
新築住宅へ入居した最初の冬に、朝起きると窓が水滴だらけになっていたり、窓枠から水が流れたりすると、「新築なのになぜこんなに結露するの?」と不安になるでしょう。
さらに、壁紙が湿っている、押し入れがカビ臭い、天井に水滴があるといった症状まで出ると、単なる生活上の結露なのか、断熱・換気・施工に問題があるのか判断しにくくなります。
結露は、室内の水蒸気を含んだ空気が冷たい窓・壁などに触れ、温度が下がることで水滴になる現象です。住まいるダイヤルでは、住宅の結露を窓などの開口部だけでなく、壁・天井・床・設備配管など複数の発生部位に分類しています。
また、結露の原因は暮らし方だけとは限りません。換気不足や室内の水蒸気量だけでなく、断熱・換気計画や施工状態などが関係する場合もあります。
この記事では、新築住宅で結露がひどい場合の原因、窓の結露と壁体内結露の違い、24時間換気の確認方法、住宅会社へ相談した方がよい症状、保証の考え方まで詳しく解説します。
この記事のポイント
- 新築でも条件によって結露は発生する
- 窓の表面結露と壁内部の結露は分けて考える
- 室温だけでなく湿度も確認する
- 24時間換気を自己判断で止めない
- 給気口や排気口が塞がれていないか確認する
- 室内干しや開放型暖房器具は水蒸気量を増やす
- 窓だけでなく壁・天井・床下も確認する
- 雨漏りと結露を見分ける
- カビや木材の湿潤が続く場合は早めに相談する
- 結露すべてが法律上の10年保証対象ではない
結論|まず温度・湿度・発生場所を記録する
新築住宅で結露がひどいと感じたら、最初に「結露をなくす方法」を探すのではなく、どこで・いつ・どんな条件で発生しているのかを確認してください。
住まいるダイヤルでは、結露や雨漏りが疑われる場合、温度だけではなく湿度も測定することが重要と案内しています。
確認する順番は次のとおりです。
- 結露している場所を確認する
- 写真を撮る
- 発生した日時を記録する
- 室温と湿度を記録する
- 外気温や天候を記録する
- 24時間換気の運転状態を確認する
- 給気口・排気口を確認する
- 室内の水蒸気発生源を確認する
- 壁・天井・床にも湿りがないか確認する
- 改善しなければ住宅会社へ相談する
特に、窓だけではなく壁や天井まで濡れる場合や、カビ臭さ・雨染みのような跡がある場合は、早めに住宅会社へ連絡しましょう。結露と雨漏りは見た目が似ることがあり、原因調査が必要になる場合があります。
結露はなぜ起きる?

空気中には水蒸気が含まれています。
暖かい空気は多くの水蒸気を含むことができますが、空気が冷やされると含める水蒸気量が減少し、一定の温度を下回ると水滴になります。
住宅では、
室内の暖かく湿った空気+冷たい窓や壁
という条件がそろうことで結露が発生します。国土交通省の住宅省エネ情報でも、室内外の温度差によって結露が発生し、高断熱の窓やドアは表面温度が下がりにくいため結露抑制につながると説明されています。
つまり、結露を考えるときは、
- 室温
- 湿度
- 窓や壁の表面温度
- 換気
をセットで見る必要があります。
新築でも結露する?
高断熱・高気密住宅であっても、条件がそろえば結露が絶対に発生しないわけではありません。
例えば、室内の湿度が高く、外気温が低く、窓やサッシの表面温度が露点温度を下回れば、表面に水滴が発生する可能性があります。
そのため、
「新築で結露する=施工不良」
とも、
「結露は生活の問題だから住宅会社に責任はない」
とも一律には判断できません。
住まいるダイヤルでも、結露には暮らし方や換気が影響する一方、不適切な設計施工が原因となる場合もあるとしています。
原因を切り分けることが重要です。
結露には種類がある
住宅の結露は、窓だけで発生するものではありません。
住まいるダイヤルの住宅紛争処理技術関連資料では、住宅の結露を発生場所によって、
- 壁
- 天井・小屋裏
- 床・床下
- 開口部
- 設備配管
などに分類しています。
特に知っておきたいのが、表面結露と内部結露の違いです。
表面結露とは?
窓ガラスやサッシ、壁表面など、目に見える場所に水滴が付く現象です。
例えば、
- 窓ガラス
- アルミサッシ
- 窓枠
- 壁の隅
- 収納内部
などです。
目で確認できるため、拭き取りや換気などの対策を取りやすいのが特徴です。
ただし、毎日大量の結露水が流れて壁紙や木部まで濡れている場合は放置しないようにしましょう。
内部結露とは?
注意したいのが壁体内部など、見えない場所で発生する内部結露です。
住まいるダイヤルでは、壁表面だけでなく壁体内部で発生するものも住宅の結露として扱っています。
国土交通省の省エネ住宅施工資料でも、内部結露を防ぐには断熱層への水蒸気侵入を抑えることが重要とされています。
内部結露は目で直接確認しにくいため、
- 壁紙の変色
- カビ臭
- 壁内部の湿り
- 木部の異常
などから気づく場合があります。
施主が壁を開けて調べるのではなく、住宅会社や専門家へ確認を依頼してください。
結露を放置するとどうなる?
少量の水滴をすぐ拭き取れる程度なら、大きな問題にならない場合もあります。
一方、湿った状態が長期間続くと注意が必要です。
住まいるダイヤルでは、結露によって、
- 染み
- 汚れ
- カビ
などが発生し、湿潤状態が続けば建物の耐久性や室内環境へ影響する可能性があるとしています。
また、住宅の木材周辺で高湿度状態が長期間続くと、木材の腐朽リスクが高まるため、湿度や換気への注意が必要とされています。
そのため、
水滴を拭けば終わり
ではなく、何度も大量の結露が続く場合は原因を確認しましょう。
窓の結露がひどい原因
室内湿度が高い
室内の水蒸気量が増えるほど結露しやすくなります。
特に、
- 室内干し
- 加湿器
- 調理
- 入浴
- 多人数での生活
などによって室内の水蒸気量は増えます。
まず温湿度計を使い、どの部屋でどの時間帯に湿度が高くなっているか確認してください。
窓の表面温度が低い
窓は外気の影響を受けやすい場所です。
国土交通省も、高断熱の窓・ドアは熱を伝えにくく、ガラスやサッシの表面温度が下がりにくいため、結露抑制に役立つとしています。
確認するのは、
- ガラスだけが濡れる
- サッシだけが濡れる
- 窓枠まで濡れる
- 周囲の壁まで湿る
のどの状態なのかです。
カーテンで空気が滞留している
厚手のカーテンなどによって窓周辺の空気が動きにくくなると、窓面が冷えた状態になりやすいことがあります。
窓周辺だけ結露が多い場合は、
- カーテンの位置
- 家具
- 空気の流れ
も確認しましょう。
24時間換気を確認する
現在の住宅では、シックハウス対策として、原則として機械換気設備の設置が求められています。
国土交通省によると、住宅では原則として換気回数0.5回/時以上の機械換気設備、いわゆる24時間換気システムなどの設置が必要です。
結露がひどい場合は、まず24時間換気が正常に動いているか確認してください。
スイッチを切っていないか
「冬は寒いから」
「電気代を節約したいから」
という理由で常時換気を止めている場合があります。
換気設備には住宅ごとに設計された運転方法があるため、取扱説明書と住宅会社の説明を確認してください。
給気口を閉じていないか
排気ファンが動いていても、給気口をすべて閉じていれば計画どおり空気が流れにくくなる可能性があります。
確認する場所は、
- リビング
- 寝室
- 子ども部屋
- 廊下
などです。
住宅によって換気方式が異なるため、住宅会社から換気計画図をもらって確認すると分かりやすくなります。
フィルターが汚れていないか
給気口や換気設備のフィルターがほこりで詰まっていると、必要な換気量を確保しにくくなる可能性があります。
取扱説明書に従って定期的に清掃してください。
換気扇が動いていれば大丈夫?
換気扇の音がしているだけでは、計画どおり換気できているとは限りません。
例えば、
- 給気口が閉まっている
- フィルターが詰まっている
- 家具で給気口を塞いでいる
- 換気設備に不具合がある
などが考えられます。
結露が改善しない場合は、
24時間換気設備が設計どおりの換気量を確保できているか確認してください。
と住宅会社へ相談してみましょう。
室内干しに注意する
洗濯物を室内で干すと、乾燥する過程で水分が室内へ放出されます。
住まいるダイヤルでも、室内干しを行う場合などは換気を行い、室内湿度に注意することを案内しています。
室内干しをする場合は、
- 換気設備
- 浴室乾燥
- 除湿機
- エアコン除湿
など、住宅や季節に合った方法を利用します。
灯油・ガスストーブにも注意
開放型の灯油・ガス暖房器具は、燃焼に伴って室内へ水蒸気を発生させます。
住まいるダイヤルでも、水蒸気を多く発生させる開放型暖房器具を使用する場合は換気に注意するよう案内しています。
新築住宅で使用できる暖房器具について、住宅会社から注意事項がある場合は従ってください。
加湿器の使いすぎに注意する
冬は乾燥を感じるため、加湿器を強く運転する家庭もあります。
しかし、室内湿度を上げれば、冷えた窓や壁で結露しやすくなる場合があります。
「乾燥するから常に最大運転」にするのではなく、温湿度計を確認しながら調整しましょう。
壁に結露する場合
窓ではなく、
- 外壁側の壁
- 部屋の角
- クローゼットの奥
- 家具の裏
などが湿っている場合は、表面温度の低下や空気の滞留などを確認する必要があります。
住まいるダイヤルでは、壁の表面結露だけでなく壁内部の結露も調査対象として整理しています。
特に、
- 壁紙が濡れる
- 黒いカビが増える
- カビ臭い
- 同じ場所だけ繰り返す
場合は住宅会社へ相談しましょう。
クローゼットの結露
収納内部は扉を閉めた状態が長く、空気が動きにくくなりやすい場所です。
さらに外壁側に収納がある場合、室内との温度差が大きくなることがあります。
確認するのは、
- 収納壁の湿り
- 布団の湿気
- 衣類のカビ
- 壁紙の変色
- カビ臭
です。
家具や荷物を壁へ密着させすぎず、住宅会社の説明や換気計画に沿って空気が動く状態を保ちます。
天井に水滴がある場合
天井に水滴・染みがある場合は、
結露なのか雨漏りなのか
を切り分ける必要があります。
住まいるダイヤルも、雨漏りだと思っていた症状が結露であるケースがある一方、原因が分からない場合は新築時の住宅事業者へ相談するよう案内しています。
特に、
- 雨の日だけ濡れる
- 強風雨の後に染みが出る
- 天井材が変色する
- 水が垂れる
場合は、雨漏りも含めて調査してもらいましょう。
【関連記事:新築住宅で雨漏りしたら?10年保証・原因調査と修理の進め方】
雨漏りと結露の見分け方
施主だけで完全に判断するのは困難です。
ただし、住宅会社へ伝える材料として次を記録できます。
結露を疑う状況
- 冬の朝に多い
- 外気温が低い日に多い
- 湿度が高い日に多い
- 窓や外壁側に発生する
- 換気すると減る
雨漏りも確認したい状況
- 雨の日に発生する
- 台風や強風雨の後に発生する
- 同じ場所に雨染みが出る
- 屋根・外壁周辺から広がる
ただし、この特徴だけで原因を断定しないでください。
住宅会社へ、
結露と雨漏りの両方を含めて原因を確認してください。
と依頼しましょう。
配管の結露にも注意する
水滴がある場所によっては、壁や窓ではなく配管表面で結露している場合もあります。
住まいるダイヤルの技術資料では、給排水配管の結露について、
- 保温材
- 配管ルート
- 換気設備
- 保温工事
- 室内の水蒸気量
- 換気不足
などが原因候補として挙げられています。
水回り周辺で水滴がある場合は、結露だけでなく配管漏水との違いも確認してください。
カビが出たらどうする?
結露による湿った状態が続くと、カビが発生しやすくなります。
国土交通省の住宅省エネ情報でも、窓や壁の結露はカビ発生につながる可能性があると説明されています。
カビを見つけたら、
- 写真を撮る
- 発生場所を確認する
- 結露状況を確認する
- 換気設備を確認する
- 住宅会社へ原因を相談する
という順番で進めます。
表面を掃除するだけで何度も再発するなら、湿気の原因が残っている可能性があります。
「高気密住宅だから換気しなくていい」は誤解
気密性が高い住宅だから換気が不要になるわけではありません。
むしろ住宅では、機械換気設備を利用して計画的に空気を入れ替える仕組みが設けられています。国土交通省は、住宅では原則0.5回/時以上の機械換気設備が必要と説明しています。
重要なのは、
高気密だから窓をずっと開けておく
でも、
高気密だから換気しない
でもなく、その住宅の換気計画どおりに設備を使用することです。
「高断熱なら結露しない」も言い切れない
高断熱化によって室内側の表面温度を保ちやすくなり、結露リスクを下げる効果は期待できます。国土交通省も、高断熱の窓やドアが結露抑制に有効と説明しています。
しかし、室内湿度が非常に高いなど条件によっては結露する可能性があります。
したがって、
- 断熱
- 換気
- 室内湿度
を総合的に見る必要があります。
住宅会社へ相談した方がよい症状

次のような場合は、単なる窓の水滴として放置せず住宅会社へ連絡しましょう。
壁紙まで濡れる
窓ガラスだけでなく壁紙・巾木まで濡れている場合です。
毎日大量の水が流れる
タオルで何度も拭かなければならない状態が続く場合です。
カビが繰り返し発生する
掃除しても同じ場所へカビが出る場合です。
天井・壁に染みがある
雨漏りとの切り分けが必要です。
小屋裏・床下が湿っている
目に見えない部分の湿気も確認します。
換気設備が正常に動いていない
吸気・排気に異常がある場合です。
入居直後から異常に激しい
一般的な暮らし方にもかかわらず、入居直後から住宅の広範囲で異常な結露が続く場合は、断熱・換気・施工を含めて調査してもらいましょう。
住宅会社への伝え方
住宅会社へは、
「新築なのに結露するので欠陥ですよね」
と決めつけるより、具体的な状態を伝えます。
例えば、
12月頃から毎朝、寝室の窓全体に大量の結露が発生し、サッシから流れた水で窓下の壁紙まで濡れています。室温と湿度、発生時の写真を記録しています。24時間換気設備の作動状況、給排気量、窓・断熱・施工状態を含めて原因を確認してください。
という形です。
住宅会社が現地調査しやすくなります。
調査してもらいたい項目

住宅会社には次を確認してもらいましょう。
- 室温
- 湿度
- 窓の状態
- 断熱仕様
- 24時間換気設備
- 給気口
- 排気口
- フィルター
- 換気経路
- 壁・天井
- 小屋裏
- 床下
- 配管
- 雨漏りの可能性
住まいるダイヤルの結露資料でも、原因調査では温湿度や設計・施工、換気などを確認する考え方が示されています。
断熱材を確認してもらう場合
内部結露や断熱施工が疑われる場合でも、施主が壁を壊して確認するのは避けましょう。
住宅会社へ、
設計図書どおりの断熱仕様になっているか、施工記録や工事写真を含めて確認できますか。
と依頼してください。
国土交通省の省エネ施工資料でも、住宅の断熱性能は材料だけではなく、断熱層を連続させるなど適切な施工が重要とされています。
【関連記事:高気密高断熱住宅とは?注文住宅で後悔しない性能と注意点】
換気設備を確認してもらう場合
住宅会社へ次を確認します。
- 換気方式
- 設計換気量
- 給気口の場所
- 排気口の場所
- 通常の運転モード
- フィルター清掃方法
- メンテナンス周期
「24時間換気はついています」だけで終わらせず、正しい使用方法を説明してもらいましょう。
新築の結露は10年保証?
新築住宅の結露すべてが、法律上10年間無料修理されるわけではありません。
住宅瑕疵担保履行法が対象としている10年間の瑕疵担保責任は、主として、
- 構造耐力上主要な部分
- 雨水の浸入を防止する部分
に関するものです。
したがって、
窓に結露した=自動的に10年保証
とはなりません。
一方、調査の結果、構造部分や雨水の浸入を防止する部分に関係する瑕疵が確認された場合には、法定責任との関係を確認する必要があります。
まずは結露の原因を特定してください。
住宅会社独自の保証も確認する
法律上の10年責任とは別に、住宅会社独自の保証・アフターサービスが設定されている場合があります。
確認する書類は、
- 保証書
- アフターサービス基準
- 工事請負契約書
- 引き渡し書類
です。
換気設備などの設備機器には別の保証期間が設定されている場合もあります。
【関連記事:住宅会社の保証とアフターサービスを比較するポイント|長期保証の注意点】
すぐできる結露対策
原因調査と並行して、住宅会社の使用説明に反しない範囲で次を確認します。
24時間換気を正しく使う
設備の取扱説明書を確認します。
給気口を確認する
家具やカーテンで塞いでいないか確認します。
フィルターを清掃する
メーカー指定の方法で掃除します。
結露水を拭く
窓枠や木部を長時間濡れたままにしないようにします。
室内湿度を確認する
加湿器などを使いすぎていないか確認します。
水蒸気の発生源を見直す
- 室内干し
- 加湿器
- 開放型暖房器具
- 調理
などを確認します。
ただし、これらを行っても大量の結露が改善しない場合は、暮らし方だけの問題と決めつけず住宅会社へ相談してください。
やってはいけない対処
24時間換気を長期間止める
自己判断で停止を続けるのではなく、設備の使用方法を確認してください。
給気口を全部塞ぐ
寒いからとすべて閉めると、計画換気へ影響する可能性があります。
カビだけを繰り返し掃除する
原因となる湿気を解決しなければ再発する可能性があります。
壁を自分で開ける
保証や原因調査へ影響する可能性があります。
結露を雨漏りと決めつける
反対に、雨漏りを結露だと自己判断することも避けます。
結露チェックリスト
発生状況
-
どの部屋で発生するか確認した
-
窓だけか確認した
-
壁まで濡れていないか確認した
-
天井に水滴・染みがないか確認した
-
床に水滴がないか確認した
-
カビ臭がないか確認した
記録
-
写真を撮った
-
発生日を記録した
-
室温を記録した
-
湿度を記録した
-
天候を記録した
-
雨との関係を記録した
換気
-
24時間換気が動いている
-
給気口を閉じていない
-
給気口を家具で塞いでいない
-
フィルターを確認した
-
排気口を確認した
-
換気設備の取扱説明書を確認した
暮らし方
-
加湿器の使い方を確認した
-
室内干しを確認した
-
暖房器具を確認した
-
調理時の換気を確認した
-
入浴後の換気を確認した
住宅会社
-
写真を送った
-
温湿度記録を伝えた
-
換気設備を点検してもらった
-
断熱仕様を確認した
-
雨漏りとの違いを確認した
-
保証対象を確認した
-
調査結果を書面でもらった
よくある質問
新築なのに窓が結露するのは欠陥ですか?
窓に結露しただけでは欠陥住宅とは判断できません。
結露は室内の水蒸気量、窓の表面温度、外気温などの条件によって発生します。一方、住まいるダイヤルでは不適切な設計施工が結露に関係する場合もあるとしているため、異常に激しい場合は原因調査を依頼してください。
高気密高断熱住宅でも結露しますか?
条件によっては発生する可能性があります。
高断熱化は窓や壁の室内側表面温度を保ちやすくし、結露抑制に役立ちますが、室内の水蒸気量が多い場合などは結露する可能性があります。
24時間換気はずっと付けるものですか?
住宅にはシックハウス対策として原則0.5回/時以上の機械換気設備が求められています。実際の運転方法は住宅の換気方式や設備によって異なるため、取扱説明書と住宅会社の説明に従ってください。
冬に給気口を閉じてもいいですか?
住宅の計画換気へ影響する可能性があるため、自己判断ですべて閉じる前に取扱説明書や住宅会社へ確認してください。
結露がある場合は、給気・排気経路が正常か点検してもらいましょう。
加湿器を使うと結露しますか?
加湿によって室内の水蒸気量が増えれば、冷たい窓や壁で結露する可能性が高まります。
温湿度計を確認しながら使用してください。
室内干しは結露の原因になりますか?
室内干しによって室内の水蒸気量が増えるため、結露へ影響することがあります。
住まいるダイヤルでも、室内干しを行う場合は換気などに注意するよう案内しています。
窓の結露は毎日拭けば大丈夫ですか?
軽微な表面結露なら水滴を取り除くことは大切ですが、大量の結露が毎日続き、壁紙や木部まで濡れる場合は原因を確認してください。
壁に結露しています
壁の表面温度、湿度、空気の流れだけでなく、壁内部の結露も含めて調査が必要になる場合があります。
住まいるダイヤルでは壁表面と壁体内部の両方を結露の発生場所として整理しています。
天井の水滴は結露ですか?
結露の可能性もありますが、雨漏りとの切り分けが必要です。
雨天との関係、室温・湿度などを記録し、住宅会社へ確認してください。
壁の中の結露はどうやって分かりますか?
壁体内結露は目視しにくいため、壁紙の変色・カビ臭などが手掛かりになる場合があります。
必要に応じて住宅会社や専門家へ調査を依頼し、施主が自分で壁を開けるのは避けましょう。
結露と雨漏りはどう見分けますか?
発生する天候・時間帯・場所などを記録しますが、見た目だけでは判断できない場合があります。
住まいるダイヤルも、結露と思われる水分について新築時の住宅事業者へ相談するよう案内しています。
結露は10年保証ですか?
結露そのものが一律に法律上10年間保証されるわけではありません。
新築住宅の法定10年責任は、主として構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分が対象です。原因を調査したうえで保証内容を確認してください。
結露でカビが発生しました
結露水による湿潤状態が続くとカビなどが発生する可能性があります。
表面のカビだけを処理せず、なぜ湿った状態が続いているのか確認しましょう。
住宅会社に「生活の仕方が原因」と言われました
生活上の水蒸気量や換気不足が原因になる場合はあります。
一方、住まいるダイヤルでは設計施工が結露に関係する場合もあるとしています。24時間換気、断熱、温湿度などを確認したうえで、生活要因だけと判断した根拠を説明してもらいましょう。
結露が直らない場合はどこへ相談しますか?
まず新築時の住宅会社へ連絡してください。
原因が分からない、住宅会社と見解が合わない場合は、住まいるダイヤルなど住宅専門の相談窓口や第三者の建築士へ相談する方法があります。
まとめ|結露は換気だけの問題と決めつけない
新築住宅でも、室内の水蒸気量と窓・壁などの表面温度の条件によって結露は発生します。
しかし、すべてを「生活の仕方が悪い」「換気不足」と決めつけることもできません。
住まいるダイヤルでは、結露について室内の水蒸気量や換気など居住者側の条件だけでなく、設計・施工上の問題が原因となる場合もあるとしています。
重要なポイントを整理します。
- 新築でも結露は発生することがある
- 結露だけで欠陥住宅と決めつけない
- 窓・壁・天井・床・配管を確認する
- 表面結露と内部結露を分けて考える
- 室温と湿度を記録する
- 発生日時と天候を記録する
- 24時間換気の状態を確認する
- 給気口を塞いでいないか確認する
- フィルターを清掃する
- 室内干しや加湿器を確認する
- 開放型暖房器具による水蒸気にも注意する
- カビを繰り返す場合は原因を調べる
- 雨漏りとの違いを確認する
- 大量の結露が続けば住宅会社へ相談する
- 結露すべてが法定10年保証ではない
- 住宅会社独自の保証も確認する
- 解決しなければ第三者へ相談する
住宅会社へ相談するときは、次の5点を確認してください。
- この水分は結露ですか、それとも漏水・雨漏りですか
- 24時間換気は設計どおり機能していますか
- 断熱・気密・施工状態に問題はありませんか
- 壁や天井内部にも結露していませんか
- 保証対象になる不具合はありませんか
特に重要なのは、窓の水滴だけを見て判断しないことです。
住まいるダイヤルでは、住宅の結露は窓だけでなく、壁・天井・床・設備配管などさまざまな場所で発生するとしています。
毎日大量の結露が続く、壁紙や木部まで濡れる、カビが繰り返す、天井に染みが出るといった場合は、記録を残したうえで早めに住宅会社へ相談しましょう。
※結露の原因は、室温・湿度・換気・断熱性能・施工状態・設備・暮らし方などによって異なります。大量の結露、壁や天井の湿り、カビ、雨染みなどが続く場合は、自己判断で内装を剥がしたり補修したりせず、新築時の住宅会社や建築士などへ原因調査を依頼してください。
関連記事: