間取り・住宅設備

階段下収納は使いにくい?注文住宅で後悔しない作り方

本記事はプロモーション(PR広告)を含みます。

注文住宅の間取りを考えていると、住宅会社から「階段下を収納にできます」と提案されることがあります。

階段の下は、そのままでは使い道が限られるため、

「収納にすれば床面積を無駄にしなくて済む」

「掃除機や日用品を入れたい」

「狭い家だから少しでも収納を増やしたい」

と魅力を感じるでしょう。

実際、家づくりスタートガイドの既存記事でも、狭小地や都市部の住宅では階段下収納を活用し、限られた床面積を有効に使う考え方を紹介しています。

しかし、階段下は天井が斜めになりやすく、奥へ行くほど低くなるため、

「奥に入れた物が取れない」

「思ったより収納できない」

「掃除機を立てたら扉が閉まらない」

「コンセントを付け忘れて充電できない」

と後悔することもあります。

階段下収納で大切なのは、単純な床面積ではありません。

どの高さまで使えるのか、何を入れるのか、どちら側から出し入れするのかを先に決めることです。

この記事では、階段下収納のメリット・デメリットから、奥行き・高さ・扉・棚・コンセント・掃除機・ロボット掃除機・トイレ利用まで、注文住宅で後悔しない作り方を詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 階段下収納は床面積だけで判断しない
  • 奥へ行くほど高さが低くなる場合がある
  • 何を収納するか先に決める
  • 毎日使う物を奥へ入れない
  • 掃除機収納なら高さを確認する
  • コードレス掃除機にはコンセントも必要
  • ロボット掃除機基地にも活用できる
  • 棚は奥行きを深くしすぎない
  • 扉の大きさ・開き方を確認する
  • 廊下側・リビング側どちらから使うか考える
  • 階段下トイレは頭上高さを確認する
  • 階段下デスクは照明・コンセントも必要
  • 点検口や設備と干渉しないか確認する
  • 可動棚を入れすぎると使いにくくなる
  • 図面だけでなく立面・断面で確認する

結論|階段下収納は「何㎡」より「何が入るか」で決める

階段下収納で最もありがちな失敗は、

「約2畳の収納があります」

という面積だけを見て安心してしまうことです。

例えば同じ2畳でも、

収納A

入口高さ2m
奥も比較的高さがある

収納B

入口高さ2m
奥へ行くほど1m以下になる

では、使いやすさが大きく違います。

つまり階段下収納では、

床面積より立体的な有効空間

を見る必要があります。

住宅会社へは、

一番低い部分は床から何cmですか?

掃除機を立てた状態で入りますか?

奥まで人が入れますか?

と確認してください。

既存の着工前チェック記事でも、階段について幅・段数・蹴上げ・踏面・頭上高さ・階段下収納を確認項目として挙げています。

階段下収納とは?

階段下収納とは、階段の下に生まれる空間を利用した収納です。

階段の形によって、

  • 直階段
  • かね折れ階段
  • 折り返し階段

などがあり、階段下の形も変わります。

そのため、

「階段下収納ならこの形」

という全国共通の正解はありません。

階段構造と間取りに合わせて考えます。

階段下収納のメリット

まずはメリットを確認しましょう。

デッドスペースを活用できる

最大のメリットです。

階段下を何も使わなければ、床面積として活用しにくい空間になります。

そこへ収納を作れば、

  • 掃除用品
  • 日用品
  • 防災用品
  • 季節用品

などを置けます。

特に狭小住宅では、階段下のような縦方向の空間を活用することが収納不足対策になります。

廊下収納を減らせる場合がある

階段下に必要な収納量を確保できれば、別の場所に大きな廊下収納を作らずに済む場合があります。

その分、

  • LDK
  • 洗面
  • 個室

などへ面積を回せる可能性があります。

ただし、階段下収納だけで家全体の収納量を賄おうとしないようにしましょう。

掃除用品をまとめやすい

階段下は住宅の中央付近に配置されることも多く、

  • 掃除機
  • フローリングワイパー
  • モップ
  • 掃除用洗剤

などをまとめる場所として便利です。

家全体の掃除動線から位置を考えてください。

日用品ストックにも使える

例えば、

  • ティッシュ
  • トイレットペーパー
  • 洗剤
  • 防災用品

などです。

ただし重い物を奥深くへ入れると取り出しにくくなるため、棚配置も重要です。

階段下収納のデメリット

一方、階段下特有の使いにくさもあります。

天井が低い

最も大きな特徴です。

階段下なので、一般的には奥へ行くほど天井が低くなる部分があります。

そのため床面積が広くても、

実際に立って使える範囲は限られる

ことがあります。

奥の物を取りにくい

奥行きが深い収納では、

手前の物をどかす

奥へ入る

必要な物を探す

という作業になります。

結果として、

「奥に何が入っているか分からない」

状態になりやすくなります。

物を詰め込みやすい

階段下収納は形が不規則なため、

「とりあえずここへ入れる」

場所になりやすい収納です。

しかし収納は広いほど片付くわけではありません。

既存の着工前記事でも、収納は面積だけではなく、棚・ハンガーパイプ・コンセント・照明・扉など内部仕様まで確認することを推奨しています。

階段下収納に何を入れる?

設計前に収納物を書き出しましょう。

おすすめなのは、

毎日使う物

  • 掃除機
  • モップ
  • バッグ
  • 日用品

ときどき使う物

  • 工具
  • 防災用品
  • 来客用品

季節物

  • 扇風機
  • 暖房器具
  • クリスマス用品
  • ひな人形

などに分けることです。

毎日使う物は入口近く

毎日使う掃除機を最も低い奥へ収納すると不便です。

使用頻度が高い物ほど、

立ったまま取り出せる入口付近

へ置きます。

季節用品は奥でもいい

年に1~2回しか使わない物なら、低い奥側でも比較的問題になりにくいでしょう。

ただし、

「奥に入れたこと自体を忘れる」

状態にならないようラベルなどを使います。

階段下収納を掃除機置き場にする

人気の使い方です。

ただし、掃除機の種類によって必要条件が違います。

コードレス掃除機

確認するのは、

  • 本体高さ
  • 充電スタンド
  • コンセント
  • 周囲スペース

です。

第134記事でも、コードレス掃除機の収納では充電場所まで設計時に決めることをおすすめしています。

【関連記事:注文住宅のコンセント位置で後悔しない!配置・数の決め方

コンセントを忘れない

「掃除機収納は作ったのにコンセントがない」

とならないようにします。

住宅会社へ、

この収納内で掃除機を充電できますか?

と確認してください。

コンセント位置は掃除機の充電端子・スタンド位置に合わせます。

掃除機の高さを測る

図面上で、

「掃除機収納」

と記載されていても、本当に入るかは分かりません。

現在使っている掃除機の、

  • 高さ
  • 奥行き

を測ってください。

将来買い替える可能性も考え、ぎりぎりの設計にしないことが重要です。

ロボット掃除機基地にする

階段下をロボット掃除機基地にする方法もあります。

生活空間から本体を目立たなくできるのがメリットです。

確認するのは、

  • 充電基地サイズ
  • 本体高さ
  • 出入口
  • コンセント
  • ゴミ収集ステーション
  • メンテナンススペース

です。

ロボット掃除機の出入口を小さくしすぎない

ロボット掃除機本体だけが通れればよいとは限りません。

基地からゴミを回収したり、本体を持ち上げたりする必要があります。

人が手を入れてメンテナンスできるか確認してください。

ゴミ収集ドックの高さも確認

自動ゴミ収集機能付きの場合、本体だけの基地より高さが必要になる商品があります。

現在の機種だけに合わせすぎず、将来の買い替えも考えましょう。

防災用品を収納する

階段下収納へ、

  • 非常食
  • 懐中電灯
  • 防災バッグ

などを置く家庭もあります。

ただし非常時にすぐ取り出せる場所か確認してください。

奥深くへ大量に詰め込み、入口がほかの荷物でふさがれていては使いにくくなります。

飲料水は取り出しやすい場所へ

重い水を低い奥へ置くと、かがんで持ち上げる必要があります。

腰への負担も考え、

  • 入口近く
  • 低い位置

などへ置きやすい棚計画にします。

日用品ストック

階段下がリビングや洗面に近ければ、

  • ティッシュ
  • トイレットペーパー
  • 洗剤

などの日用品収納にも向いています。

ただし「何でも収納」にしすぎると管理しづらくなります。

パントリー代わりにする?

キッチン近くの階段下なら食品庫に使いたくなる場合があります。

しかし、

  • 温度
  • 湿気
  • 奥行き
  • 棚の使いやすさ

などを確認してください。

食品収納が主目的なら、一般的なパントリーとどちらが使いやすいか比較しましょう。

【関連記事:パントリーは必要?注文住宅で後悔しないキッチン収納の作り方

棚は必要?

階段下収納を何もない箱にすると、床へ物を積み重ねやすくなります。

可動棚を設けると、

  • ティッシュ
  • 洗剤
  • 工具

などを整理しやすくなります。

ただし、階段下は天井が斜めなので棚の位置を慎重に決めます。

棚を奥まで付けすぎない

奥行きの深い棚は収納量が増えそうに見えます。

しかし奥の物が見えなくなると、

「買ったことを忘れて同じ物をまた買う」

原因になります。

日用品なら、手を伸ばして取り出しやすい奥行きを優先しましょう。

可動棚が便利

収納物が変わる可能性があるなら、棚高さを変えられる可動棚が便利です。

例えば、

現在
日用品

将来
子どもの学校用品

という使い方の変化にも対応できます。

ただし棚柱や棚板がどこまで標準仕様に含まれるか確認してください。

見積もりに棚が含まれている?

「階段下収納あり」

と図面に書かれていても、

棚が含まれているとは限りません。

既存の標準仕様記事でも、収納について棚・パイプなどが標準かオプションか確認する重要性を解説しています。

住宅会社へ、

棚板は何枚含まれますか?

可動棚ですか?

と確認しましょう。

階段下収納の扉はどうする?

使いやすさを左右します。

開き戸

一般的で、開口を大きく取りやすい場合があります。

ただし扉を開けるスペースが必要です。

引き戸

通路へ扉が出にくいメリットがあります。

一方、引き込み部分の壁が必要になります。

廊下に扉が開かない?

階段下収納が廊下側にある場合、

扉を開く

通路をふさぐ

ということがあります。

第141記事で解説したように、廊下や建具は人の移動とセットで確認してください。

【関連記事:廊下なしの間取りは後悔する?注文住宅で失敗しない作り方

リビング側に扉を付ける?

階段がリビング内にある場合、収納扉もリビング側になります。

使いやすい反面、

  • 扉の見た目
  • 生活感
  • 家具配置

を確認してください。

ソファやテレビとの位置も重要です。

扉をなくしてオープン収納にする?

階段下を見せる収納として使う方法もあります。

例えば、

  • 本棚
  • 飾り棚
  • 子どもの収納

などです。

ただし物が多くなるとLDKから丸見えになります。

「見せる収納」が苦手な家庭なら扉付きの方が使いやすいでしょう。

階段下をリビング収納にする

階段がLDK内にあるなら、

  • リモコン
  • 文房具
  • 書類
  • 日用品

などを収納できます。

家族共有物の定位置を作ることで、LDKの散らかり対策になります。

プリンター収納にも使える?

階段下へプリンターやWi-Fi機器を置く場合は、

  • 電源
  • LAN
  • メンテナンス

を確認してください。

収納内部へ電気機器を入れる場合は、住宅会社へ使用予定を伝えましょう。

階段下をワークスペースにする

収納ではなく、デスクとして使う方法もあります。

例えば、

  • パソコン
  • 子どもの学習
  • 家計簿

などです。

頭上高さを確認する

座って使うデスクでも、

  • 立ち上がる
  • 椅子を引く

動作があります。

天井が低い位置へ机を入れると頭をぶつける可能性があります。

図面だけでなく断面で確認してください。

コンセントと照明が必要

階段下デスクでは、

  • PC
  • スマートフォン
  • デスクライト

などを使います。

電源だけでなく照明も確認しましょう。

階段下は自然光が入りにくい場所もあります。

Wi-Fi環境も考える

仕事・学習に使うなら通信環境も必要です。

ルーターとの位置やLAN配線を住宅会社へ相談してください。

階段下を子どもスペースにする

小さいうちは、

  • おもちゃ収納
  • 秘密基地
  • 絵本コーナー

などとして活用する方法もあります。

楽しそうですが、数年後には子どもが成長します。

10年後に何として使うか

まで考えましょう。

成長後は収納へ変更できる?

子どもスペースから収納へ変更できるよう、

  • コンセント
  • 棚下地

などを準備する方法もあります。

用途を固定しすぎない方が長く使える場合があります。

階段下トイレはあり?

階段下をトイレとして活用する間取りもあります。

床面積を有効に使えるのがメリットです。

一方で、

  • 天井高さ
  • 便器位置
  • 立ち座り
  • 圧迫感

を慎重に確認する必要があります。

便器の真上の高さを見る

トイレでは便器に座るだけではなく、

  • 立つ
  • 服を整える
  • 掃除する

動作があります。

最も低い部分だけではなく、実際に人が立つ場所の頭上高さを確認してください。

手洗い位置も確認

階段下トイレでは壁形状が特殊になることがあります。

そのため、

  • 手洗い器
  • 収納
  • タオル掛け
  • ペーパーホルダー

をどこへ付けるか確認します。

圧迫感は完成見学会で確認

図面上では問題なくても、実物では天井の低さが気になる場合があります。

似た階段下トイレの完成住宅があれば見せてもらいましょう。

階段下を洗面にする?

間取りによっては洗面台を階段下へ設ける提案もあります。

この場合も、

  • 照明
  • 頭上高さ
  • 収納

を確認します。

特に鏡の前へ立つ位置が低すぎないか注意してください。

階段下収納の照明

意外と忘れやすい設備です。

奥行きがある収納なら、昼間でも暗くなります。

照明がないと、

「奥の物が見えない」

状態になりやすくなります。

人感センサーは便利?

収納の使用頻度や形によっては人感センサー照明も検討できます。

ただし、

  • 扉を開けたときに点灯するか
  • 奥まで検知できるか

などを住宅会社へ確認してください。

スイッチ位置を確認する

収納内部へ入ってからスイッチを探すのでは不便です。

扉を開けた位置から操作しやすいか確認します。

換気は必要?

階段下収納へ、

  • 衣類
  • 食品
  • 掃除用品

などを入れる場合は、湿気やにおいが気になる場合があります。

ただし必要な換気方法は住宅の設計によって異なります。

「収納だから換気不要」と決めず、住宅会社へ収納用途を伝えて相談してください。

外壁側か室内側かを見る

階段の位置によっては収納の壁が外壁に接する場合もあります。

断熱・結露などを自己判断するのではなく、住宅全体の断熱・換気計画として住宅会社へ確認しましょう。

階段下に床下点検口はある?

住宅によっては、

  • 点検口
  • 配管
  • 設備

との位置関係があります。

収納物で点検口を完全にふさぐと、点検時にすべて出す必要があります。

点検できる状態を保つ

新築時には収納が空なので問題ありませんが、数年後には大量の物が入ります。

住宅会社へ、

この収納内に点検口やメンテナンスが必要な設備はありますか?

と聞いておきましょう。

分電盤を階段下に入れる?

間取りによっては収納内へ設備をまとめる場合があります。

その場合は、

設備前へ物を積み上げない

ことが重要です。

点検・操作スペースが必要な設備については住宅会社の指示に従ってください。

階段形状で収納量が変わる

階段下の使い方は階段形状によって異なります。

直階段

階段に沿って天井が斜めになりやすい形です。

折り返し階段

中央付近に高さを取りやすい空間ができる場合があります。

ただし構造や間取りによって形は変わるため、図面で確認してください。

階段を収納のためだけに決めない

「階段下収納を大きくしたい」

という理由だけで階段位置・形状を決めるのはおすすめできません。

階段は、

  • 上り下り
  • 安全性
  • 動線
  • 冷暖房
  • 家具搬入

など住宅全体へ影響します。

収納は階段計画の一部として考えましょう。

収納入口はどちら側が便利?

重要なポイントです。

例えば階段が、

リビング
|階段|
廊下

の間にあるなら、収納入口をどちら側に作るか選べる場合があります。

リビング側

日用品を取り出しやすい

廊下側

生活感を隠しやすい

という違いがあります。

使う物の場所から入口を決める

掃除機なら、

家全体へ出しやすい場所。

食品なら、

キッチンから近い場所。

外用品なら、

玄関から近い場所。

というように、

階段の空きスペースではなく収納物の動線

から決めましょう。

両側から使う収納は?

階段下を二分し、

  • リビング側収納
  • 廊下側収納

として使う方法もあります。

ただし、内部が狭くなったり、造作費が増えたりする場合があります。

一つの大収納とどちらが使いやすいか比較してください。

奥行きが深すぎる場合の対策

階段下収納が深い場合は、

手前

毎日使う物

中央

ストック品

季節用品

とゾーン分けすると管理しやすくなります。

キャスター収納を使う

奥へ収納する場合、キャスター付きケースなどで手前へ引き出せるようにすると使いやすくなる場合があります。

その場合は収納ケースのサイズまで決めておきましょう。

収納ケースのサイズを測る

新居で現在使っているケースをそのまま使うなら、

  • 高さ
  • 奥行き

を測ります。

既存の着工前チェック記事でも、収納ケースを含む家具・家電を実寸で図面へ入れることを推奨しています。

収納率だけで判断しない

住宅会社から、

「収納率○%です」

と説明されても、階段下収納が大きな割合を占める場合は使い勝手まで確認してください。

床面積上は収納でも、

頭上が低く、奥へ入れない空間

なら使用方法が限られます。

階段下収納あり・なしを比較する

場合によっては、階段下を完全な収納にせず、

  • オープン階段
  • デスク
  • テレビスペース

などに使う方がLDKを広く見せられる場合があります。

収納不足が本当に問題なのか確認しましょう。

スケルトン階段では収納できない?

スケルトン階段の場合、階段下を開放してデザインの一部として使うことがあります。

その場合、

収納量と開放感のどちらを優先するか

を比較します。

第136記事のリビング階段とも関連するポイントです。

【関連記事:リビング階段は寒い?注文住宅で後悔しない間取りと対策

完成見学会で見るところ

階段下収納は完成見学会で確認すると非常に参考になります。

確認するのは、

  • 入口高さ
  • 奥の高さ
  • 扉幅
  • 照明
  • コンセント

です。

実際に奥まで入る

許可を得られるなら、収納の奥まで入り、

「ここまでなら普通に立てる」

「ここからはかがむ必要がある」

と体感してください。

図面より分かりやすくなります。

収納物も質問する

住宅会社へ、

この広さなら何を収納する想定ですか?

と聞いてみましょう。

回答が、

「何でも入ります」

だけなら、より具体的に聞きます。

掃除機と扇風機を入れても余裕がありますか?

という聞き方がおすすめです。

着工前に断面で確認する

階段下収納は平面図だけでは分かりにくい設備です。

平面図では四角い収納に見えても、実際には天井が斜めになっています。

そのため、

断面図や階段詳細図で高さを見る

ことが重要です。

既存の着工前チェック記事でも、階段は頭上高さや階段下収納まで確認項目としています。

【関連記事:注文住宅の着工前に確認すること|最終図面・仕様・見積もりチェックリスト

階段下収納チェックリスト

用途

  • 何を収納するか決めた
  • 毎日使う物を決めた
  • 季節用品を決めた
  • 掃除機を入れるか決めた
  • ロボット掃除機を入れるか決めた

高さ

  • 入口高さを確認した
  • 奥の最低高さを確認した
  • 人が立てる範囲を確認した
  • 掃除機を立てられる
  • 収納ケースが入る

奥行き

  • 奥まで手が届く
  • 奥へ人が入れる
  • 手前の物が邪魔にならない
  • キャスター収納を検討した

  • 可動棚を確認した
  • 棚板枚数を確認した
  • 棚奥行きを確認した
  • 標準仕様か確認した

  • 開き戸か引き戸か確認した
  • 通路をふさがない
  • 家具と干渉しない
  • 開口幅を確認した

電気

  • コンセントを確認した
  • 掃除機充電位置を確認した
  • ロボット掃除機電源を確認した
  • 照明を確認した
  • スイッチ位置を確認した

メンテナンス

  • 点検口を確認した
  • 設備がないか確認した
  • 点検時に物をすべて出さなくてよい
  • 湿気・換気について確認した

将来

  • 子どもの成長後も使える
  • 収納物が変わっても対応できる
  • 棚高さを変更できる
  • 将来の掃除機サイズも考えた

住宅会社へ聞きたい10の質問

1.この階段下収納の一番低い高さは?

床面積だけでなく高さを確認します。

2.奥まで人が入れますか?

使える範囲を確認します。

3.何を収納する想定ですか?

設計意図を確認します。

4.掃除機を立てて入れられますか?

実寸で確認します。

5.収納内にコンセントはありますか?

充電を考えます。

6.棚は何枚付いていますか?

標準・オプションを確認します。

7.扉を開けても通路をふさぎませんか?

動線を確認します。

8.点検口や設備はありますか?

メンテナンス性を確認します。

9.断面図で高さを見せてもらえますか?

立体的に確認します。

10.同じ階段下収納の完成住宅を見学できますか?

実物で体感します。

よくある質問

階段下収納は作った方がいいですか?

収納不足の住宅では有効な場合があります。

特に狭小住宅では階段下を活用することで限られた床面積を使いやすくできます。既存記事でも狭小地・都市部の収納対策として階段下収納を紹介しています。

ただし収納量が十分なら、無理に収納へする必要はありません。

階段下収納は使いにくいですか?

形によります。

奥行きが深い、天井が低い、棚がない場合は使いにくくなる可能性があります。

何を入れるのがおすすめ?

掃除用品、日用品ストック、防災用品、季節用品などが候補です。

使用頻度が高い物を入口付近へ置きましょう。

掃除機収納に向いていますか?

高さと電源条件が合えば便利です。

コードレス掃除機なら充電用コンセントも確認してください。

ロボット掃除機を置けますか?

設計できます。

本体だけでなく、充電基地・自動ゴミ収集ドック・メンテナンススペースまで確認してください。

階段下収納にコンセントは必要?

掃除機、ロボット掃除機、プリンターなど電気機器を使うなら検討してください。

用途を決めてから位置を住宅会社へ相談しましょう。

棚は付けた方がいい?

日用品を収納するなら可動棚が便利な場合があります。

ただし大きな季節用品を収納するなら棚が邪魔になることもあります。

奥行きが深い方が収納量は増えますか?

床面積は増えますが、奥の物を取り出せなければ使いやすい収納とは言えません。

使う物のサイズから決めてください。

階段下をトイレにしても大丈夫?

間取りによって可能ですが、頭上高さ・圧迫感・手洗い・収納などを確認する必要があります。

実物を見ることをおすすめします。

階段下をデスクにできますか?

できますが、頭上高さ、照明、コンセント、Wi-Fiなどを確認してください。

階段下収納は湿気やすい?

住宅の構造・位置・換気計画によって異なるため一律には言えません。

収納予定物を住宅会社へ伝え、換気や仕上げについて相談してください。

階段下収納に食品を置いていい?

食品庫として使う場合は、温度・湿気・棚などについて住宅会社へ相談してください。

一般的なパントリーとの比較もおすすめします。

扉なしでもいい?

見せる収納として使う方法もあります。

ただしLDKから中身が見える場合は、生活感が出やすくなります。

階段下収納は何畳あればいい?

畳数だけで判断するのはおすすめできません。

階段下は高さが一定ではないため、収納物・奥行き・有効高さから判断してください。

図面のどこを見ればいい?

平面図だけでなく、断面図や階段詳細で高さを確認してください。

既存の着工前記事でも、階段では頭上高さや階段下収納まで確認することを推奨しています。

階段下収納は完成見学会で確認した方がいい?

おすすめです。

入口・奥の高さ、棚、照明、コンセント、扉を実物で確認できます。

まとめ|階段下収納は「広さ」より使える高さと収納物で決める

階段下収納には、

  • デッドスペースを活用できる
  • 掃除用品をまとめられる
  • 日用品を収納できる
  • 防災用品・季節用品を置ける
  • 狭小住宅の収納不足を補いやすい

というメリットがあります。

既存の都市部・狭小地の記事でも、限られた床面積を活用する方法として階段下収納を紹介しています。

一方で、

  • 奥の天井が低い
  • 深すぎると物を取り出しにくい
  • 棚がないと物を積み重ねやすい
  • コンセントがないと掃除機を充電できない
  • 照明がないと奥が見えない
  • 点検口を収納物でふさぐことがある

という問題もあります。

階段下収納で確認したいポイントをまとめます。

  • 収納する物を先に決める
  • 入口高さを確認する
  • 奥の最低高さを確認する
  • 人が立てる範囲を見る
  • 奥行きを確認する
  • 毎日使う物を入口へ置く
  • 季節用品を奥へ置く
  • 掃除機サイズを測る
  • コードレス掃除機の充電を考える
  • ロボット掃除機基地を考える
  • コンセントを設置する
  • 照明を設置する
  • スイッチ位置を確認する
  • 可動棚を検討する
  • 棚板枚数を確認する
  • 扉の開き方を見る
  • 通路との干渉を見る
  • 点検口を確認する
  • 設備との干渉を見る
  • 断面図で高さを確認する
  • 完成見学会で実物を見る

既存の着工前チェック記事でも、階段については幅・段数・蹴上げ・踏面・勾配・手すり・頭上高さ・階段下収納を確認し、収納については棚・コンセント・照明・扉など内部仕様まで確認することを推奨しています。

特に住宅会社へは、次の7つを質問してください。

  1. この階段下収納の最も低い部分は何cmですか
  2. 実際に立って使えるのはどの範囲ですか
  3. 私たちが入れたい掃除機・収納ケースは入りますか
  4. 棚・照明・コンセントは見積もりに含まれていますか
  5. 奥に入れた物を無理なく取り出せますか
  6. 点検口やメンテナンス設備と干渉しませんか
  7. 平面図だけでなく断面図で高さを確認できますか

階段下収納で最も避けたいのは、

「2畳あるからたくさん収納できる」と床面積だけで判断すること

です。

階段下は普通の四角い収納とは違います。

入口は高くても奥は低い。

床は広くても人は入れない。

収納量があっても取り出せない。

ということがあります。

だからこそ、

「何㎡あるか」ではなく「何を、どこに、どう入れて、どう取り出すか」

まで決めてから設計しましょう。

使う物まで具体的に想定できれば、階段下は単なるデッドスペースではなく、毎日の暮らしを支える便利な収納にできます。

※階段下収納の有効高さ・奥行き・構造・設備位置は、階段形状や住宅の構法によって異なります。「○畳あるから十分」と床面積だけで判断せず、収納予定品の実寸を測り、平面図だけでなく断面図・階段詳細図で高さまで住宅会社・設計担当者へ確認してください。

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