
注文住宅では、照明や洗面ボウル、タオル掛けなどを自分で購入し、住宅会社に取り付けてもらう「施主支給」を検討する人もいます。
ネット通販なら標準仕様や住宅会社のオプションより安く買えることもあり、「施主支給にすれば建築費を節約できるのでは?」と考える方も多いでしょう。
しかし、施主支給は商品価格だけを比較すると失敗しやすい方法です。
送料、搬入、保管、検品、取付費、施工できなかった場合の返品、故障時の責任分担などを含めると、住宅会社から購入するより高くなる場合もあります。
家づくりスタートガイドの既存記事でも、施主支給は購入価格を抑えられる可能性がある一方、送料・取付費・保管費・破損リスク・納期管理・保証の分担まで確認する必要があると解説しています。
この記事では、注文住宅で施主支給しやすいもの・慎重に判断したいもの、取付費、保証、納期、保管、設備トラブル、住宅会社への確認方法まで詳しく解説します。
この記事のポイント
- 施主支給できる範囲は住宅会社によって異なる
- すべての設備を自由に持ち込めるわけではない
- 照明・鏡・アクセサリー類は比較的相談しやすい
- キッチン・トイレ・給湯器などは慎重に判断する
- 商品代だけでなく取付費・送料・保管費まで比較する
- 標準品を外した場合の減額額を確認する
- 発注前に型番・寸法・仕様を住宅会社へ確認する
- 搬入時期を自己判断しない
- 電気工事など資格が必要な作業を自分で行わない
- 商品不良と施工不良の責任分担を事前に確認する
- 保証条件を書面に残す
- 工期への影響も確認する
結論|施主支給は「誰が責任を持つか」で判断する
注文住宅の施主支給で最も重要なのは、
「ネットで安く買えるか」ではありません。
確認したいのは次の7点です。
- 誰が商品を選ぶのか
- 誰が寸法・適合性を確認するのか
- 誰が発注するのか
- 誰が搬入・検品するのか
- 誰が取り付けるのか
- 故障したら誰へ連絡するのか
- 商品と施工のどちらに原因があるか誰が判断するのか
この7点が曖昧なまま、
「ネットの方が2万円安いから施主支給にしよう」
と決めるのはおすすめできません。
既存の標準仕様記事でも、施主支給を認めていない住宅会社があるため、契約前に確認することをおすすめしています。
施主支給は、価格差が大きく、施工への影響が小さく、故障時の責任範囲を分けやすいものから検討すると失敗しにくくなります。
施主支給とは?

施主支給とは、住宅会社が商品を仕入れるのではなく、建築主である施主が自分で商品を購入し、新築工事へ使用する方法です。
例えば、
- 照明器具
- ペンダントライト
- 鏡
- タオル掛け
- トイレットペーパーホルダー
- 室内物干し
- 棚
- 洗面ボウル
などを自分で購入し、住宅会社へ渡して取り付けてもらう方法があります。
一方、
施主施工
とは、自分で商品を購入するだけでなく、自分自身で取り付けまで行うことを指す場合があります。
施主支給と施主施工は分けて考えてください。
施主支給できるものは住宅会社によって違う

「これは全国どこの住宅会社でも施主支給できます」という共通ルールはありません。
住宅会社によって、
- 施主支給不可
- 一部のみ可
- 小物だけ可
- 取付費を払えば可
- 商品によって個別判断
- 引き渡し後に自分で設置するなら可
など対応が異なります。
家づくりスタートガイドの標準仕様記事でも、施主支給を認めていない住宅会社があることを説明しています。
したがって、商品を買ってから、
「これを取り付けてください」
と現場へ持ち込むのは避けましょう。
必ず購入前に承認を得ることが重要です。
施主支給しやすいもの
比較的相談しやすいのは、建物本体への影響が小さく、寸法や施工条件を確認しやすいものです。
ただし、実際に認められるかは住宅会社へ確認してください。
ペンダントライト
ダイニングやキッチンのペンダントライトは、施主支給を検討する人が多い設備の一つです。
ただし、
- 引掛シーリング式か
- ダクトレール式か
- 直結式か
- 重量は何kgか
- 天井補強が必要か
を確認します。
特に電線を直接接続する工事などは、資格が必要となる電気工事に該当する場合があります。
経済産業省では、一般家庭などの一般用電気工作物を設置・変更する電気工事について、電気工事士法による資格制度を設けています。
「照明だから簡単」と考えて、自分で配線工事を行わないようにしてください。
鏡
玄関や洗面室の鏡も施主支給を相談しやすい商品です。
確認するのは、
- 幅
- 高さ
- 厚み
- 重量
- 取付方法
- 下地
- 壁とのクリアランス
です。
大きな鏡は重量があるため、壁下地を事前に準備する必要がある場合があります。
タオル掛け
洗面室・トイレなどのタオル掛けも候補になります。
ただし位置によっては壁下地が必要です。
商品を決めたら、着工後ではなく打ち合わせ段階で、
「この商品をこの位置へ取り付けたい」
と住宅会社へ伝えてください。
トイレットペーパーホルダー
デザイン性の高い商品をネット通販などで購入するケースがあります。
寸法だけでなく、
- 左右どちらから使うか
- 棚付きか
- 重量
- 下地
- 便器との距離
も確認します。
室内物干し
天井や壁へ固定するタイプは、荷重を考慮した下地や取付方法の確認が必要です。
「後からネジで付ければよい」と判断せず、設計段階で相談しましょう。
棚・ブラケット
飾り棚やオープン棚も施主支給候補になります。
特に重量物を載せる予定なら、
- 壁下地
- ビス位置
- 棚の耐荷重
を住宅会社と確認してください。
慎重に判断したい施主支給品
一方、設備として住宅へ組み込まれるものは慎重に判断する必要があります。
洗面化粧台
洗面化粧台は、
- 給水
- 給湯
- 排水
- 電源
- 壁下地
- ミラー
- 照明
など複数の工事と関係します。
本体寸法だけ合っていても、配管位置が合わなければ追加工事が必要になる場合があります。
洗面ボウル・水栓
造作洗面で施主支給されることがあります。
確認したいのは、
- ボウル寸法
- 水栓穴
- 排水金具
- 排水管
- オーバーフロー
- カウンター寸法
- 取付方法
などです。
ボウルだけ購入しても必要部品がそろっていないケースがあります。
住宅会社へ品番を提示し、
必要部材を含めて施工可能か
確認してください。
キッチン
システムキッチン全体の施主支給は慎重に判断した方がよい設備です。
商品本体以外にも、
- 給排水
- 電気
- 換気
- レンジフード
- IH・ガス
- 食洗機
- 壁仕上げ
- 搬入
- 組立
など多くの工事が関係します。
商品代が安くても、施工調整費などを加えると必ずしも総額が安くなるとは限りません。
トイレ
便器にも、
- 排水位置
- 給水位置
- 電源
- 寸法
などの施工条件があります。
型番だけを見て購入しないようにしましょう。
給湯器
給湯器は建物設備との関係が大きいため、施主支給できるか住宅会社へ慎重に確認します。
容量や燃料種別だけでなく、配管・電源・設置位置などとの適合確認が必要です。
エアコン
エアコン本体を施主側で用意する方法もありますが、
- 本体
- 室外機
- 配管
- スリーブ
- 専用コンセント
- 電圧
- 室外機設置位置
まで整理してください。
引き渡し後に別業者が設置する場合は、工事中に配管穴や下地などをどこまで準備するか住宅会社へ確認します。
施主支給のメリット
商品を自由に選べる
住宅会社の標準仕様やオプション一覧にない商品を選びやすくなります。
例えば、
「この照明メーカーの、このペンダントライトを使いたい」
という明確な希望がある人にはメリットがあります。
ネット通販などを利用できる
商品によっては住宅会社経由より安く購入できる可能性があります。
ただし、既存記事でも説明しているとおり、商品価格だけでなく送料・取付費・保管費などまで比較する必要があります。
デザインの選択肢が増える
特に、
- 照明
- 鏡
- 洗面アクセサリー
- アイアン部材
- 棚
などは選択肢を広げやすくなります。
ポイント・セールを利用できる
通販サイトや家電量販店などでポイントやキャンペーンを利用できる場合があります。
ただし、値引きだけを理由に購入時期を早めるのは避けましょう。
施主支給のデメリット
必ず安くなるとは限らない
最も大きな注意点です。
例えば標準照明を外して施主支給するとします。
| 項目 | 金額例 |
|---|---|
| 施主支給品 | +25,000円 |
| 送料 | +3,000円 |
| 住宅会社の取付費 | +8,000円 |
| 標準品の減額 | △20,000円 |
| 実質差額 | +16,000円 |
商品そのものが安くても、標準仕様の減額額や取付費によっては節約になりません。
金額は住宅会社や商品によって異なるため、購入前に見積もりを取りましょう。
標準品はいくら減額される?
施主支給で見落としやすいのが、
標準品を使わなかったときの減額額
です。
例えば標準洗面化粧台の一般販売価格が15万円でも、住宅会社の見積もりから15万円そのまま減るとは限りません。
住宅会社の仕入れ価格や標準仕様の価格設定によって減額額は異なります。
既存の追加費用記事でも、標準仕様から変更する場合は、追加金額だけでなく使わなくなった標準仕様の減額額を確認することをおすすめしています。
住宅会社へ、
標準品を外した場合、見積もりからいくら減額されますか。
と確認してください。
取付費を忘れない
施主支給すると、
「商品はこちらで用意するので工事費も安くなる」
と思いやすいですが、取付工事は残ります。
場合によっては、
住宅会社の商品より施主支給品の方が施工確認に手間がかかる
こともあります。
確認する費用は、
- 取付費
- 配線費
- 配管費
- 下地補強
- 加工費
- 搬入費
- 現場管理費
などです。
商品代だけで比較しない
施主支給の総額は、次の式で考えると分かりやすくなります。
施主支給総額
= 商品代+送料+取付費+追加工事費+保管費など-標準品の減額
住宅会社経由の場合は、
住宅会社採用品の差額+取付費込みの見積額
と比較します。
例えばネットで3万円安く買える商品でも、取付費が2万円追加され、標準品の減額が想定より少なければ節約効果は小さくなります。
保証が一番重要
施主支給で特に確認したいのが保証です。
例えば施主支給した洗面水栓から水漏れした場合、
- 商品そのものの不良
- 接続部分の施工不良
- 部品の組み合わせ
- 使用方法
など複数の原因が考えられます。
問題は、
誰が原因を調べるのか
です。
住宅会社から、
「支給品なのでメーカーへ連絡してください」
と言われ、
メーカーから、
「施工に問題がある可能性があるので施工会社へ確認してください」
と言われると、施主が両者の間に入ることになります。
施主支給前に責任分担を決めてください。
商品保証と施工保証を分ける
施主支給品では、
商品自体の保証
施主が購入した販売店・メーカー側の保証
取付工事の保証
住宅会社・施工業者側の施工に関する保証
というように分かれる場合があります。
具体的な保証条件は、メーカー・販売店・住宅会社によって異なります。
購入前に、
商品が故障した場合は誰へ連絡しますか。
施工部分に不具合があった場合は誰が対応しますか。
と確認してください。
「施主支給品は一切保証しません」と言われたら

住宅会社によっては、
「施主支給品は保証対象外です」
と説明される場合があります。
その場合は、
何が保証対象外なのか
を具体的に確認してください。
例えば、
- 商品本体だけ対象外
- 商品と住宅会社の施工部分の両方が対象外
- 商品不良のみ対象外
- 取付工事は保証する
などでは意味が大きく異なります。
「保証なし」という一言だけで終わらせず、書面で確認しましょう。
発注前に型番を確認する
施主支給で多い失敗の一つが、
先に買ってしまうこと
です。
ネット通販でセールを見つけても、すぐ注文しないようにしてください。
住宅会社へ、
- メーカー名
- 商品名
- 型番
- 寸法
- 重量
- 仕様書
- 施工説明書
を送り、
この商品をこの場所へ施工できますか。
と確認します。
承認を得てから購入しましょう。
サイズ違いに注意する
特に洗面・設備関係では、
「幅750mmだから入る」
だけでは判断できません。
確認するのは、
- 商品本体寸法
- 扉開閉寸法
- 壁との隙間
- 配管スペース
- 電源位置
- メンテナンススペース
などです。
完成後に、
「壁に当たって扉が開かない」
となれば、返品や工事変更が必要になる可能性があります。
色違い・型番違いを防ぐ
似た商品名でも、
- 色
- サイズ
- 左右勝手
- 電圧
- 取付タイプ
などが異なる場合があります。
住宅会社から、
「ABC-100-W」
と指定されたのに、
「ABC-100-B」
を注文してしまうようなミスも考えられます。
発注前に型番をコピーして、担当者と共有しましょう。
納期管理は誰がする?
施主支給では、施主自身が納期を管理するケースがあります。
例えば住宅会社から、
「10月10日までに現場へ納品してください」
と言われた場合です。
10月10日に間に合わなければ、
- 工程変更
- 職人の再手配
- 引き渡し延期
などにつながる可能性があります。
そのため購入時には、
- 在庫
- 発送予定
- 配送日
- 欠品時の対応
を確認してください。
早く届きすぎても困る
納期遅れだけでなく、早すぎる納品も問題になることがあります。
工事現場では、
- 保管場所がない
- ほこりが多い
- 他の資材がある
- 破損する可能性がある
- 盗難リスクがある
などの事情があります。
住宅会社が指定した日より数週間早く、勝手に現場へ送らないようにしましょう。
誰が商品を受け取る?
施主支給前に確認したいのが受取方法です。
- 施主宅へ配送
- 住宅会社へ配送
- 現場へ直接配送
- 施工業者の倉庫へ配送
などがあります。
大型商品では、
- 時間指定できるか
- 車上渡しか
- 荷下ろしが必要か
- 搬入人員が必要か
なども確認してください。
「送料無料」と書いてあっても、現場内まで運び込んでもらえるとは限りません。
誰が検品する?
商品が届いたら、
- 型番
- 色
- 数量
- 傷
- 割れ
- 部品不足
を確認します。
施主支給では、
「段ボールを開けたのは取付日で、購入から1か月過ぎていた」
ということが起こり得ます。
返品・交換条件は販売店によって異なるため、届いたら早めに確認しましょう。
ただし住宅会社が管理している現場で勝手に梱包を開けず、検品方法を事前に相談してください。
破損した場合は誰の責任?
施主支給品では、
- 配送中に破損
- 保管中に破損
- 搬入中に破損
- 取付中に破損
など、発生段階によって責任関係が変わる可能性があります。
購入前に、
商品到着後の保管中に破損した場合はどうなりますか。
と確認しておくと安心です。
高額な洗面器・照明・設備ほど重要です。
電気工事は自分でやらない
照明などは施主支給しやすい商品ですが、施工内容には注意してください。
経済産業省によると、一般家庭などの一般用電気工作物を設置・変更する電気工事は電気工事士法の対象となり、工事の安全確保のため資格制度が設けられています。
そのため、
- 天井配線を変更する
- 電線を直接接続する
- コンセントを増設する
などの工事を無資格で自己判断して行わないようにしてください。
引掛シーリングへ取り付けるだけの商品なのか、電気工事が必要な商品なのかも購入前に住宅会社へ確認しましょう。
下地補強を忘れない
施主支給品の取り付けには、壁や天井の下地が必要になることがあります。
例えば、
- 大型ミラー
- 壁付けテレビ
- 棚
- 室内物干し
- 重量照明
- 手すり
などです。
商品を引き渡し直前に決めると、壁紙まで完成した後に補強工事が必要になる可能性があります。
少なくとも、
- 商品
- 設置位置
- 重量
は早めに伝えましょう。
施主支給で追加工事が発生したら
当初の工事内容から変更が生じる場合は、
- 変更内容
- 追加金額
- 減額金額
- 工期への影響
を確認します。
国土交通省の建設工事に関するガイドラインでも、追加・変更工事について、内容や請負代金額等を明確にする重要性が示されています。
住宅の施主支給でも、
「たぶん数千円です」
という口頭説明だけではなく、最終的な追加費用を見積書へ反映してもらいましょう。
引き渡し後に追加請求されないようにする
住まいるダイヤルには、工事途中で追加工事を行い、費用を明確にしないまま工事が進んだ結果、引き渡し後に高額な追加工事代金を請求された相談事例があります。
施主支給でも、
「取付費は後で計算します」
のまま進めるのは避けた方が安心です。
確認するのは、
- 商品代
- 標準品減額
- 取付費
- 下地費
- 配線・配管費
- 管理費
- 最終差額
です。
施主支給の費用比較表を作る
例えば洗面ミラーを比較するなら、次のように整理します。
| 項目 | 住宅会社 | 施主支給 |
| 商品 | 見積込み | 30,000円 |
| 送料 | 込み | 3,000円 |
| 取付費 | 込み | 8,000円 |
| 下地 | 込み | 5,000円 |
| 標準品減額 | ― | △20,000円 |
| 実質差額 | - | 26,000円 |
※金額は考え方を示すための例です。
これなら、「商品が3万円だから3万円で変更できる」という誤解を防げます。
施主支給で節約しやすい考え方
節約目的なら、次の条件に合うものから検討すると分かりやすくなります。
- 商品価格差が大きい
- 取付が簡単
- 施工への影響が小さい
- 配管変更がない
- 電気工事が少ない
- 下地変更が少ない
- 搬入しやすい
- 故障時の切り分けがしやすい
逆に、
建物へ深く組み込まれる設備ほど「本体価格が安い」だけで判断しない
ことが重要です。
完成後に自分で付ける方法もある
施主支給して工事中に付けてもらう以外に、
引き渡し後に自分で購入・設置する
方法もあります。
例えば、
- 置き型家具
- 家電
- 一部の照明
- 簡易なアクセサリー
などです。
ただし、電気工事や壁下地への固定など専門施工が必要なものは、住宅会社や資格のある専門業者へ確認してください。
住宅会社へ確認する10項目
施主支給を希望するなら、次の質問をしてください。
1.施主支給できますか?
最初に会社方針を確認します。
2.どの商品まで可能ですか?
商品ごとに確認します。
3.標準品はいくら減額されますか?
定価ではなく、実際の見積減額額を確認します。
4.取付費はいくらですか?
追加施工費を確認します。
5.下地・配線・配管費は増えますか?
関連工事まで確認します。
6.いつまでに商品を決めればよいですか?
決定期限を確認します。
7.いつ納品すればよいですか?
搬入期限を確認します。
8.誰が検品しますか?
初期不良を見逃さないためです。
9.故障時の保証はどうなりますか?
商品と施工を分けて確認します。
10.工期へ影響しますか?
納期が遅れた場合まで確認してください。
住宅会社への伝え方
例えば照明を施主支給したい場合は、次のように伝えます。
ダイニング照明を施主支給したいと考えています。メーカー名・型番・仕様書を送りますので、取付可能か確認をお願いします。標準照明を外した場合の減額額、取付費、必要な配線・下地工事、納品期限、商品と施工部分の保証範囲も併せて教えてください。
これなら住宅会社側も確認しやすくなります。
施主支給チェックリスト
商品を買う前
-
住宅会社が施主支給を認めている
-
商品の型番を住宅会社へ伝えた
-
寸法を確認した
-
重量を確認した
-
施工説明書を共有した
-
設置場所を決めた
-
取付可能と回答をもらった
費用
-
商品価格を確認した
-
送料を確認した
-
標準品の減額額を確認した
-
取付費を確認した
-
下地補強費を確認した
-
配線費を確認した
-
配管費を確認した
-
最終差額を確認した
発注・納品
-
発注期限を確認した
-
納品日を確認した
-
納品先を確認した
-
荷受人を確認した
-
保管場所を確認した
-
検品担当を確認した
-
返品期限を確認した
保証
-
商品保証を確認した
-
施工保証を確認した
-
故障時の連絡先を確認した
-
商品不良時の対応を確認した
-
施工不良時の対応を確認した
-
破損時の責任分担を確認した
工事
-
必要な下地を確認した
-
配線位置を確認した
-
配管位置を確認した
-
資格が必要な工事を確認した
-
工期への影響を確認した
よくある質問
注文住宅では施主支給できますか?
住宅会社によって異なります。
既存記事でも、施主支給を認めていない住宅会社があるため、契約前に確認することをおすすめしています。
商品を購入する前に確認してください。
施主支給すると安くなりますか?
安くなる可能性はありますが、必ず安くなるとは限りません。
商品価格だけではなく、
- 送料
- 取付費
- 下地
- 配線・配管
- 保管
- 標準品の減額
を含めて比較してください。
照明は施主支給できますか?
住宅会社が認めていれば可能な場合があります。
ただし取付方法、重量、電気工事の有無を確認してください。
一般家庭の電気設備を設置・変更する電気工事には、電気工事士法による資格が必要となる工事があります。
ペンダントライトは自分で付けてもいいですか?
引掛シーリングなどへ利用者が取り付けることを想定した製品と、電線を直接接続する製品では扱いが異なります。
商品説明と住宅会社へ確認し、電気工事が必要な作業は資格のある専門業者へ依頼してください。
洗面台は施主支給できますか?
住宅会社によって可能な場合がありますが、給排水・電源・壁寸法などとの適合確認が必要です。
本体を購入する前に型番と施工説明書を住宅会社へ共有してください。
トイレは施主支給できますか?
住宅会社によって異なります。
便器の排水方式、排水位置、給水位置、電源などが関係するため、ネットで購入してから住宅会社へ持ち込むのは避けましょう。
キッチンは施主支給できますか?
住宅会社が認める場合もありますが、キッチンは給排水・電気・換気・組立など多くの工事と関係します。
本体価格だけではなく施工費・保証まで比較してください。
エアコンを自分で買ってもいいですか?
住宅会社によっては、本体を施主購入し、引き渡し後に専門業者が設置する方法があります。
専用コンセント、スリーブ、電圧、室外機位置などを設計時に確認してください。
施主支給品でも住宅会社が保証してくれますか?
住宅会社の保証条件によって異なります。
商品自体の不良と、住宅会社が行った施工部分の不具合について、どこまで保証されるか購入前に書面で確認してください。
メーカー保証があるから大丈夫ですか?
メーカー保証があっても、施工方法や使用条件などによって対応が異なる場合があります。
また、施工部分の問題は住宅会社側との確認が必要になることがあります。
商品保証と施工保証を分けて確認してください。
施主支給品が壊れたら誰に連絡しますか?
故障原因によって連絡先が異なる可能性があります。
商品自体の故障なのか、施工部分の問題なのか分からないケースもあるため、購入前に住宅会社へ連絡手順を確認しておきましょう。
ネットで安い商品を見つけたら先に買ってもいいですか?
おすすめできません。
寸法、型番、取付方法などが住宅に適合しない可能性があります。
住宅会社から施工可能との回答を得てから購入してください。
早めに現場へ送ってもいいですか?
住宅会社の許可なく送るのは避けましょう。
現場に保管場所がない、工事中に破損するなどの可能性があります。
指定された納品日に合わせてください。
施主支給品が納期に間に合わないとどうなりますか?
工程変更や職人の再手配、場合によっては引き渡し時期へ影響する可能性があります。
納期遅延時の対応も購入前に住宅会社へ確認してください。
標準品を外せば定価分安くなりますか?
必ずしも定価分が減額されるわけではありません。
住宅会社の仕入れ価格や標準仕様の設定によって減額額は異なります。
実際の減額額を書面で確認してください。
施主支給の取付費は無料ですか?
住宅会社によって異なります。
商品を施主が購入しても取付工事は必要なため、取付費が追加される場合があります。
引き渡し後に自分で取り付ける方が安いですか?
商品によります。
専門工事が不要なものなら選択肢になりますが、電気・配管・構造下地などに関係する施工は専門業者へ相談してください。
まとめ|施主支給は価格より責任分担を確認する
注文住宅の施主支給は、住宅会社の標準仕様にはない商品を使える魅力的な方法です。
商品によってはネット通販などを利用し、購入価格を抑えられる可能性もあります。
しかし、
「ネットで安く買える=家づくり全体も安くなる」
とは限りません。
既存記事でも、施主支給について送料、取付費、保管費、破損リスク、納期管理、保証の分担などを確認する必要があると解説しています。
重要なポイントをまとめます。
- 住宅会社が施主支給可能か最初に確認する
- 購入前に型番を共有する
- 寸法・重量を確認する
- 設置位置を決める
- 下地の必要性を確認する
- 標準品の減額額を確認する
- 取付費を確認する
- 配線・配管費を確認する
- 商品代だけで比較しない
- 納品期限を確認する
- 納品先を確認する
- 誰が検品するか決める
- 保管中の破損対応を確認する
- 商品保証と施工保証を分ける
- 電気工事などを自己判断で行わない
- 工期への影響を確認する
- 追加費用を書面に残す
特に住宅会社へ確認したいのは次の7点です。
- この商品は施主支給できますか
- 標準品はいくら減額されますか
- 取付費はいくらかかりますか
- いつまでに納品すればよいですか
- 誰が商品を検品・保管しますか
- 故障したら誰へ連絡しますか
- 商品と施工の保証範囲はどう分かれますか
施主支給は、照明やアクセサリーなど施工への影響が比較的小さいものでは使いやすい一方、キッチン・洗面・トイレなど住宅設備になるほど確認事項が増えます。
また、既存の追加費用記事でも、施主支給や別業者施工は保証・工程へ影響する可能性があるため、住宅会社の承認を得ずに進めないよう注意しています。
安さだけで商品を購入するのではなく、
「購入→搬入→取付→保証」まで一つの流れとして比較すること
が、注文住宅の施主支給で後悔しない最大のポイントです。
※施主支給の可否、取付費、保証範囲、保管方法、納期条件などは住宅会社・商品・契約内容によって異なります。特に電気・給排水・ガスなど専門施工が必要な設備は、商品を購入する前に住宅会社へ型番・施工条件を提示し、施工可能か確認してください。
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