間取り・住宅設備

室内窓は後悔する?注文住宅で失敗しない位置・ガラス・開閉タイプ

本記事はプロモーション(PR広告)を含みます。

注文住宅の間取りを考えていると、リビングと廊下、ワークスペース、子ども部屋などの壁に「室内窓」を付けたいと思うことがあります。

室内窓には、

「暗い廊下へ光を届けたい」

「壁で仕切りながら家族の気配を感じたい」

「ワークスペースを個室にしたいけれど閉塞感は避けたい」

「吹き抜けに面した窓をアクセントにしたい」

といった魅力があります。

実際、室内建材メーカーのLIXILでも、室内窓について、部屋同士を仕切りながら光を取り込み、開閉できるタイプでは風を通せる建材として案内しています。FIXタイプと開閉できるタイプなど、用途に応じた選択肢もあります。

一方で、見た目だけで位置を決めると、

「寝室の光が漏れて眠りにくい」

「子ども部屋のプライバシーが気になる」

「家具を置きたい壁がなくなった」

「開けられる窓にしたのにほとんど開けない」

「思ったより掃除する場所が増えた」

と後悔する可能性があります。

室内窓で大切なのは、「おしゃれだから付ける」のではなく、光・風・視線のどれを通したいのかを先に決めることです。

この記事では、室内窓のメリット・デメリット、設置場所、FIX窓と開閉窓、透明・型板系ガラス、音・プライバシー・家具配置・コンセント・掃除まで、注文住宅で失敗しない考え方を詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 室内窓は必須設備ではない
  • まず光・風・視線のどれを通したいか決める
  • 暗い廊下やホールの採光に使える
  • ワークスペースの閉塞感を抑えやすい
  • FIX窓と開閉タイプでは役割が違う
  • 採光だけならFIX窓も検討する
  • 透明ガラスは視線も通る
  • プライバシー重視ならガラス種類を確認する
  • 寝室では夜の光漏れを確認する
  • 子ども部屋では成長後まで考える
  • 室内窓を増やすと家具を置ける壁が減る
  • スイッチ・コンセントとの干渉を確認する
  • 開閉タイプは家具・カーテンとの干渉を見る
  • 後付けできる場合もあるが壁条件に左右される
  • 「室内窓あり・なし」の両方を比較する

結論|室内窓は「何を通す窓なのか」を決めてから作る

室内窓を検討するとき、最初に、

「どこへ付ける?」

と考えるのではなく、

「何を通したい?」

と考えてください。

室内窓の目的は大きく、

1.光を通す

暗い廊下・玄関・ワークスペースなどへ隣室から光を取り込む

2.風を通す

開閉タイプを利用し、部屋同士の空気の通り道を作る

3.視線を通す

壁で仕切りながら家族の様子や空間の広がりを感じる

に分けられます。

LIXILの室内用窓でも、FIX窓と突出し窓が用意され、光だけを取り込みたい場合と開閉機能が必要な場合で選択できる構成になっています。

つまり、

採光だけが目的なのに開閉式を選ぶ必要はない場合があります。

逆に、

「風も通したい」

のにFIX窓を付けても目的を満たせません。

目的からタイプを決めることが第一歩です。

室内窓とは?

室内窓とは、外壁ではなく、

部屋と部屋の間の壁へ設置する窓

です。

例えば、

LDK
|室内窓|
ワークスペース

や、

廊下
|室内窓|
リビング

のように使います。

LIXILでは、壁の一部へ設置するタイプのほか、床面から大きく仕切るような構成も用意されています。また、ガラスデザインやフレーム色など複数の選択肢があります。

室内窓のメリット

まず、注文住宅で採用するメリットを確認しましょう。

暗い場所へ光を届けやすい

代表的なメリットです。

例えば、

外窓

リビング

室内窓

廊下

とすれば、リビング側から廊下へ光を取り込めます。

LIXILも室内窓の機能として、光が届きにくい部屋や廊下へ光を届けられることを挙げています。

廊下へ外窓を作れない場合

間取りによっては廊下が住宅中央部にあり、外壁へ接していないことがあります。

その場合、

外窓を作る

こと自体ができません。

隣接する明るい部屋との壁へ室内窓を作ることで、閉塞感を抑えられる可能性があります。

【関連記事:廊下なしの間取りは後悔する?注文住宅で失敗しない作り方

ワークスペースを明るくしやすい

在宅勤務スペースを壁で囲うと、

「集中できるけれど暗い」

という問題が起こることがあります。

そこで、

LDK
|室内窓|
ワークスペース

とすれば、空間を分けながら光を取り込みやすくできます。

LIXILでもワークスペースを含む室内窓の活用例を紹介しています。

圧迫感を抑えやすい

壁だけで完全に仕切ると視線が止まります。

室内窓があると奥の空間まで視線が抜けるため、壁の圧迫感を抑えやすくなります。

特に、

  • コンパクトなLDK
  • 小さな書斎
  • 狭い廊下

などで検討しやすいでしょう。

家族の気配を感じやすい

例えば、

キッチン
|室内窓|
子どもの学習スペース

なら、完全に同じ部屋ではなくても様子を確認できます。

壁で仕切るメリットと、空間につながりを持たせるメリットを両立しやすい方法です。

インテリアのアクセントになる

室内窓は機能だけでなく、デザイン要素として採用するケースもあります。

フレーム色やガラスデザインによって、

  • ナチュラル
  • インダストリアル
  • モダン

などさまざまな内装に合わせられる製品があります。

例えばLIXILの室内用窓では、複数のフレーム色・ガラスデザインが設定されています。

室内窓のデメリット

一方、採用前に必ず確認したい点があります。

壁として使える場所が減る

非常に重要です。

室内窓を付けた部分には、

  • 本棚
  • テレビ
  • キャビネット
  • ポスター
  • 収納棚

などを置きにくくなります。

室内窓を設計するときは、窓だけを見るのではなく、

その壁を家具に使わなくてよいか

確認してください。

コンセント・スイッチ位置にも影響する

室内窓の位置によっては、

  • コンセント
  • 照明スイッチ
  • インターホン
  • LAN

などを配置できる範囲が変わります。

第134記事と同じように、

窓・家具・電気設備を同じ図面で確認すること

が重要です。

【関連記事:注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方

視線も通る

透明な室内窓なら、光だけではなく視線も通ります。

例えば、

LDK
|透明室内窓|
書斎

なら、LDK側から書斎内部が見えます。

これは、

「家族とのつながり」

というメリットにもなりますが、

「集中できない」

というデメリットにもなります。

夜は見え方が変わる

昼間は明るい側から暗い側を見ても気にならなくても、夜に照明を付けると室内が見えやすく感じる場合があります。

室内窓は、

昼だけでなく夜の照明状態でも考える

ことが重要です。

光も漏れる

寝室・子ども部屋で注意したいポイントです。

例えば、

廊下照明

室内窓

寝室

となれば、就寝後に廊下の光が気になる可能性があります。

反対に、

子ども部屋照明

室内窓

廊下

という光漏れもあります。

音は別に考える

室内窓を採用するとき、

「壁で仕切っているから個室」

という感覚だけで判断しないようにしましょう。

ガラス部分・開閉部分があるため、

  • テレビ
  • 会話
  • オンライン会議
  • 子どもの声

などについて、どの程度の静かさを求めるのか確認してください。

特に寝室・書斎では、

採光と音環境を別々に評価すること

が大切です。

室内窓はどこに付ける?

代表的な場所を見ていきます。

リビングと廊下の間

採光を目的にしやすい組み合わせです。

メリット

明るいLDKから廊下へ光を取り込める

注意点

廊下からリビング内部が見える

という違いがあります。

廊下側からテレビが見える?

透明ガラスなら、

廊下

テレビ
ソファ
ダイニング

が見える場合があります。

プライバシーが気になるならガラス種類を検討してください。

リビングとワークスペース

相性を検討しやすい場所です。

仕事をする人は個室感を持ちながら、家族の気配も感じられます。

一方、

  • テレビ
  • 子ども
  • 会話

が視界に入り、集中しにくい可能性もあります。

オンライン会議をする?

在宅勤務が中心なら、

見えることより集中できること

を優先した方がよい場合があります。

室内窓を付けるなら、

  • 位置
  • ガラス
  • カーテン等の目隠し

まで考えましょう。

リビングと子ども部屋

小さい時期には、

「子どもの様子が見えて安心」

と感じる可能性があります。

しかし子どもは成長します。

中学生・高校生になった後

成長すると、

  • 着替え
  • 勉強
  • 友達との通話
  • 一人時間

などでプライバシーを求めるようになる場合があります。

現在の年齢だけを基準に透明な室内窓を決めないようにしましょう。

視線を遮るガラスも検討

室内窓製品には、透明だけでなく視線の抜け方が異なるガラスデザインを選べるものがあります。

LIXILの室内用窓でも複数のガラスデザインが用意され、プライバシーを重視する場所には透明以外の選択肢を案内しています。

キッチンとパントリー

閉じたパントリーへ光を取り込みたい場合に検討できます。

ただし、

パントリー壁

収納棚を付ける壁

でもあります。

室内窓を作ることで棚が減らないか確認してください。

【関連記事:パントリーは必要?注文住宅で後悔しないキッチン収納の作り方

玄関とLDKの間

玄関ホールを明るくするために検討する方法があります。

例えば、

玄関
|室内窓|
LDK

です。

玄関から室内が見えない?

第144記事で解説したように、玄関では宅配・来客時の視線が重要です。

透明室内窓を設置すると、

玄関ドアを開けたときLDKまで見える

可能性があります。

採光だけが目的なら、視線を通しにくいガラスも比較してください。

【関連記事:玄関ホールは必要?注文住宅で後悔しない広さ・視線・動線

階段と居室

階段・ホールを明るくしたい場合にも検討できます。

ただし、階段側から居室内部が見える位置はプライバシーを確認してください。

吹き抜けと2階個室

デザイン性が高い配置の一つです。

第137記事でも、吹き抜けへ面した2階室内窓は、

  • 視線
  • プライバシー

を確認する必要があると解説しています。

【関連記事:吹き抜けは後悔する?注文住宅で寒さ・音・掃除に失敗しない対策

吹き抜けの室内窓は掃除も確認

高い位置へ設置する場合、

  • 室内側ガラス

をどう掃除するか確認します。

高窓と同じように、

付けられるかではなく、将来手が届くか

を見ることが重要です。

室内窓はFIXと開閉どちらがいい?

大きく分けて、

FIXタイプ

開かない

開閉タイプ

開け閉めできる

があります。

LIXILの現行室内用窓でも、FIX窓と突出し窓の2タイプが用意されています。

FIX窓が向いているケース

主な目的が、

  • 採光
  • 視線の抜け
  • インテリア

ならFIX窓を検討できます。

可動部分がないため、

「そもそも開ける必要があるか?」

を先に考えましょう。

開閉タイプが向いているケース

部屋同士で、

  • 空気を通したい
  • 開け閉めを使い分けたい

場合に候補になります。

LIXILも開閉タイプの室内窓について、光に加えて風を通せることを特徴として案内しています。

開閉式でも実際に開ける?

重要な質問です。

例えば、

高い位置の室内窓

なら、

「手が届かなくて結局開けない」

可能性があります。

開閉ハンドルへ手が届く?

住宅会社へ、

床から操作部分まで何cmですか?

と確認しましょう。

家族の身長も考えます。

家具とぶつからない?

開閉する室内窓では、

  • 本棚
  • デスク
  • カーテン
  • 照明

などと干渉しないか確認します。

FIX窓にはない確認項目です。

FIX+開閉の組み合わせ

製品によっては、

上段
開閉

下段
FIX

のような組み合わせも可能です。

LIXILでもFIX窓と突出し窓を組み合わせた構成例があります。

すべてを開閉タイプにする必要はありません。

ガラスは透明がいい?

透明ガラスには、

  • 光を通しやすい
  • 視線が抜ける
  • 空間につながりを感じやすい

という魅力があります。

一方、室内が見えます。

透明ガラスが向いている場所

例えば、

  • リビングと家事スペース
  • リビングとワークスペース

など、互いに見えても問題ない場所です。

視線を遮りたい場所

例えば、

  • 子ども部屋
  • 寝室
  • 洗面周辺

では透明以外のガラスも検討します。

ガラスデザインで印象が変わる

メーカー商品には、

  • 透明
  • カスミ系
  • モール系
  • アンティーク調

など複数の意匠が用意されているものがあります。LIXILの現行製品にも複数のガラスデザインがあります。

必ず実物サンプルで見え方を確認しましょう。

ガラスサンプルは両側から見る

室内窓では、

A室

B室

だけではなく、

B室

A室

の見え方があります。

ショールームでは両側から確認してください。

夜の照明下でも確認する

可能なら、

  • 明るい側
  • 暗い側

の見え方も確認します。

透明度の低いガラスでも、人影や光が分かる場合があります。

室内窓の高さはどう決める?

目的によります。

高い位置

光を取り込みつつ視線を通しにくくできる場合がある

目線付近

空間のつながりを感じやすい

低い位置

家具・子ども・安全との関係を慎重に確認

という違いがあります。

採光だけなら高めも検討

「廊下を明るくしたいがリビングは見せたくない」

なら、目線より高い位置へ設置する案を住宅会社へ相談できます。

子どもが見る窓なら高さを見る

子どもがリビング側を見られる窓にしたいなら、高すぎると目的を果たせません。

用途に合わせて決めます。

カウンター上へ付ける?

ワークスペースでは、

デスク

室内窓

という配置が考えられます。

この場合、

  • モニター
  • PC
  • 室内窓

が干渉しないか確認してください。

モニターを大型化できる?

現在ノートPCでも、将来大型ディスプレイを置く可能性があります。

室内窓の下端が低すぎると、モニターを置きにくくなる場合があります。

室内窓と家具配置

第135記事と同じく、

窓がある壁には家具を置きにくい

という基本を忘れないようにしましょう。

【関連記事:注文住宅の窓の位置で後悔しない!採光・視線・家具配置の決め方

将来の模様替えも考える

新築時には、

室内窓の下に何も置かない

計画でも、10年後には、

  • 本棚
  • 学習机
  • テレビ

を置きたくなるかもしれません。

固定設備を増やすほど家具配置の自由度は下がります。

室内窓と収納

リビング収納の壁へ室内窓を作れば、当然収納量は減ります。

例えば、

A案

室内窓+小収納

B案

室内窓なし+壁面収納

を比較してみましょう。

【関連記事:リビング収納は必要?注文住宅で後悔しない位置・奥行き・中身

室内窓とコンセント

壁の開口位置によってコンセント配置も変わります。

特に、

  • デスク
  • テレビ
  • プリンター

を近くに置く場合は注意してください。

スイッチも確認

室内窓の枠と照明スイッチが近すぎると、見た目や操作性へ影響する場合があります。

電気図面まで同時に確認しましょう。

室内窓とエアコン

室内窓を「空調を隣室まで届けるため」に使いたい場合は、住宅全体の空調計画として住宅会社へ相談してください。

メーカーでは、開閉式室内窓によって風を通したり、空間同士をつなげたりできることを案内していますが、室内窓があるだけで各部屋の温熱環境が同じになるとは限りません。

エアコン1台で全部屋いけるとは限らない

室内窓の開口だけを根拠に、

「隣室にも冷暖房が届くからエアコン不要」

と自己判断しないことが重要です。

部屋の、

  • 広さ
  • 方位
  • 断熱
  • 使用時間

などを住宅会社へ伝えて空調計画を確認してください。

室内窓と換気

開閉窓なら風を通すことはできます。

しかし住宅の計画換気とは分けて考えます。

「室内窓を開けるから換気設備はいらない」という考え方にはしないでください。

音をどこまで許容する?

室内窓を設ける部屋は、

音を完全に分けたい部屋なのか

を考えます。

例えば、

書斎

オンライン会議をする

子ども部屋

夜に通話する

寝室

早く寝る人がいる

なら、採光より静かさを優先した方がよい場合があります。

寝室への室内窓は慎重に

寝室では、

  • 視線

の3つが関係します。

「ホテルのようでおしゃれ」

だけで透明な室内窓を決めず、就寝時を想像してください。

寝室と洗面の間

朝の身支度では便利そうでも、

夜中
洗面照明点灯

室内窓

寝室

と光が入る可能性があります。

生活時間が違う夫婦では特に確認しましょう。

子ども部屋の室内窓

小さい時期と中高生では求めるプライバシーが異なります。

採用するなら、

  • ガラス
  • 高さ
  • 将来目隠しできるか

まで考えます。

カーテンやブラインドを付ける?

将来プライバシーが必要になった場合に備え、

  • ロールスクリーン
  • ブラインド

などを付けられるか確認する方法があります。

ただし窓形状や納まりによって異なるため住宅会社へ相談してください。

室内窓の掃除

室内だから外窓ほど汚れないと思うかもしれませんが、

  • ほこり
  • 手あか
  • 油汚れ

などは付きます。

特にキッチン近くでは確認しましょう。

格子が多いほど掃除箇所も増える

デザイン性の高い格子窓は魅力がありますが、枠や桟の部分が増えれば掃除箇所も増えます。

見た目だけでなく清掃性も確認しましょう。

高い位置はどう拭く?

吹き抜け・階段上などへ設置する場合は、

内側のガラスと枠をどう掃除しますか?

と聞いてください。

開閉部分のメンテナンス

開閉タイプでは、

  • ハンドル
  • 金物

など可動部分があります。

製品の取扱説明書に従って使用・点検してください。

室内窓は後付けできる?

住宅によっては後から設置できる場合があります。

ただし、

どの壁でも簡単に穴を開けられるわけではありません。

LIXILでは室内窓の後付けについて、戸建住宅では構造上必要な壁など取り付けできない場合があり、構造上必要な壁か、壁内に電気設備がないか、必要な壁厚があるかなどを事前に確認する必要があると案内しています。

「後で付ければいい」は慎重に

新築時なら、

  • 柱・壁
  • 電気配線
  • 室内窓位置

を設計段階で調整できます。

完成後に追加する場合は、壁の構造・配線などを確認する必要があります。

室内窓を採用する可能性が高いなら、新築時に相談しておく方が計画しやすいでしょう。

耐力壁へ勝手に穴を開けない

非常に重要です。

住宅完成後に、

「ここへ窓を付けたい」

と思っても、構造上必要な壁であれば自由に開口できない場合があります。

メーカーの後付け案内でも、戸建住宅では耐力壁など構造上の理由で開口できないケースがあるとされています。

必ず住宅会社・施工業者へ確認してください。

壁の中には配線もある

室内窓の後付けでは、壁内部に、

  • コンセント配線
  • ブレーカー関連設備

などがないか確認する必要があります。LIXILも施工前の確認事項として電気設備の有無を挙げています。

新築時にも、

室内窓

コンセント

スイッチ

をまとめて決めておきましょう。

室内窓の費用はどう考える?

費用は、

  • 商品
  • サイズ
  • 開閉方式
  • ガラス
  • 施工
  • 造作

などによって異なります。

「窓1枚だから○万円」

と一律には言えません。

FIXと開閉タイプを比較する

採光だけが目的なら、

開閉機能へ追加費用をかける必要があるか確認してください。

住宅会社へ、

FIXタイプと開閉タイプでは総額がどれくらい違いますか?

と聞きます。

造作窓とメーカー製品

住宅会社によって、

  • メーカー製室内窓
  • 造作

など選択肢が異なる場合があります。

それぞれ、

  • サイズ
  • ガラス
  • 開閉
  • 保証
  • 費用

を比較してください。

見積書に何が含まれる?

確認するのは、

  • 室内窓本体
  • ガラス
  • 取付費
  • 造作工事

です。

図面上に窓があっても、仕様と金額まで最終見積書で確認してください。

室内窓を付けない案も比較する

目的別に代替案があります。

暗さが問題

  • 外窓位置を変更
  • 室内ドアをガラス入りにする
  • 照明計画を変更

圧迫感が問題

  • 壁を減らす
  • 引き戸
  • ガラスドア

家族の様子を見たい

  • オープンスペース
  • 半個室

などです。

室内窓だけが解決策ではありません。

ガラス入りドアとの比較

例えば、

廊下

ワークスペース

の場合、

室内窓+普通のドア

ガラス入りドア

のどちらが合理的か比較できます。

壁面を収納に使いたいならガラス入りドアの方が合う場合もあります。

壁を作らない方法との比較

小さなワークスペースなら、

腰壁

オープン

にする方法もあります。

音・視線・冷暖房などを比較しましょう。

室内窓が向いている家庭

次のような場合は検討しやすいでしょう。

  • 暗い廊下へ光を入れたい
  • 外壁に窓を作れない部屋がある
  • ワークスペースを緩く仕切りたい
  • 家族の気配を感じたい
  • インテリアのアクセントが欲しい
  • 採光と間仕切りを両立したい

慎重に考えたい家庭

次の場合は「窓なし」も比較してください。

  • 音に敏感
  • 寝室の暗さを重視する
  • 子どものプライバシーを重視する
  • 壁面収納が不足している
  • 家具を将来頻繁に変えたい
  • 掃除箇所を増やしたくない
  • 採光目的が特にない

完成見学会で室内窓を見る

室内窓はショールームだけでなく、実際の住宅で確認すると使い方を理解しやすくなります。

確認するのは、

  • 高さ
  • サイズ
  • ガラス
  • 視線
  • 開閉
  • 家具

です。

【関連記事:完成見学会で見るところは?注文住宅のチェックポイント

両方の部屋から見る

必ず、

リビング側

室内窓

だけではなく、

廊下・書斎側

室内窓

からも確認してください。

窓の正面に立つ

実際に立って、

「どこまで向こう側が見えるか」

を確認します。

透明ガラスでは特に重要です。

座った目線でも見る

ワークスペースならデスクへ座った高さ。

リビングならソファへ座った高さ。

子ども部屋なら子どもの身長。

複数の目線で確認しましょう。

開閉してみる

開閉タイプなら、

  • 操作しやすい
  • 手が届く
  • 家具とぶつからない

か確認します。

ガラスサンプルだけで決めない

小さなサンプルと実際の大きな窓では印象が変わる場合があります。

可能なら同じガラスを使った施工例を確認してください。

住宅会社へ聞きたい10の質問

1.この室内窓を付ける目的は何ですか?

採光・風・視線を明確にします。

2.室内窓がなくても明るさを確保できますか?

代替案を確認します。

3.FIXと開閉式どちらが適していますか?

使用目的を確認します。

4.透明ガラスだとどこまで見えますか?

プライバシーを確認します。

5.夜に照明を付けるとどう見えますか?

夜の生活を確認します。

6.音への影響はどう考えていますか?

書斎・寝室なら重要です。

7.室内窓を付けることで収納壁はどれだけ減りますか?

家具配置を確認します。

8.コンセント・スイッチと干渉しませんか?

電気図面を確認します。

9.掃除や将来交換はどうしますか?

メンテナンスを確認します。

10.同じサイズ・ガラスの室内窓を見学できますか?

実物で判断します。

室内窓チェックリスト

目的

  • 採光が目的
  • 風を通すことが目的
  • 視線を通すことが目的
  • インテリアが目的
  • 目的を複数混同していない

場所

  • 廊下
  • ワークスペース
  • 子ども部屋
  • 玄関
  • 階段
  • 吹き抜け

のどこへ付けるか決めた

ガラス

  • 透明度を確認した
  • 昼の見え方を確認した
  • 夜の見え方を確認した
  • 両側から確認した
  • プライバシーを確認した

開閉

  • FIXでよいか検討した
  • 開閉する必要性を確認した
  • 操作部分へ手が届く
  • 家具と干渉しない
  • カーテン等と干渉しない

家具・収納

  • 本棚位置を決めた
  • デスク位置を決めた
  • テレビ位置を決めた
  • 収納量が不足しない
  • 将来の模様替えを考えた

電気

  • コンセント位置を確認した
  • スイッチ位置を確認した
  • LAN等を確認した
  • 照明との位置を確認した

音・光

  • テレビ音を想像した
  • オンライン会議を考えた
  • 就寝時間を考えた
  • 夜の照明漏れを確認した

子ども

  • 現在の年齢だけで決めていない
  • 中高生になった後を考えた
  • プライバシーを考えた
  • 将来目隠しできるか確認した
  • 採用するガラス・製品の安全仕様を確認した

メンテナンス

  • ガラスを拭ける
  • 枠を掃除できる
  • 高い位置でも手が届く
  • 開閉部を操作・点検できる
  • 将来交換方法を確認した

構造

  • 設置壁を設計担当者へ確認した
  • 配線との干渉を確認した
  • 後付け前提にしていない
  • 室内窓なし案とも比較した

よくある質問

室内窓は必要ですか?

必須ではありません。

暗い廊下へ光を届けたい、ワークスペースを緩やかに仕切りたいなど明確な目的がある場合に検討するとよいでしょう。

室内窓は後悔しやすいですか?

目的が曖昧なままデザインだけで採用すると、視線・光漏れ・家具配置などで後悔する可能性があります。

何を通すための窓なのか先に決めましょう。

室内窓は明るくなりますか?

隣室から光を取り込みやすくできます。

LIXILでも室内窓の代表的な役割として、光が届きにくい部屋や廊下へ光を届けることを挙げています。

ただし、どの程度明るくなるかは室内窓の大きさ・位置・隣室の採光条件によって変わります。

FIX窓と開閉窓どちらがいい?

採光・視線だけが目的ならFIX、風を通したいなら開閉タイプを検討します。

メーカー製品にもFIXと開閉タイプがあります。

開閉式は必要?

実際に日常的に開けるか考えてください。

特に高い位置では操作しにくくなる場合があります。

透明ガラスがいい?

向こう側を見たいなら適しています。

プライバシーを重視するなら透明以外のガラスも比較しましょう。

子ども部屋に室内窓はおすすめ?

小さい時期は見守りに便利な場合があります。

一方、成長後はプライバシーが必要になる可能性があるため、ガラス・高さ・目隠し方法まで考えてください。

書斎に室内窓は向いている?

採光や開放感を重視する場合には候補になります。

オンライン会議など静かさを重視する場合は、音や視線とのバランスを確認してください。

廊下に室内窓を付けてもいい?

隣接する明るい部屋から光を取り込める場合があります。

ただし反対側から居室内部が見えないか確認しましょう。

玄関ホールにも使える?

採光目的で検討できます。

ただし玄関ドアを開けたときLDKまで見えないか確認してください。

吹き抜けに室内窓を付けてもいい?

デザインや採光面で魅力がありますが、音・視線・光・掃除まで確認する必要があります。

第137記事でも吹き抜けに面した室内窓の注意点を扱っています。

室内窓で風を通せますか?

開閉できるタイプなら部屋同士へ風を通すことができます。メーカーでも開閉式室内窓の特徴として案内されています。

ただし住宅全体の換気・空調計画とは別に確認してください。

室内窓で音は防げますか?

防音を主目的とするなら、採用する製品・壁・ドアを含めて住宅会社へ具体的な性能を確認してください。

「窓が閉まっているから普通の壁と同じ」と決めつけないことが重要です。

室内窓の下に家具を置ける?

家具サイズと室内窓高さによります。

デスク・モニター・本棚などを実寸で図面へ入れて確認してください。

室内窓は後付けできる?

住宅によっては可能です。

ただしLIXILでは、戸建住宅では耐力壁など構造上開口できない壁があることや、壁内の電気設備、壁厚などを施工前に確認する必要があると案内しています。

新築時に決めた方がいい?

採用意向が強いなら、新築設計時に構造・壁・配線・家具配置と合わせて検討する方が計画しやすいでしょう。

室内窓なしでも明るくできますか?

間取りによっては、

  • 外窓
  • ガラス入りドア
  • 高窓
  • 照明

など別の方法があります。

室内窓だけに限定せず比較してください。

完成見学会では何を見る?

室内窓の両側へ立ち、昼夜の見え方を想像してください。

開閉タイプなら操作性、家具・コンセントとの位置関係も確認しましょう。

まとめ|室内窓は「おしゃれ」より光・風・視線で決める

室内窓には、

  • 暗い廊下へ光を届けやすい
  • ワークスペースの閉塞感を抑えやすい
  • 空間を緩やかにつなげられる
  • 開閉タイプなら風を通せる
  • インテリアのアクセントになる

というメリットがあります。

LIXILの室内用窓でも、光と風を取り込みながら空間を緩やかにつなぐことが主な特徴として案内され、FIX・開閉タイプや複数のガラスデザインが用意されています。

一方で、

  • 視線が通る
  • 夜に光が漏れる
  • 音への配慮が必要
  • 家具を置ける壁が減る
  • 収納量が減る場合がある
  • コンセント・スイッチ位置が制限される
  • 掃除場所が増える

という注意点もあります。

室内窓を検討するときは、次を確認してください。

  • 室内窓の目的を決める
  • 光を通したいのか確認する
  • 風を通したいのか確認する
  • 視線を通したいのか確認する
  • FIXと開閉タイプを比較する
  • 開閉タイプを実際に使うか考える
  • 操作部分へ手が届くか確認する
  • 透明ガラスでよいか確認する
  • 夜の見え方を考える
  • 寝室への光漏れを確認する
  • 子どもの成長後を考える
  • 音への影響を住宅会社へ確認する
  • 家具配置を先に決める
  • 本棚を置ける壁を確認する
  • デスク・モニター位置を見る
  • 収納量が減らないか確認する
  • コンセント位置を確認する
  • スイッチ位置を確認する
  • ガラス・枠を掃除できるか確認する
  • 高所なら清掃方法を確認する
  • 空調計画を確認する
  • 室内窓なし案も比較する
  • ガラス入りドアとも比較する
  • 完成見学会で両側から見る

特に、新築後の後付けを前提にしすぎないことも重要です。

室内窓メーカーの施工情報でも、戸建住宅では耐力壁など構造上の理由で開口できない壁があり、壁内の電気設備や壁厚なども確認する必要があるとされています。

住宅会社へは、次の7つを質問してください。

  1. この室内窓は光・風・視線のどれを目的にしていますか
  2. 室内窓なしでも同じ目的を実現できますか
  3. FIXと開閉タイプではどちらが我が家に合いますか
  4. 昼と夜で反対側からどの程度室内が見えますか
  5. 室内窓を作ることで家具・収納・コンセント配置はどう変わりますか
  6. 掃除・開閉・将来交換は無理なくできますか
  7. 同じ大きさ・ガラスの室内窓を完成住宅やショールームで確認できますか

室内窓で最も避けたいのは、

「SNSで見ておしゃれだったから、この壁にも付けたい」

という決め方です。

室内窓は、壁を窓へ変える設備です。

窓を増やせば光や視線は通りますが、その代わりに収納・家具に使える壁は減ります。

だからこそ、

光を通す価値と、壁を残す価値のどちらが高いのか

を比較してください。

「暗い廊下へ光を入れたい」

「閉じた書斎に開放感が欲しい」

のように目的が明確なら、室内窓は注文住宅ならではの魅力的な設備になります。

※室内窓の設置可否、サイズ、ガラス、開閉方法、壁構造、下地、配線との関係などは住宅の設計や採用製品によって異なります。特に構造上必要な壁へ自己判断で開口することは避け、設計段階から住宅会社・設計担当者へ確認してください。

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