程度になります。
家具本体だけでなく使用時のスペースを考えてください。
ステップ5|家電を測る
家電も重要です。
特に、
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 乾燥機
- 電子レンジ
- 炊飯器
- トースター
- テレビ
- 掃除機
- ロボット掃除機
です。
将来買い替える家電も考える
現在の冷蔵庫が小さいからといって、
現在サイズぎりぎり
にしないことも大切です。
新居完成後に大型冷蔵庫へ買い替える可能性も考えてください。
搬入経路を書く
家電本体が入っても、
玄関
廊下
階段
ドア
を通らなければ搬入できません。
間取りノートへ、
「冷蔵庫搬入経路確認」
などと書いておきます。
ステップ6|生活動線を書く
間取り図だけ見ていると、
部屋と部屋の関係
しか見えないことがあります。
そこで人の動きを線にします。
朝の動線
起床
↓
トイレ
↓
洗面
↓
着替え
↓
朝食
↓
玄関
帰宅動線
玄関
↓
上着収納
↓
手洗い
↓
バッグ収納
↓
リビング
洗濯動線
脱ぐ
↓
洗う
↓
干す
↓
取り込む
↓
畳む
↓
収納
料理動線
買い物
↓
冷蔵庫・パントリー
↓
洗う
↓
切る
↓
加熱
↓
盛り付け
↓
配膳
↓
片付け
家事動線は作業ごとに適した考え方が異なり、動線を短くしながら収納やコンセントなども合わせて検討することが重要とされています。
【関連記事:回遊動線は後悔する?注文住宅で失敗しない間取りの作り方】
ステップ7|収納する物を書く
間取り図に、
「収納」
と書かれているだけでは不十分です。
玄関収納
- 靴
- 傘
- ベビーカー
- 外遊び用品
- コート
リビング収納
- 書類
- 文房具
- 薬
- 学校用品
- Wi-Fi機器
キッチン収納
- 食器
- 鍋
- 食品
- 調味料
- 家電
洗面収納
- タオル
- 下着
- 洗剤
- 日用品
など、
何を入れる収納なのか
を書きます。
【関連記事:リビング収納は必要?注文住宅で後悔しない位置・奥行き・中身】
現在の収納量を測る
例えば、
現在のクローゼット幅180cm
が満杯なら、
新居で幅120cm
にすれば不足する可能性があります。
「何畳の収納か」だけではなく、
現在の収納量
と比較しましょう。
ステップ8|部屋ごとに1ページ作る
間取りノートは、部屋別に整理すると使いやすくなります。
玄関ページ
記録する項目は、
- 玄関幅
- 靴数
- ベビーカー
- コート
- 傘
- 来客動線
- コンセント
- 姿見
- 照明
- 窓
です。
LDKページ
- 必要畳数
- ソファ
- テレビ
- ダイニング
- 子どもの遊び場
- リビング収納
- 来客
- 採光
- コンセント
を記録します。
キッチンページ
- I型・L型・Ⅱ列型
- ペニンシュラ・アイランド
- 冷蔵庫
- カップボード
- パントリー
- ゴミ箱
- 家電
- コンセント
- 通路幅
を記録します。
【関連記事:注文住宅のキッチンの選び方|種類・高さ・収納で後悔しないコツ】
ランドリーページ
- 洗濯機
- 乾燥機
- 室内干し
- 洗濯かご
- タオル
- 下着
- アイロン
- 収納
を確認します。
【関連記事:室内干しスペースはどこがいい?注文住宅で後悔しない場所と広さ】
ファミリークローゼットページ
- 誰の服
- ハンガー本数
- 棚
- バッグ
- 季節物
- 通路
- 着替え
- 洗濯動線
を書きます。
【関連記事:ファミリークローゼットは何畳必要?広さ・位置で後悔しないコツ】
ステップ9|窓と家具を一緒に確認する
窓だけを見ると、
「大きな窓で明るくしたい」
と思うかもしれません。
しかし窓を作った場所には、
- テレビ
- 本棚
- 収納
- ベッド
などを置きにくくなることがあります。
【関連記事:注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方】
間取りノートに窓の目的を書く
例えば、
南窓
採光
キッチン窓
換気・明るさ
階段窓
昼間の照明削減
などです。
目的が分からない窓は、
「本当に必要?」
と再検討できます。
ステップ10|コンセントを図面と一緒に管理する
コンセントだけ別資料で確認すると見落としやすくなります。
間取りノートへ、
ソファ横
スマホ充電
テレビ周辺
テレビ・ゲーム・ルーター
キッチン
ミキサー・調理家電
収納内部
掃除機充電
のように用途を書きます。
【関連記事:注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方】
「何個」より「何に使うか」
例えば、
リビングに6個
ではなく、
テレビ2
充電2
掃除機1
季節家電1
と用途を書いた方が不足を見つけやすくなります。
間取り図は毎回日付を付ける
注文住宅では図面が何度も更新されます。
すると、
「これは最新?」
「この収納は変更前?」
という混乱が起こります。
図面管理例
9月5日
第1案
9月12日
第2案
キッチン位置変更
9月20日
第3案
ファミクロ拡大
のように管理します。
最新版を明確にする
ノート表紙やファイルへ、
最新図面:第3案・9月20日
などと書いておきます。
古い図面は捨てない
変更履歴を確認できるため残しておきます。
ただし、
「旧」
と大きく書くなど、最新図面と混ざらないようにします。
採用しなかった案も記録する
これは非常に重要です。
例えば、
アイランドキッチン
不採用
理由
通路を確保するとLDKが狭くなる
と残します。
なぜ不採用理由が必要?
数週間後に、
「やっぱりアイランドにしない?」
という話になったとき、
以前検討した理由
を思い出せるからです。
「なぜこの間取りにしたか」を残す
注文住宅では選択肢が多いため、
採用した理由
まで記録してください。
例えば、
ランドリーを2.5畳にした。3畳案より収納は減るが、隣のファミリークローゼットを広げるため。
という形です。
打ち合わせ前ページを作る

次回聞くことをまとめます。
次回確認
- ファミクロを20cm広げられる?
- キッチン通路は狭くない?
- 冷蔵庫搬入可能?
- 西窓は必要?
- コンセント追加費用?
- 引き戸へ変更可能?
この状態で打ち合わせへ行けば、聞き忘れを減らせます。
打ち合わせ中は全部決めなくてもいい
住宅会社から新しい提案が出ても、
その場で決める必要がない内容なら、
持ち帰り
と書きます。
3種類に分類する
決定
採用確定
保留
次回までに検討
不採用
採用しない
これだけでも整理しやすくなります。
打ち合わせ後に必ず10分だけ整理する
時間が経つと、
何を決めたか
忘れます。
打ち合わせ終了後に、
- 決定事項
- 保留事項
- 変更箇所
- 金額変更
- 次回までに調べること
を整理してください。
【関連記事:注文住宅の打ち合わせで決めること|回数・期間・準備と確認リスト】
間取り変更による費用も書く
例えば、
変更
窓追加
追加費用
○万円
影響
カーテン費増加
のように書きます。
単品価格だけで判断しない
設備変更によって、
本体
だけでなく、
施工
電気
配管
などへ影響する場合があります。
最終的な見積額を確認してください。
【関連記事:注文住宅の契約後に追加費用が増える理由|予算超過を防ぐ方法】
土地条件も間取りノートへ入れる
間取りは建物内部だけでは決まりません。
敷地の、
- 方位
- 道路
- 高低差
- 隣家
- 駐車場
- 日当たり
なども関係します。
敷地の形状や道路方向、高低差、周辺環境などを踏まえて間取りや窓を考える必要があります。
外構も簡単に書く
例えば、
- 駐車場
- 自転車
- ゴミ箱
- 宅配ボックス
- 物置
- 庭
- ウッドデッキ
です。
建物だけ完成しても、
駐車場から玄関まで使いにくい
では困ります。
朝の5分間をシミュレーションする
間取り確認では、
「広い・狭い」
だけでなく、
時間帯を指定して考える
方法が有効です。
例えば平日7時。
夫
洗面
妻
キッチン
子ども1
トイレ
子ども2
着替え
という状態を想像します。
混雑する場所を探す
- 洗面
- トイレ
- キッチン
- ファミクロ
- 玄関
などへ家族が集中しないか確認します。
夜も確認する
19時。
夕食準備
子ども宿題
洗濯
入浴
などが同時進行します。
家事動線と収納の配置は、日々の作業をスムーズにするうえで重要な要素です。
家具を置いた状態で図面を見る
何も置いていない間取り図では、
LDK20畳
が広く見えます。
しかし、
- ソファ
- テレビ
- ダイニングテーブル
- 椅子
- 収納
- 観葉植物
を置くと、使えるスペースは変わります。
椅子を引くスペースも確認
ダイニングテーブルだけではなく、
椅子を後ろへ引く
スペースも必要です。
ソファとテレビの距離
テレビサイズとソファ位置も確認します。
「テレビを置く壁がない」
という状態を防ぎます。
ドアを全部開けて考える
間取り図ではドアの開閉線も重要です。
- 収納扉
- トイレ
- 洗面
- 子ども部屋
- 冷蔵庫
- 食洗機
などを開けた状態で、
人とぶつからないか
確認します。
引き戸と開き戸を比較する
スペースによっては引き戸が使いやすい場合があります。
ただし、引き戸には引き込み部分が必要なので、壁面利用との関係も確認してください。
最終図面用ページを作る
間取りが固まってきたら、
最終確認専用ページ
を作ります。
確認する項目
- 部屋数
- 部屋寸法
- 家具配置
- 収納
- 窓
- ドア
- キッチン
- 洗面
- トイレ
- コンセント
- 照明
- エアコン
- カーテン
- 家電
- 搬入経路
を一つずつ確認します。
【関連記事:注文住宅の着工前に確認すること|最終図面・仕様・見積もりチェックリスト】
間取りノートチェックリスト
家族の希望
- ☐ 家族全員の希望を書き出した
- ☐ 絶対に譲れない条件を決めた
- ☐ できれば採用したい希望条件を決めた
- ☐ 優先度が低い設備や不要な設備も整理した
- ☐ 現在の住まいで不満に感じていることを書き出した
- ☐ 家族それぞれの希望に優先順位を付けた
家具・家電
- ☐ 新居へ持ち込むソファの幅・奥行き・高さを測った
- ☐ ダイニングテーブルと椅子のサイズを測った
- ☐ ベッドの幅・奥行きを測った
- ☐ 冷蔵庫の幅・奥行き・高さを測った
- ☐ 洗濯機の幅・奥行き・高さを測った
- ☐ テレビ・テレビ台・収納家具などのサイズも確認した
- ☐ 将来大型の家具・家電へ買い替える可能性も考えた
- ☐ 冷蔵庫や大型家具を玄関・廊下・階段から搬入できるか確認した
- ☐ 家具の引き出しや扉を開けるためのスペースも確認した
動線
- ☐ 起床から外出までの朝の動線を書き出した
- ☐ 玄関からリビングまでの帰宅動線を書き出した
- ☐ 「脱ぐ→洗う→干す→しまう」の洗濯動線を確認した
- ☐ 「冷蔵庫→シンク→調理→配膳」の料理動線を確認した
- ☐ キッチンから屋外のゴミ置き場までのゴミ出し動線を確認した
- ☐ 来客が玄関からリビングへ移動する動線を確認した
- ☐ 家族の動線が洗面・キッチン・玄関などで集中しないか確認した
収納
- ☐ 玄関に収納する靴・傘・上着・外用品を書き出した
- ☐ リビングに収納する書類・日用品・学用品を書き出した
- ☐ キッチンに収納する食器・食品・調理器具を書き出した
- ☐ 洗面所に収納するタオル・洗剤・日用品を書き出した
- ☐ 家族全員の衣類量を確認した
- ☐ 現在使用しているクローゼットや収納家具の容量を確認した
- ☐ 新居の収納量が現在より不足していないか比較した
- ☐ 収納する物を使う場所の近くへ配置できているか確認した
図面
- ☐ すべての図面に作成日または受取日を書いた
- ☐ 現在の最新版がどの図面か分かるようにした
- ☐ 古い図面には「旧」などの印を付けて区別した
- ☐ ソファ・テーブル・ベッドなどの家具を図面へ書き込んだ
- ☐ ドア・収納扉・引き出しを開けた状態を確認した
- ☐ 窓と家具・テレビ・収納が干渉しないか確認した
- ☐ コンセントごとに使用する家電や用途を書き込んだ
- ☐ 冷蔵庫や洗濯機など大型家電の配置を書き込んだ
- ☐ 家族の生活動線を図面上へ書き込んだ
打ち合わせ
- ☐ 次回の打ち合わせで確認する質問を書き出した
- ☐ 打ち合わせで決定した内容を記録した
- ☐ その場で決めなかった保留事項を記録した
- ☐ 採用しなかった案と不採用理由を記録した
- ☐ 間取りや設備を変更した理由を記録した
- ☐ 変更によって発生する追加費用を記録した
- ☐ 次回までに家族で決めることを整理した
- ☐ 打ち合わせ終了後に決定事項・保留事項・変更点を整理した
- ☐ 最新図面と最新見積もりの内容が一致しているか確認した
よくある質問
間取りノートとは何ですか?
注文住宅の間取りを考えるために、家族の希望、家具寸法、生活動線、収納、変更履歴などをまとめるノートです。
正式な書式があるものではありません。
自分たちが打ち合わせで使いやすい形に作れば問題ありません。
家づくりノートとの違いは?
家づくりノートは、予算・土地・住宅会社・スケジュールなど家づくり全体を管理します。
間取りノートは、図面・家具・収納・動線など間取り検討へ特化させます。
紙とスマホどちらがいい?
どちらでも構いません。
図面へ書き込みたいなら紙、写真や図面を共有したいならデジタルが便利です。
併用してもよいでしょう。
間取りノートには何を書けばいい?
最低限、
- 家族の希望
- 現在の不満
- 家具・家電寸法
- 収納物
- 生活動線
- 図面変更履歴
- 次回質問
を書いておくと使いやすくなります。
間取り図を書けなくても大丈夫?
問題ありません。
住宅会社から受け取った図面へ、
「ここにソファ」
「ここに掃除機」
などを書き込むだけでも役立ちます。
家具寸法は本当に必要?
重要です。
間取り完成後に、
ソファが置けない
ベッド横を通れない
冷蔵庫が入らない
という問題を防ぐためです。
間取りの希望は全部書くべき?
一度すべて書いたうえで、
絶対必要
できれば欲しい
不要
に分類するのがおすすめです。
SNSで見つけた間取りを貼ってもいい?
参考資料として利用できます。
ただし、同じ間取りが自分の土地や家族にも合うとは限りません。
敷地形状・道路・高低差・周辺環境などによって適した間取りは変わります。
間取りの変更履歴は残した方がいい?
おすすめです。
古い案と最新案を比較でき、
「なぜ変更したのか」
を思い出せます。
不採用案も残す必要がありますか?
残すことをおすすめします。
後で同じ案を再検討したとき、不採用理由を確認できます。
動線は何を確認すればいい?
最低限、
- 朝
- 帰宅
- 料理
- 洗濯
- 入浴
- ゴミ出し
を確認します。
いつまで間取りノートを使う?
最終図面・設備・コンセントなどが確定するまで使えます。
引き渡し後も、
「なぜこの仕様にしたか」
を振り返る記録として残せます。
まとめ|間取りノートは図面より「暮らし」を書く
注文住宅の間取りノートは、
きれいな間取り図を書くことが目的ではありません。
本当に記録したいのは、
- 誰が使うか
- いつ使うか
- 何を置くか
- 何を収納するか
- どこからどこへ移動するか
です。
例えば、
「3畳のファミリークローゼット」
と書くだけではなく、
4人分の日常着
ハンガー収納中心
室内干しから直接収納
バッグも置く
季節物は別
まで書きます。
「20畳LDK」
だけではなく、
ソファ幅200cm
テレビ65型
6人掛けダイニング
子どもの学習スペース
リビング収納
まで書きます。
このように生活を具体化すると、
必要な間取りと不要な間取りが見えやすくなります。
また、家事動線を考える際は、キッチン・洗濯・収納を別々に考えるのではなく、一連の動作として考えることが重要です。
おすすめの作成順は、
- 現在の住まいの不満を書く
- 家族全員の希望を書く
- 絶対条件と希望条件を分ける
- 家具・家電を測る
- 収納する物を書き出す
- 朝・帰宅・洗濯・料理の動線を書く
- 図面へ家具を書き込む
- 窓・ドア・コンセントを確認する
- 図面の変更履歴を残す
- 次回質問を整理する
です。
特に重要なのが、
採用しなかった理由も残すこと
です。
注文住宅の打ち合わせでは何度も間取りが変わります。
数週間経つと、
「なぜこの窓をなくした?」
「なぜアイランドをやめた?」
「なぜファミクロを3畳から2.5畳にした?」
ということが分からなくなりやすいためです。
間取りノートに、
採用理由
不採用理由
変更日
追加費用
まで記録しておけば、最終判断もしやすくなります。
理想の間取りを作るために重要なのは、
間取りをたくさん見ることだけではありません。
自分たちの一日の暮らしを具体的に書き出し、それを設計担当者へ伝えられる状態にすることです。
間取りノートを「希望リスト」ではなく、家族の生活を住宅会社へ伝える設計資料として活用してください。
※間取りノートは法律や住宅業界で書式が定められた書類ではありません。記事内の方法は、家族の希望や打ち合わせ内容を整理するための一例です。実際の間取りは、敷地条件、構造、安全性、建築関係法令、予算などによって実現できる内容が異なるため、最終的には住宅会社・設計担当者と確認してください。
関連記事:
- 家づくりノートの作り方|初心者でも迷わない項目と活用法
- 注文住宅の打ち合わせで決めること|回数・期間・準備と確認リスト
- 注文住宅の間取りはいつまで変更できる?契約後の変更費用と注意点
- 注文住宅の着工前に確認すること|最終図面・仕様・見積もりチェックリスト
- 注文住宅のキッチンの選び方|種類・高さ・収納で後悔しないコツ
- ファミリークローゼットは何畳必要?広さ・位置で後悔しないコツ
- 回遊動線は後悔する?注文住宅で失敗しない間取りの作り方
- 注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方
- 注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方
- リビング収納は必要?注文住宅で後悔しない位置・奥行き・中身